好きな雑誌から読み解く
好きな雑誌はありますか?
私は小学生の頃から母が読んでいた雑誌を読んでは、好きなページを切り抜いてノートに貼って好きなものでまとめたり、好きなジャンルやトーンでページごとにテーマを決めてオリジナルの雑誌のようなものを作ることに熱中していた時期がありました。
その頃のひとり遊びが楽しかったんでしょうね。
大学卒業後は、女性誌の編集部でキャリアをスタートしたので、何だか人生って不思議なもんです。
手に取る雑誌には"その人らしさ"があらわれると思います。
昔から女性誌は男性誌に比べて種類が多いのは、
女性の方がそれだけ趣味嗜好や生き方に多様性があるからだと思います。
雑誌離れが続いていますが、
私は今でもやっぱり雑誌が好きです。
自分の"好き"を再確認するのにも雑誌はもってこいですよ。
雑誌には、明確に
届けたい人物像があります。
読む側としては、
憧れや共感から選ぶこともあるでしょう。
読者に読んでもらえるということは、
届けたいと思っている編集部側の試行錯誤や想いが、読み手に伝わったから。
雑誌作りも、
サービスや講座作りも
"本質"は同じだなぁと思うのです。
誰に何を届けたいか。
今年の四月からリニューアルした
福音館書店の「母の友」。
表紙のイラストが塩川いづみさんに変わり、
特集のメッセージもストレートだけれど響く。
これまでとは変わってきたなぁという印象です。
子育てだけではない、私という人間の人生も大切にしたい、そんなメッセージが伝わってくる。
子どもは大事、私も大事
このコンセプトが今の私にグッとくるのかも知れないですね。
雑誌選びは、
共感もあれば、自分の理想も反映するもの。
人生のステージが変わると選ぶ雑誌も変わる、
変わりたいから在りたい世界観に近いものを選ぶ、
そのどちらもきっとある。
そんな気がします。
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