Vim初心者が初めに知っておきたいコマンド集
こんにちは。SSD-2事業部のM・Oです。
超初心者エンジニアです。
今回はvimコマンドの中でも、まず初めに覚えておきたいものを厳選してまとめました。
vimとは
vim(ヴィム)は、viというテキストエディタの拡張版です。
ざっくり説明すると、プログラムを書いたり文章を編集するときに便利な、コンピュータで使う「ノート」のようなものです。
特徴としては、キーボード操作のみで文字を書くことにあります。
記事の目的
vimのコマンドはGoogleなどで検索すればすぐに一覧が表示されます。
なのですべてを把握しておく必要はないと思います。
ですが、単純操作においては検索するよりも覚えておいた方が作業効率が良いです。
そのため今回はvimコマンドの中でも、初心者が初めに覚えておきたいものを数を絞ってお伝えしたいと思います。
vimコマンド
モードの切り替え
i : 挿入モードに切り替え
vim内の文字を入力する際に使用します。ノーマルモードではvimコマンドしか使えないため、内容の編集をしたい場合は挿入モードに切り替えます。
挿入コマンドはいくつかありますが、大差ないので1つ覚えておけば問題ないと思います。
v : ビジュアルモードに切り替え
文字を選択します。マウス操作のドラッグに似ています。
Esc : ノーマルモードに戻る
挿入モードを終わらせる際に使用します。
テキスト編集
y :コピー
vで文字を選択し、yでコピーします。
p : 貼り付け
vで文字を選択し、yでコピーし、pで貼り付けます。
x : カーソル位置の文字を1文字削除
削除コマンドもいくつかありますが(行削除など)、初心者のうちは誤操作防止もかねて、まずはxを覚えておくとよいと思います。
ページ移動、検索
gg :先頭行へ移動
G :最終行へ移動
/文字列 +Enter :文字列を検索
ページ数が多いほど、矢印(→↑↓←)だけだとテキスト内での移動が大変になるので、ページ移動・検索コマンドは重宝します。
ファイル操作
:q! +Enter : 保存せずに終了
保存しないで終了します。内容を変更したくないときに使います。
:wq +Enter : 保存して終了
編集した内容を保存して終了します。
おまけ(ファイルの開き方)
vi ファイルパス -R:読み取り専用(閉じるときは :q )
vimを読み取り専用で開くことで、内容の誤編集を防ぎます。vim編集後の確認作業でよく活用しています。
最後に
vimのコマンド操作は、初めはとっつきにくいです。(PCのショートカットキーと異なるアルファベットを使用したり、ヴィジュアルモードとノーマルモードの切り替えなど…。)
ですが慣れるとマウスなしで操作できるシンプルさが癖になるのでぜひ学習してみてください。