2020 iPadpro12.9inch+マジックキーボード+アップルペンシルのレビュー(購入後、10日間使用)

PNGイメージ

※(上記、及び以下の画像はアップルケア様に確認して使用許諾を得ています)

ここ10日ほど上記の製品を使用しての率直なレビューになります。すべて主観ですが、購入を検討される際の一つの目安になれば幸いです。

結論:iPadpro12.9+マジックキーボード+アップルペンシルの総合体験

1(大変不満)〜5(非常に満足)だと、

☆☆☆☆

4でしょうか。つまり、後悔は全くなく、かなり満足している、ということになります。

以下は完全に主観に基づく率直な感想です。

購入目的:

今回の購入目的は3点。

1)Macのデュアルモニター代わり

2)手書きの紙の書類を廃止して、手書きデータをクラウドに一元化する。

3)誌面の制約を受けないで思考の幅を広げる(iPadproとノートアプリを活用して)


1 iPadpro12.9inchについて

iPad Pro - Apple(日本)

以下、それぞれの特徴に関する感想です。


1-1: スクリーンサイズ

ちょうどいい。様々な情報が見やすい。電子書籍もかなり快適に読める。アマゾンのKindleも使わなくなった。split viewで見ると、画面を二分割でき、作業が捗る。これは12.9インチの利点か。また、マックとのデュアルモニターとしても秀逸。

1-2:重量

マジックキーボードと組み合わせると、やや重たい。現行のMacBook airより少し重たい、という話も。しかし、それほど気になる重さではない。

1-3:ストレージ

長期間使用し、画像、音声、動画データの保存を考慮し1TBに増設。当面は安心して使えそうなストレージ容量。

1-4:サウンド

明瞭で聴きやすい。音楽の視聴デバイスとしても秀逸。ただ、録音機能(内蔵マイク)はそれほど感心するほどでもないのでは。本格的なクオリティを求めるなら、別途サードパーティー製の製品を買った方がいい。

1-5:スクリーンの解像感

高解像度の動画を視聴、ゲームをすると、進化の度合いがよくわかり、非常に鮮明なイメージ。

1-6:重たいデータ(動画、VRなど)の閲覧、編集

4K動画、アクションの多いハイエンドゲーム、VRコンテンツなど今のところ閲覧、プレーするだけだと問題がないようだ。

ただ、動画編集ソフトは基本、PCやデスクトップに最適化されているため、簡易編集のソフトしか見当たらなかった。やはり、本格的な動画編集、VR、AR、CGなどの編集をする場合は、カスタマイズされたハイエンドPC、Macなどがいいか。

1-7:タッチパネルの感度

非常に反応はよく遅延もない。使い心地はいい。

1-8:バッテリー持続力

フル充電の状態で、カフェで3時間ほど使用した場合。

アップルミュージックを聴きながら、テキストのタイピングのみ、公衆Wifi使用で、動画やゲームなどバッテリーに負荷がかかるアプリを使用しない場合、残量は80%ほど。

よほど負荷がかかる作業、アプリの動作がない場合はフルバッテーリー充電で公称の10時間は誇張ではないようだ。

1-9:カメラの性能

写真:iPhone Xに比べ、若干クオリティが上がったのでは、という印象。定点撮影だと仕事でも使えそう。しかし、移動撮影は重たいので、適さないのでは。

動画はまだ様々なシーンで試してはいないが、そこそこのクオリティの動画だと対応できるだろうか。

1-10:Mac, iPhone, AirPod pro、アップルミュージックとの連携

「air drop」経由で動画、写真などのデータがmac, iPhone, iPadに容易に送信できるため、非常にスムーズ、ストレスがない。

また、それぞれのデバイスでのAirPod pro,アップルミュージックで好きな音楽を楽しめる体験は素晴らしい。

アップルはやはりハード、ソフト、icloudを中心にしたプラットフォーム体験が癖になる。

さらに、ハード、OSの優れたセキュリティ、丁寧なサポートで購入後も安心して使用できるのがアップルの素晴らしさか。

1-11:サードパーティーのハードウェア、ソフトウェアとの互換性

iPodpro本体とマジックキーボードには合わせて2つのUSB-Cポートがあるものの、以前から使っているカードリーダー、外付けHDはUSB-Cポートに対応していないため、互換性があるケーブルを別途買うのが面倒。

また、上記のようにプロ用の編集ソフトはまだタブレット用には最適化されていないソフトが多く、この辺りは事前リサーチが不足していた。

だが、今後最適化される可能性もあるだろう。

1-12:まとめ

全体的な機能はiPhoneと大きくは変わらないが、概ねかなり満足している。

2 iPadpro12.9+アップルペンシル

PNGイメージ 2

以下、アップルペンシルをiPadpro12.9インチで使用した実感です。

2-1:アップルペンシルの書き心地

本物のペンとそれほど変わらないのでは。使い方も非常にシンプル。ただ、ノートアプリによっては若干、書き心地が違うようだ。

2-2:重量

通常のペンと同じくらいか。

2-3:持ち心地

滑らかで持ちやすい。

2-4:まとめ

紙のノートを代替したい、という願望がかなり叶えられそう。ノートアプリとクラウドストレージを使いこなすと、かなり仕事の効率が上がる期待が。

とりわけ、ノートアプリでアイデアをまとめていると、思考が広がり、まとまるのがわかり、今後 紙のノートは必要なくなりそうだ。

3 iPadpro12.9+マジックキーボード

PNGイメージ 3

以下、マジックキーボードを使っての感想です。

3-1:iPadproと組み合わせたときの角度

角度調整が通常のPCに比べやや優れている感が。様々な姿勢、角度で使用していると、違和感はなし。

3-2:キーボードのタイプ感

初めはカタカタする音にかなり違和感が。macの静かなタイピング音に慣れていたので、購入後 数日はやや後悔した。しかし、その後、慣れたのかそれほど気にならなくなった。

3-3:まとめ

USB-Cポートが一つあるだけなので、外付けHD、ほかカードリーダーを読み込む際にこのポート対応でない場合があり、不便を感じる。

タイピング音だけはいまだに少しだけ後悔はあるが、それ以外は大きな不満はなし。

価格が税込で約4万円ということを考えると、少し割高、という印象。

4 総まとめ

iPadpro+アップルペンシル+マジックキーボードを組み合わせると、購入前の目的であった「誌面の制約を受けないで思考の幅を広げる」、「手書きデータをクラウドで一元化する」、「Macのデュアルモニター代わり」ということは達成された。

購入して10日ほどの実感としては、概ねかなり満足している。キャッチコピーの通り、スペックがよりノートパソコンに近づいている、進化したタブレット、という印象。いや、ある側面では通常のノートパソコンよりも使い勝手が良く、使えば使うほど癖になる、というのが実感。タッチパネルとキーボードの融合も心地いい。

紙のノートを持ち歩きたくない、素早くノートに何か書き込みたい、macを使用していてデュアルモニターとして活用したい、手書きデータを外部とシェア、クラウドに保存したい、という人にはおすすめできる。

ただ、重たいデータを処理する、ややハイエンドな作業をする(高解像度の動画、CG, VRなど)には、ポート数の少なさ、チップの処理能力、外部アプリとの互換性などを考慮すると、やはり目的に応じ(GPU, CPU, メモリなど)カスタマイズされたMacbook pro, PCなどで仕事をする方が作業効率は良いのでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?