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ゴキブリが気付かせてくれた教育

*あくまで個人的な見解です!

僕は物心ついた時には既にゴキブリが嫌いだった。

でも一度も「何故自分がゴキブリを嫌いなのか?」を考えた事はなかった。

一度も噛まれた経験もないし、襲われた経験もない。なのにゴキブリを発見すると"ゾッ"とする自分がいる。

何故なんだろう?

皆さんは一度でも何故ゴキブリが嫌いなのか考えた事ありますか?

基本的に僕は不殺生なので、生き物は殺さない。
蚊に吸われていても追い払うだけ。
そんな僕もゴキブリには困ってる。
もちろん殺したくはない。

けど触れたくない自分がいて、隣で嫁は騒いでる。。
今まで何度かはビニール袋で捕獲に成功して外に逃したけど、
かなり大変だった。

うちの嫁は僕の不殺生に付き合ってくれているがゴキブリには容赦ない。

では娘は?


最初は全く平気だった。

「あっ!虫〜!」くらい。
小さい頃は
ゴキブリを手で捕まえようとしてました!笑

しかし、親の僕らはゴキブリを見つけるたびに嫁は悲鳴をあげ、僕が色んな意味であたふたしている姿を見て、娘は今ではゴキブリを悪い生き物とみなしている。
家族を苦しめる悪者扱いだ。

そんな娘の姿をみて、ハッとしました。

自分がゴキブリが嫌いなのは、親や周りの影響だったんじゃないか。と。

【子供の心理】

子供は、親の意思や意図とは関係なく純粋に物事を見ていて、親や周りの大人をよ〜く見ています。そしてかなり多くの影響を受けています。

理学では子どもは幼い時に自分1人では生きていけないと本能でわかっているので、自然と親の言う事、ご飯を食べさせてくれる大人の言う事を聞こうとするみたいです。

そうした中で自然と親の考え方や行動に触れる。
そして生きる為に親の考えを肯定していく。
親の期待に応えようとする。

だから"大人なっても自分の性格や考え方、物事の捉え方、正義感の基準などの根底には親の教育、考え方、家庭環境がむちゃくちゃ影響"しています。

だからこそ物心がつくまでの教育がかなり大切だと言われています。

【我が家の教育】

僕は自分の子供達がしっかりと自分の目で確かめて、僕がこう感じて欲しいという仕草も出さず、子供達が自分の気持ちを感じ、自分で答えを出せるように、見守る事を頑張っています。

そして凄く気をつけているのは"言葉"です。
子供達が保育園や学校で覚えたであろう"汚い言葉"には、その言葉の意味を話し、その言葉は最後には"自分に返ってくる"んだと教えています。
だから自分が吐いた言葉は自分に返ってくるから"良い言葉"を使おう!と。

僕自身も家庭内でも不平不満、愚痴、弱音などを言わない様に意識していますし、
"悪い言葉"は
子供達にも、嫁にも使いません。

また、子供が"愛"を学ぶ環境は家庭内であり、夫婦愛から子供達は"愛"を学ぶんだと思います。だから夫婦の関係は子供にもかなり影響している。

"愛"を感じてもらう事や"見守る"という行為は、親にとって1番難しい行為なのかもしれませんね。
子供の事を思うがあまり、提案やアドバイス、準備などを必要以上にしてしまう。
何事にも加減が必要ですし、見せかけの愛情は見破られます。

【自分の子供の頃】

僕の親父は、僕に何でもしてくれました。

だけど、バスケになると自分の思い通りに行かない僕にストレスを抱えている親父。

試合に勝っても、僕が活躍していないと不満な親父。
試合に負けても、僕が活躍すれば満足そうな親父。
試合に負けて、活躍出来なかった時は最悪で、家でビデオを見ながら反省会でお説教。
これが本当に嫌でした。


