London 滞在6泊7日 2023/3/9-3/15
海外出張中のプロデューサー関です。さて、Londonでの出来事を振り返ってみようと思います。
この滞在中に実際に訪れた劇場は、Phoenix Cinema、Curzon、Prince Charles Cinema、BFI Southbank、Gate Cinemaの5館を訪れました。
結果報告としては、我々の映画を今後上映していただけるのは、East FinchleyにあるPhoenix Cinemaさんです!2h30にも及ぶ打ち合わせとなりましたが、終始我々の活動に共鳴していただき、また劇場のこれまでの歩みや現状、今劇場として挑戦していること、問題点などお互いを深く理解する為の話しがたくさん出来ました。これは正直宝であります!実はところどころで感動して、泣きそうになるのを我慢してました(笑)
またPhoenix Cinemaでは、今話題の「Everything Everywhere All At Once」を地元の観客と一緒に観ました。お客様の年齢層はわりと高いように感じましたが、よく来るお客さんたちのようでした。本編始まる前のCMや予告が非常に長くなんだかそれも楽しめました。250席ほどある劇場なのでとても広いのですが、この日のお客様は40後半くらいではありました。劇場が広いので少し閑散としている印象ではありましたが、みなさん本編観ながら地元で製造しているビールやポップコーン片手に、笑ったり驚いたりと表情豊かに楽しんでいて、一緒に劇場にいるこちらもつられてニヤニヤしながら観てました。やっぱり劇場でみんなと体感する映画は格別ですね。
その他、イギリスといえばBFIなのですが、マネージャー・プログラマーの方々がどうしても時間が合わずに、今回は電話だけとなってしまいましたが、憧れの劇場でもあるBFI Southbankへは引き続き交渉を続けていきたいと考えてます。それと、BFIは上映のことだけでなく今後日本とイギリスとの共同製作もボクの野望にあるので、そういった意味でも今後密に連絡をして「親しくなりたい」と思っております。
また、Prince Charles Cinemaはマネージャーとは話せたものの、既存の配給システム「4wall」等を利用しないと難しいかもと言われ、初めて聞く方法を学ぶこととなりました。とはいえ、Leicester Squareという中心地にあるとても活発的な劇場なので、こちらも引き続き「親しく」なれるようにしていきたいと思ってます。
Gate CinemaはLondonで1.2を争うほど歴史ある劇場のようですが、支配人さんとお話してこの劇場をはじめ、London及びENGLANDの各地にある約30館のミニシアターのプログラムはPicture houseという会社が行なっているようで、劇場の支配人との直接交渉というのは難しそうでした。でも、系列社とかではないお互い古くからある個々の劇場のプログラムを一社が行っているのは日本にはないシステムだと思うのですが、なんだか劇場同士の仲間意識を感じることが出来ました。
それと劇場を周る間に、今後の公開時の宣伝告知目的として「在英日本人」へのリサーチ・アプローチも行いました。「在英日本商工会議所」、「在英日本人コミュニティ」、日本のスーパー「Atariya」、それとLondonに約10店舗ある日本食レストラン「Eat Tokyo」などの方々とお話しすることが出来ました。
みなさんとても親身になっていただき、今のLondon事情を知ることが出来ました。そして公開時には各店舗にポスターを掲載いただけるとのこと本当にありがたいです。他にも地元の在英日本人誰しもが知っている「情報誌」等の連絡先も教えていただき、今後公開の際には媒体として活用していければと思っております。
と、本当に有意義なLondonでの交渉となりました。
そして明日からはNYCです。先程 NYCに到着しました。実は初NYCです。
NYCはインディペンデント映画の中心地と言っても過言ではないと思います。故にハードルももの凄く高いですが、Londonで再確認出来たのは、やはり「会って話す」ということの大事さ、いわば「共鳴力」なのだと信じています。
ボクには、ビジネス的優位もコネクションもないですが「熱意」という一本槍で引き続き各劇場を訪問したいと思います。
いや〜、ボク、楽しんでおります!
みなさま本当にありがとうございます!
コギトワークス
関 友彦