喫茶アトリエ【case14:宮野浩真・天野友花梨】
こんばんは
喫茶アトリエにようこそ
今日のお客様は怒ったエピソードを話しているようです。
皆さんは最近どんなことで怒りを感じましたか?
宮野:「天野さんって怒ることあるんですか?」
天野:「いや、ありますね。最近むかついたことといえば、大学の課題が尋常じゃない量出て。出たんですけど、その答えを教授が解説するときに私たちは頑張って式とか書いたのに教授は黒板に書くのを『めんどくさいな』って言って省略して、答えだけ書きやがったことが1番むかついてますね」
宮野:「教授がありえないほどの量を出したのに教授はサボるっていう」
天野:「そう!ひどい、本当に。あの課題の量はおかしくて。大学の物理とか数学とかの問題を11問出された。」
宮野:「恐ろしい世界ですね」
天野:「そう。私たちはちゃんとやっているのに先生は『めんどくさいな』とかそういうことを授業中に3回くらい言われて。『私たちの気持ち考えて』って。最近怒ったことです」
宮野:「いや、すごい。めっちゃ怒りが伝わってきます。」
天野:「これはちょっと許せない。さすが大学教授っていう」
宮野:「そういうの大事ですよね。親とかが子供に『ちゃんと食べ方は気をつけないとダメだよ』って言った以上自分も食べ方に気をつけないといけないっていう」
天野:「はい。それ関連でもう1個あって。レポートの書式、テンプレートみたいなのがあるんですけど、そのテンプレートに『これこれは気を付ける』って書いてあるんだけど、教授が示した見本ではそれをガン無視してた場面があったりとか。間違えてたりとか。『えっ?私たちにあんなに指示して、教授は間違えるの?』っていう最近の怒りですね」
宮野:「同じ教授なんですか?」
天野:「同じ教授じゃないです」
宮野:「大学全体でそういうことが起こり続けている」
天野:「おかしいと思う。」
宮野:「でも、それ、自分も思ったことがあって」
天野:「ほんと」
宮野:「レポートとかじゃないんですけど、例えば、大学とかでこういう文章を書くときは一文一義って言って、読む人が読みやすいように書いてくださいって習うんですよ。でも、大学の教授とかが書いた本を読むと『何々がなんとかで、なんとかということになっていて』みたいになっていて、一文一義どころか一文五義、六義みたいな。」
天野:「読み辛い。大学の教科書ってわかりにくくない?」
宮野:「わかりますね」
天野:「なんか、高校までのわかりやすさとは、『えっ?』って思うくらい。ギャップがあるくらいわかりにくいし、高い」
宮野:「めっちゃわかります。わかりすぎてもう。」
天野:「高くない?」
宮野:「高い。もう、法外に高いですよね」
天野:「文系の教科書ってなんかあるじゃん。憲法書とか。それを指定で5000円とか。」
宮野:「ですね」
天野:「だよね」
宮野:「いやいやいや」
天野:「もっとある??」
宮野:「TOEFLの限定教科書みたいなのを買わされたんですけど、それが6900円とか言われて、『何??』みたいな」
天野:「高っ。流石すぎる。高い。ということはあれだ、TOEFL受けてる??」
宮野:「いや、なんか、情けない話なんですけど、6900円の教科書を買ったのにも関わらず、授業がつまらなすぎて履修撤回しちゃったっていう。だから、その教科書は自分でやりたい。やる。」
天野:「大丈夫。私もなんか、秋学期が始まって、履修キャンセルした科目が2個あるから大丈夫。」
宮野:「そうなんです。ちゃんと自分の手に負えなくなる前にキャンセルしたっていうのは本当に」
天野:「それは間違いない。素晴らしい。本当にキャンセルした科目に対して怒りがもう1個あったんですけど」
宮野:「はい」
天野:「授業中やたら徘徊してくるんですよ。やたら、私たちの見てるパソコンとかスマホとか見てきて。調べるにあたっても、演習の授業で、『調べてもいいよ』って言われているんだけど、なぜかスマホは使っちゃダメっていう。」
