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ERPを導入するメリット・デメリット

こんにちは!
コグラフ株式会社 NetSuite事業部です!
今日はERP(NetSuite)を導入するメリット・デメリットについて書いていこうと思います。

NetSuite導入に携わっている立場として、率直な考えを記載します。忖度無しで行きますよ!

NetSuiteとは

こちらの記事をご参照ください。
ざっくりと説明させていただきました!


筆者3行紹介

  • 調剤薬局事務を8年勤め、未経験でデータ事業部としてコグラフに入社

  • 当初は短期間のお手伝いとしてNetSuite導入プロジェクトへ参画したが、「組織の中核を担うやりがい」にはまり、NetSuite事業部へ異動

  • マニュアルがなくても、お客様の要望を汲んでNetSuiteの活用法案を自分で考えるのが好き(採用されなくても、考える工程が楽しい)


ERPを導入するメリット

①データの一元管理

ERPは会社経営におけるあらゆる業務の管理を行うことができます。
財務、経費購買、受注管理、在庫管理、CRMなどなど…。
一つのツールで管理することで、現場担当者が入力した経費や売上、在庫情報が財務諸表や在庫帳簿へ反映することが可能になります。

②経営状況の見える化

ERPの最大メリットはここだと思います。
あらゆる業務に関するデータを一元管理することで、今まで見えていなかったり見えにくかった部分をクリアにすることができます。
その結果、経営の課題やネクストアクションを導く環境が整います。 


ERPを導入するデメリット

①コストが発生する

導入・開発・運用・保守には、どうしてもコストが発生してしまいます。
NetSuiteはベーシックな業務機能が含まれている「Suite Success」というパッケージがあるため、初期の開発コストを抑えることが可能です。

②事務業務のルール変更や教育が必要

それぞれの部門が、それぞれの業務に特化したツールを使っていた状況から「共通のツール活用」に運用へ変化するため、従業員への教育や業務オペレーションの変更は必要不可欠です。
ERPの導入を機に、抜本的な業務の見直しや不要な業務の排除を行うことが、成功への道筋になります!

ERPのメリットだと思われがちなデメリット

よく、ERPを始めとした業務のデジタル化をするメリットとして「業務の効率化や簡略化」を耳にしますが、ERPを導入したからと言ってすぐに業務が簡単にはならないと思います。

処理速度が遅い問題

NetSuiteは膨大なデータを関連付けて管理することができます。
あらゆるデータを関連性を持って閲覧できるがために、ページの遷移が遅くなってしまいます。
そのため、NetSuiteに入力するユーザーは処理に時間がかかってしまうと感じやすいです。
ただし、データとデータの関連性が担保されているため、あらゆる処理の管理はスムーズになります。

追加開発で業務の自動化も可能に

RPAというツールやScriptを活用すれば、入力業務なども自動化することが可能です。


ERPをどう使うかで効果の大きさは決まる

NetSuiteの導入をお手伝いしていて、すべてが便利ではない現実を目の当たりにしています。
ただ、Excelやバラバラなツールを利用していたときには実現できない機能があるのも事実です。
お客様がNetSuiteの効果を最大限活用できるようなお手伝いを、私たちはしていきたいと思っています。