出張や旅行にノートパソコンを持っていかない野望を叶えたい

皆さんは出張や旅行する際にノートパソコンを持っていきますか?

僕はね、当然持っていきます。
いや、むしろ絶対に持っていかねばならんのです。

何故かというと、会社を経営し、自らもサーバーサイドエンジニアの端くれである以上、出先だろうがなんだろうが我が子のようなサーバーたちにトラブルが起きた場合に迅速に対応するべく、またチームメンバーが増えてきたとはいえ、タイミング悪くて誰の手も借りれない状況というのはあり得るため、いざという時の保険の意味も兼ねて持っていくわけです。ノートパソコンは相棒中の相棒。ノートパソコン is my life です。

ただ、もうこんな生活を10年以上送ってきて、たまにふと、ノートパソコンを持っていかないという事に憧れたりもするんです。空港、駅、そこらじゅうで見かける旅行客のそのカバンの中には、ノートパソコンなんて入ってない人の方が多いでしょう。憧れます。

ノートパソコンを持っていくということは、当然電源アダプターとかも持っていくことになります。カバンの中を圧迫しますし、重たいし、かさばります。

出来るだけ軽いノートパソコンをと、追い求めてたんですが、結局、現状は軽いのはスペックを犠牲にせねばならないのです。Macbook Air 11 inch 初代とか Surface Go とかも買ったんです。でも、やっぱり、ちょっと、荷は軽かれど処理は重いわけです。Zenbook 3 とかスペックは大満足だったんですがキーボードが打ちにくすぎて僕には合いませんでした。

やりたいことはいざという時に ssh のクライアント端末が欲しいだけなのです。iPhone や Android の CUI なクライアントも試しましたが、なかなかしっくりこない。しっくりこないのはいくつか原因があって、公開鍵認証の設定が出来ないとか、接続までのUIが独特すぎるとか、装飾キーが満足出来る形で使えないとか、そういうのです。


僕は、ミニマリストになることは許されないのでしょうか。




そこで、Google Cloud Shell です。

GCP(Google Cloud Platform)の一部の機能なんですが、簡単に言うと、gcloudコマンド等やssh等開発に必要なプログラム一式を備えた Debian Baseの仮想OSをブラウザから手軽に使えるというものです。メインでガリガリ開発出来るくらい力を入れて作られてる気がします。これ、単にシンプルな SSH のクライアントとして、いつでもブラウザから利用出来ると考えるととても便利なのです。

そして、この Google Cloud のスマートフォンアプリがありまして、このアプリから上記の Cloud Shell を呼び出して使う事が出来てしまうのです!!

衝撃!!!初めて使った時、あまりにもクールに iPhone の中で動くシェル環境に痺れました。レイテンシーも悪くない。Terminal Font も綺麗。そして流れるテキストのレンダリングもスムーズ(ここ、結構重要派)。

パソコンを小さく、軽くすることにばかりこだわっていた自分がアホでした。こんなもの凄い環境を Google は用意してくれていたのかと。

そして、誤解を恐れずに言えば、あらゆるゲームのラスボス級なセキュリティに守られた仮想OS内で作業出来るという安心感がついてきます。やばいです。もっと早く気付けばよかった。

これで長年の夢、出張や旅行にノートパソコンを持っていかない、が実現できそうです!

# まあ実際には恐らく大抵の出張・旅行で持っていくんですけど、持っていかないというオプションがある事が重要なのです!笑

巨人の肩に乗るというのはこういうことだなぁと改めて感じております。

おわり。

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