藤の花
天気予報は曇りだったんだけど、綺麗に晴れて、薄雲がふわふわと漂っているお空でした。
半袖のひとも多くなり、日傘をさしているひとも多くなりましたね。
近くにある神社さまで藤が咲いていたので、お参りがてら、藤を愛でて来ました。
藤の房はあと5日もしたら、満開になるかな、といったところでした。
休日だけあって、たくさんのひとで賑わっていました。
参拝を待つ列に並んだ、隣の中年夫婦が、こんな会話をしていました。
「地頭が良くないとさ、何やったって上手くなんかいきっこないんだよ」
「今のひとって資格とったりなんだりしてるわよね」
「だから地頭なんだよ。バカは何やったってバカなんだから」
(そんなこと言っちゃってるアナタは頭良いんスか〜??)
へぇ〜、このおじさんは、こういう考えなんだ。
確かに、頭良いひとは、『上手く行きやすい』よね。でも、上手く『生きれるか』、は別だよね。
頭悪くたって、『楽しく幸せに生きれる』んじゃないかな。
人生ってさ、勝つことも負けることもあるんだよね。
そのなかで、いろいろ学んだり、勉強したり、工夫したりすることを覚えていくんだよね。
人生はね、勝ちに行く道なんだよ。
咲きにいく道なんだよ。
頭が良いとか悪いとか、関係ないの。
あなたの魅力を、長所を、個性を、思いっきり発揮して、押し出していくの。
失敗しても良いの。
そこからまた、立ち上がって、咲けば良い。
勝ちに行こうとしなければ、勝てないからね。
いろんな障害がある。壁もある。
ひとに勝つんじゃなくて、自分に勝つの。
勝ち組になれとか、そういう話でもなくて、人生に自分乗っけて賭けて(駆けて)いけっていうこと。
咲こうとしなければ、咲けないからね。
厳しい冬があるから、春の花は咲けるんだよ。
夏を越えるから、冬の花は美しいんだよ。
ひとを偏差値とか学歴とか馬鹿か利口かでしか見れない奴なんて、放っておけ。
ひとには、みんな、価値があるんだよ。
一人ひとりが、その人生が、宝物なの。
あなたなりの花でいい。咲かせよう。
あなたの感じる勝利でいい。掴もうよ。
道はいくつもあるから、あなたの道を。
ゆっくりと、しなやかに。
藤も、風に揺れている。
変わったおじさんだったけど、おじさんのおかげで、ひとつ、記事書けたよ。
みんな、どこかで、誰かの役に立ってるっていう証明だね。
おじさんへ。ありがとうございます。感謝。
読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。
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