宮野:「うーん?」
天野:「パソコンで調べるのはいいけど、スマホはだめっていう謎ルールがあって。」
宮野:「謎ですね」
天野:「なんか、その教授、顔もムカつく。内容も重かったからキャンセルしちゃったっていう話もあります」
宮野:「なるほど。確かにあんまり聞かないですね。スマホだと画面が後ろから見れないからってことなんですかね?」
天野:「多分そう。スマホだと画面が先生が管理できないから、『スマホいじるな』・『スマホで調べるな』って言われて。それをわざわざ毎回の1回の授業で4回くらい言われて。徘徊して。なんか、高校じゃないんだよな」
宮野:「なんか、病的に」
天野:「うん」
宮野:「確かに大学。さっき言った先生みたいになあなあで自由みたいなイメージがあったので、確かに対照的な感じがしますよね」
天野:「うーん、そう。世の中にはこんな人もいるのかって感じですね」
宮野:「自分の履修撤回した科目の先生は、絶対口を開かないっていう先生で。」
天野:「どういうこと?」
宮野:「全て、プロジェクターで画面が映し出されているんですけど、そこに文字を書いて、そこから指示を飛ばしてくるんですよ。そこに先生はいるのに『5時半に退場可能』とかいつの間にか書かれてるみたいな感じで。」
天野:「それ、オンラインでよくない?」
宮野:「絶対オンラインでいいはずなんですよね」
天野:「絶対オンラインでいいはず。わざわざ対面でやる意味なくない?」
宮野:「しかも練習問題を配信。答えを配信でホワイトボード、プロジェクターに指示みたいな感じで。なんか、本当にこれは授業を受けているのだろうかっていう風な感覚に陥って。自分がナヨナヨしてたので。」
天野:「それはちょっと、授業の対面でやる意味がないね。」
宮野:「絶対オンラインか、他のもっと良い媒体がありそうって感じがしました」
天野:「オンラインの授業ってある??」
宮野:「オンラインの授業。今は1個だけ取ってます。オンデマンドの授業で、映像が配信されて、それを1週間のうちにみるみたいな感じです」
天野:「そっちがいいね」
宮野:「全部対面ですか?」
天野:「オンラインの授業ね、1個取ってる。それはマジで楽。なんか、今、結構忙しくて、学業の方が。なんか、前期はすごい楽だった。だけど、後期から受験生かって思われるくらいの学業をやらされて。」
宮野:「おー」
天野:「なんか、今、実験が始まって、実験レポートを書くんだけど。なんか、一向に書き終わりそうになくて、苦しんでいます」
宮野:「本当に尊敬というか。実験レポート、書いたの、高校1年生とかが最後ですよ。自分。」
天野:「高校のうちからレポートがあるっていうのがすごい」
宮野:「いや、あの、レポートと呼べるようなものではないです。なんか、レポートで怒られて怒った話があって」
天野:「何?」
宮野:「中学生の時に理科の授業があって、レポートを書かされたんですよ。理科係の人がそれをみんなから集めたレポートを間違ったところに、間違った先生に出しちゃって、それまでは単純にミスしちゃったなって感じなんですけど。間違えて提出された先生の方は、そのレポートを見て『なんだこのレポートは』っていう。レポートの中身に対して文句を言ってきたんですよ」
天野:「えー」
宮野:「間違って提出されたことじゃなくて、『何ていう低レベルなレポートを書いているんだ』っていう風に怒られるっていう事件が発生して。」
天野:「でも中学生なんだから」
宮野:「そうなんですよ。しかも初めて書いたレポートだったので、みんなにとって。『ああなんか、そういうことをしちゃうんだ』という風に思いました。」
天野:「中学生だからね、別に、もっと。中学生って若いよ。」
宮野:「そうですね。そのときは『もう自立した』って認識だったと思うけど、今、その時の自分と会ったらすごい子供だなって感じちゃうような気がします」
