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ChatGPTとNetSuite~働き方は変わる?~

IT業界のゲームチェンジャーと言われている「ChatGPT」が発表されて以来、さまざまな使い方やプロンプトエンジニアリングなど、ChatGPTを中心とした多様なサービスや技術が登場してきています。
そんなChatGPTですが、NetSuiteを使って仕事をする私たちにはどのような影響があるでしょうか?

海外SNSのNetSuiteコミュニティのChatGPTへの反応

海外のSNS上のNetSuiteコミュニティでは
・試してみたが、使えるものではない
・まだ十分な精度ではないが、将来に期待できる
・精度は不十分で、私たちが仕事を失うことはないだろう
といった反応が見受けられます。

これらの反応は、ChatGPTの特徴から予測される、ChatGPTでは代替できない業務とも合致していると思います。

NetSuiteは会社の外に出してはいけない情報を扱うこともあれば、その会社独自の言葉はルールについてカスタマイズを行います。
ChatGPTでは、それらのカスタマイズについていけず、最適な答えを出すことができません。
さらに機密情報をChatGPTに入力すると、第三者にそれらの情報がわたってしまう可能性は大いにあると思います。

以上の理由からNetSuiteの導入やカスタマイズ等の仕事の働き方はそこまで影響はないと思います。

ChatGPTにSuiteScriptを書いてもらう

ChatGPTにSuiteScriptを書いてもらうことは可能です。
以下のようにChatGPTにSuiteScriptの作成を依頼してみました。

"SuiteScriptで外部からデータを取得し、そのデータをもとに請求書を作成するスクリプトを作成してください"

結果はこちらです。
以下のスクリプトは実行可能なレベルのスクリプトではありませんが、実際にスクリプトを作成するうえでは大変参考になるレベルのスクリプトです。
N/recordモジュールを使用し、フィールドに値を入力する部分はさすがにちゃんとNetSuiteのドキュメント通りにできています。

/**
SuiteScript for creating an invoice from external data*/
/**

Function to get data from an external API*/function getDataFromAPI() {var response = https.get({url: 'https://api.example.com/data',headers: {'Content-Type': 'application/json'}});
  return response.body; // Return the response body (JSON data)}
/**

Function to create a new invoice from the external data*/function createInvoiceFromData() {var jsonData = getDataFromAPI(); // Get the JSON data from the external API

  var invoiceRecord = record.create({type: record.Type.INVOICE,isDynamic: true});

  // Set the invoice fields using the JSON datainvoiceRecord.setValue({fieldId: 'entity',value: jsonData.customerId});

  invoiceRecord.setValue({fieldId: 'trandate',value: jsonData.date});

  invoiceRecord.setValue({fieldId: 'memo',value: jsonData.memo});

  // Add line items to the invoicefor (var i = 0; i < jsonData.items.length; i++) {invoiceRecord.selectNewLine({sublistId: 'item'});invoiceRecord.setCurrentSublistValue({
  sublistId: 'item',
  fieldId: 'item',
  value: jsonData.items[i].itemId
});

invoiceRecord.setCurrentSublistValue({
  sublistId: 'item',
  fieldId: 'quantity',
  value: jsonData.items[i].quantity
});

invoiceRecord.setCurrentSublistValue({
  sublistId: 'item',
  fieldId: 'rate',
  value: jsonData.items[i].price
});

invoiceRecord.commitLine({
  sublistId: 'item'
});
}

  // Save the invoice recordvar invoiceId = invoiceRecord.save();

  log.debug('Invoice Created', 'Invoice ID: ' + invoiceId);}


ChatGPTはNetSuiteのカスタマイズが可能ですか?

以下がChatGPTからの回答です。

・ChatGPT自体はNetSuiteのカスタマイズには直接関わりませんが、NetSuiteにおいてChatGPTを利用するカスタマイズは可能です。

・NetSuiteはカスタマイズ性に優れたERPシステムであり、企業独自のビジネスプロセスに合わせてカスタマイズすることができます。例えば、特定のフィールドを追加する、ワークフローを変更する、新しいレポートを作成するなど、様々なカスタマイズが可能です。

・ChatGPTをNetSuiteに統合するためには、NetSuiteのAPIを利用して、ChatGPTとのデータ連携を設定する必要があります。具体的には、NetSuiteが提供するREST APIやSOAP APIを使用して、ChatGPTとNetSuiteの間でデータを受け渡しすることができます。

・また、ChatGPTを利用したカスタマーサポートやヘルプデスクの場合、NetSuiteにおいてカスタムフォームを作成し、ChatGPTのウィジェットを組み込むことができます。このようにすることで、従業員はNetSuiteの画面上で直接ChatGPTとやり取りすることができ、よりスムーズなサポートを受けることができます。

・総じて言えることは、NetSuiteにおいてはChatGPTを利用したカスタマイズが可能であり、カスタマーサポートやビジネスプロセスの最適化に貢献することができます。ただし、カスタマイズには専門的な知識や経験が必要であるため、NetSuiteパートナー企業のサポートを受けることをお勧めします。

まとめ

ここまでChatGPTとNetSuiteについて検討してきました。ChatGPTにNetSuiteについて質問や依頼をすると、必ずと言っていいほど文章の最後に
「ただし、カスタマイズには専門的な知識や経験が必要であるため、NetSuiteパートナー企業のサポートを受けることをお勧めします。」と付け加えます。

やはり、ChatGPTでは、特定の会社や業務の専門的な知識や経験を十分な量学習できないため、そこは人間が考えて仕事をする必要がありそうです。

個人的な所感ですが、NetSuiteでの仕事は、将来AIがさらに進化してもなかなか代替できないものであり、有意義な仕事かなと思います。

こちらの記事が何かの参考になれば幸いです。