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イラストに込めた思い

イラストの全体像

こんにちは🌿‬
イラストレーターのこはるです( ᴗ͈ ᴗ͈)”


今回、5月に行われる場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)のイベントへ向けて、ワンポイントではありますが、イラスト担当として絵を描かせていただきました🙇‍♀️
(チラシやクリアファイルの挿絵として使っていただきました🙏✨)


なぜこのようなイラスト(構図)にしたのか、少し私の思いを綴らせてください。

「アイデア出し」〜「ラフ画」〜「線画」の段階です✍



イラストにある2人の女の子は、どちらも自分自身(同一人物)を表しています。
顔も髪型も、そっくりですよね☺️


ここでは、
👩翼の生えた少し大人びた女の子を
⇒「話せる自分(普段のありのままの自分」
👧幼い女の子を
⇒「話せない自分(出てきて欲しく無い症状)」

で表しました。


緘黙に限らず、
👩=こうありたい自分、理想
👧=自分の欠点、嫌いな所、思うようにいかないことなど...

それぞれの自分の共感しやすいことに当てはめていただいても良いと思います🌱



「話せない自分」。
辛くて悔しくて、周りに迷惑をかけてばかりで、惨めで...
何でこうなるの...こんな自分なんて消えてしまえばいいのに!と毎日思っていた時期もありました。

だけど、そんな自分を遠ざけようとすればするほど、何とかして無くさなきゃとすればするほど、
「こうありたい」という自分からは遠ざかっていくように感じました。
どんなに願っても、話せなくなっていく一方。
頑張っているのに、良くならない。先が見えない。
とても絶望的な気持ちになりますよね。



「嫌な自分」は遠ざけたい、消し去りたい。
その気持ちは、痛いほどわかります。
(辛い時は、もちろん、辛い!もう嫌だ!とまずは気持ちのままに吐き出してくださいね🙌💦)

でもその後に、どうかその子のことを、イラストのようにぎゅっと抱きしめて欲しいのです。
小さい女の子を優しく包み込むような構図にしたのは、その願いからです🌿


辛い思いはしたくないものです。
だけど、その経験が、その時感じた思いが、これからの自分への大きな力となっていきます。
どんな自分も、大切な自分の一部。
厄介な存在かもしれないけど、きっとその子もあなたの幸せを願っている一人です。

今自分が前を向いていられるのも、人の痛みが分かるのも、その子がいてくれたから。
良い部分も嫌な部分も、お互いに支え合っているんだということ、要らない所なんて無いということ。自分の全てを愛してほしい。
その思いで、リボンで優しく2人を囲むような表現にしました🎀

チラシなど色んな背景に合わせやすいよう、色違いも複数つくりました☺️


《今、悩まれている方へ》

声を出せなくても、思いを伝える方法は本当に沢山あります。声を出すことにこだわらなくても、その時その時で、自分が安心できる手段を選べはいいのです💮
出来ないことは、相手に先に伝えておくことで、それだけで自分も相手も気持ちが大分楽になれます。
(勇気がいるかもしれませんが、私の経験からその方が絶対に良いです😭)


私もそう考えるようになってから工夫するようになってから、気持ちが楽になり、前よりも声が出しやすくなっていった感覚があります。苦手なことは苦手なままで大丈夫。それよりも今の自分が出来ること、楽しめることに目を向けて、焦らず行くことが心身共に無理のない近道だと思っています。




今、同じ症状で辛い思いをされている方々が、少しでもその悩みが軽くなり、何かをきっかけに自分にとっての居場所を見つけ、楽しくどこまでも羽ばたくことができますように。

そう祈りを込めた作品です。

これからも、大好きな方々や好きなものに対して恩返しができるよう、作品をつくり続けていきたい。
応援していただけましたら、とてもとても嬉しいです!


ここまでお読みいただき、ありがとうございました🙇‍♀️


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