天野:「だよね。なんか、よくよく考えると前だもんね。中学生とかってね。」
宮野:「うん。悲しいですね。例えばYouTubeとかで、中学生の時に聞いてた曲を見たり開いたりすると。『6年前??』みたいな」
天野:「わかるわかるわかる。当時ハマっていた動画を見返して、『もうこんな前なの?』ってゾッとするよね」
宮野:「そうですね」
天野:「自分たちが中学生のときに産まれた子供って、今、小2とか1とか。だよね」
宮野:「ですね。あー」
天野:「すごいよね。私のバイト先が結構小学生のところで、そういう今だったら年長さんもいて、そういう若い子供を目にして、自分が中学生の時に産まれた子供が話して自立できているのが信じられない」
宮野:「確かに。そうですよね。小学生の頃とかに友達の妹とかがいて、その子はまだあんまり言葉も話せないくらい小さかった。思い出したんですけど、その子も多分、今中学生・・・。いや、もっとっているのか。やだな。悲しいですね。」
天野:「まあ、どんどん世代の移り変わりが。そういれば怒っている話題」
宮野:「そいですね。自分は、人にってよりはもの・現象にイライラすることが多くて。いや、人なのかもしれないんですけど。寮に住んでるんですけど、自分は。共有部屋のキッチンが共有で。でもそこに食器とか置く棚があるんですけど、その食器の棚をいつも開けっぱなしにする奴がいる。それはいいんですけど、その食器の棚の下に電子レンジが置いてあって、それを開けて取り出すときに食器の棚の角に頭をぶつけちゃうので」
天野:「かわいそう」
宮野:「その時にイライラしてしまうっていうのがありますね」
天野:「でもまだ怒りが軽いな。軽い軽い」
宮野:「確かに」
天野:「そっか。寮あれなんだ。共有なんだ。共同?キッチンなんだ」
宮野:「個室が用意され。ビジネスホテルくらいの個室はあるんですけど、他のトイレとかシャワーとかキッチンとかそういうところは共同で」
天野:「そうなんだ。うちの大学の寮が。寮住んでいる友達がキッチン。自分の部屋に1個あるんだけど、そのキッチンのコンロ。あるじゃん。コンロが1個しかないですごい怒ってた。」
宮野:「あー。一口コンロなんですね」
天野:「料理が味噌汁と他のおかずが同時に作れないじゃん。すごい嫌らしい」
宮野:「確かに2つあると全然違う」
天野:「違うよね」
宮野:「寮のキッチンのコンロは、共同のところは2つあるんですけど、片方が全然スイッチがつかないコンロでそれもイライラしてて。その真ん中押したらつかなくて、爪を立てて、右から順番に押していってある地点だけ反応するっていう」
天野:「だいぶ劣化してる」
宮野:「そうなんです。で、その4年生の先輩が昔から壊れているらしくて、『壊れてますよ』って申請したらしいんですよ、そしたら、寮の管理の人が見てきて、確認したら紙がはってあって、『何回も押したらつくから何回も押してね』って。もう知ってるんだよ」
天野:「ひどい。ひどすぎる」
宮野:「だから、気持ちは。お金かかっちゃうしっていうのはわかるんですけど」
天野:「もうちょっとね。設備にお金かけて欲しいよね。そういうね。いや、わかるわ。でもなんだかんだ一橋は校舎の汚さが仲間だと思ってる。なんか、ピカピカの建物ってある?」
宮野:「ピカピカの建物・・・。いや、どうでしょう。あることにはあるのかなみたいな」
天野:「じゃあ負けた」
宮野:「利用したことはない」
天野:「ないんだ。でも寮のね。寮は1年生から4年生まで暮らせる?」
宮野:「2年で契約更新でその時に抽選とかでハズレちゃうこともあるらしいです」
天野:「なるほどね。うちの大学の寮は1,2年で。1年生の時に抽選をやって、2年生になったら強制でてってください」
宮野:「強制退去」
天野:「強制で。でてくださいって言われるから、今物件探ししてる。今の私たちの代のみんな寮に住んでる子は物件探ししてる。私の友達とか」