僕にはバスケが上手いから自慢の息子だと親父が思っていると感じていたし、

自慢の息子の条件は他の子より優れている事だと感じていた。

だから、本当に苦しかったんです。

他の子より優れていないと息子として認めてくれないんじゃないかと。

常に誰かより優れていないといけない。
勝っていなければいけない。
いつも誰かと比べられている感じでした。

仮に子供が何かに優れていても、精神年齢が高かったとしても、中学生が体験出来る
"成功の経験"も"失敗した経験"
も、大人とは比べ物にならないくらい少ない。

だから、子供は大人のように、やると決めた事をやらない事もある。

だから、親に努力すると約束しても、約束を破る事だってある。

本当に上手くなりたい!と言ってても、
親の物差しで子供を見ると、"本当に上手くなりたいと思っているのか?"
と思う事もあるでしょう。
子供は子供なりに努力しています。

失敗を許さない、
失敗をさせない、
失敗を良しとしない環境は子供を追い詰め、
学びの場も成長のチャンスをも奪います。

あの頃、親に失敗も成功への一歩だと言われたらどんなに気持ちが楽だっただろうか。

僕は1度も親父から僕がどうしたいか?
本当の気持ちなどを聞かれた記憶がなく、
いつか
「康平は日本一の選手になるんだろ!」
と言われた時は、
「そんな事思った事も、言った事もないけど、、」頭では思っていました。

それでも僕は、親父に認めてもらう為、褒めてもらうために頑張っていました。
親父の願いは俺の願いでもあるかのように。

けど、いつからか、
○俺は何の為にバスケをやってるんだろうか?

○高校に行ってもバスケをやらないといけないのか?

○そんなもんなのかな?みんなも。

○けど、俺はもうバスケそんなに好きじゃないけど、、

と思っていました。

【貴方の本当の望みとは?】

自分の子供が完璧じゃないと皆さんは不幸せですか?
他の子より優れた"何か"がないと自分の子供を心から愛す事が出来ませんか?

バスケが上手くない自分の子供は、自分の子供として認められませんか?
自慢の子供ではないですか?


ただただ、自分の子供が元気に健康で生きている事に感謝出来たらどんなに素晴らしい事だろうか。

【家族】

子供にとっても、家族と過ごせる自分の家が1番の安らぐ空間であって欲しい。
幸せな空間、安らぐ空間の中では、家族はどんな会話をしているんだろう?

今日は何であんな事をしたんだ?
やる気はあるのか?
だから言っただろ!
本当に上手くなりたいのか?
約束したあれはやったのか?

幸せな空間では、
決して警察の尋問の様に質問攻めではないはず。

親が心配ばかりしている家庭の子供は、どんどん自信を失います。

"お前は今のお前のままで十分だよ。
ありのままのお前を愛している。"

例え上手くいってなくても、その"子供の価値"は何かの成績や競技などのパフォーマンスの良し悪しには影響されないはずです。

本来は自分の子供が何かに優れていなくても、子供達が幸せならそれが最高ですよね!

健康でいて、生き生きと生活をしてくれていたら最高じゃないですか!

【真理】

バスケが上手くなりたければ、家庭で幸せな時間を増やせば必ず上手くなる。

単純に親が、子供のバスケをパフォーマンスに関係なく"勝ち負けに関係なく"楽しめていたら子供は絶対に上手くなる。

子供の成長を
監視するのではなく
失敗を防ぐ為に先回りしたりせず、
見守り
楽しむ!

一見これは、繋がっていないように感じますが、真理
だと思います。

子供の頃は苦しい思い出だけじゃなく、親父との楽しい記憶ももちろんありますし、
母親が見守ってくれ、励ましてくれた事で今の僕がいます。
厳しい親父の下で育ったおかげで、今の考えに辿り着けたし、親父には本当に感謝しているんです。


そんな事も思い出させて、
気づかせてくれた
ゴキブリには敬意を込めてちゃん付けで!笑

ゴキブリちゃん
に感謝すると共に、どうやってゴキブリちゃんと共存するかを家族会議しないといけませんね!笑
ゴキブリにちゃんを付けるだけで愛着が!?

"愛溢れる所に安らぎと希望あり"

初めて弟に会った瞬間!
初めての抱っこ!
100日!
弟大好き!
寝る時も一緒!


寝顔も一緒!笑


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