宮野:「この時期から探さないと」
天野:「そうらしい」
宮野:「いく場所がなくなってしまう。」
天野:「3年生になって、家ない人になっちゃう。実家が近い人ならいいけど、遠いと、ね。うーん、近いんだよね?そこそ」
宮野:「自分はもし明日追い出されても通うことはできるかもしれないです。そうですね。でも2年で追い出す」
天野:「追い出される。」
宮野:「追い出されるっていうのは優しくないシステムだなって思いますよね」
天野:「優しくない。全部に置いて優しくない。なんか、サーバーとかも、集中している時、履修登録の時期だとサーバー落ちる。本当に優しくない」
宮野:「人生に関わるあれじゃないですか」
天野:「履修登録をしようとして、サーバーに接続できませんっていうのが永遠に出るっていう。学生システムみたいので。何回も押さないとできないって」
宮野:「なんか、それでイライラした話を思い出して。そのコロナの時に。高校の話で。高校でオンラインの掲示板を使ってたんですけど、それがどこの学校もそれを使ったから、全然反応しないって」
天野:「落ちたよね、懐かしい。コロナ世代の1番最初のときクラッシー使って、全然繋がらない。『なんだこれ』ってくらい繋がらなかったよね」
宮野:「本当に。忌々しい記憶。Classiノートっていうのもあって。宿題を提出するアプリ。Classiが作った。そのノートを、自分がやったノートを全部撮影、1枚ずつ撮影して、貼っていなかいといけないんですけど、ClassiノートもClassiと同様めちゃくちゃ重くて、10枚アップロードにも凄い時間がかかるんです。それを提出したにもかかわらず『提出が失敗しました』って言われて。なんかもう宿題をやる時間よりもその倍以上の時間を使わなければいけなかっていう。それは本当にキレましたね。イライラとかでなくて。ブチギレ。」
天野:「キレてるね。大学入ってブチギレたことは?」
宮野:「そう、ブチギレることは最近ないなって感じますね」
天野:「イライラすることはあってもブチギレはない?」
宮野:「イライラはめちゃくちゃある。たまにあるんですけど。例えば怒鳴るとか。バンバンバンみたいな感情の起伏が起きることは少ないなって感じますね」
天野:「確かに」
宮野:「どうですか?」
天野:「えー。どうだろう。確かに私も高校の時はあったんだよね。ブチギレること。本当にね、ブチギレるって感じで、学校でもブチギレたことあったんだけど、大学入ってから落ち着いたね。」
宮野:「そうですね、なんか、敵が少なく。周りの方々が優しい。あと大学の授業が自由な雰囲気があるっていうのもあって、そうなっているのかなって風な感じがします。」
天野:「そうだね。それはそうな気がする。あと、私普通に高校生の頃尖ってたからさ。昔の自分が尖ってたからさ、今昔の自分を見ると尖ってたなって思うから。今のあたしならここまでは怒らないなって場面も。なんか、昔のことを考えることがあった時に『今の自分ならここまで怒らないな』と思うことはあるな」
宮野:「どういう感じに尖ってたんですか?」
天野:「問題児でした。普通に問題児でした。普通に授業受けたくないから学校サボってたこともあったし。なんか、不登校とかじゃなくて、普通に『行きたくないから休もうかな』とか。あと、むかついた先生に怒鳴ったりとかしてたから。なんかもう、尖ってました。想像以上だと思う。うん」
宮野:「でも、感情を発散できてたっていうのは偉い」
天野:「感情をそこで発散してたから、先生に問題児扱いされて。今は、大学の授業でも少人数で受けることは少ないから、一人一人のこと見てないから、先生もね。」
宮野:「なるほど」
天野:「先生と。教授と生徒の絆はそこまでないじゃん。教授と話すことなくない?」
宮野:「そうですね。ホームルームとかも。担任もいないし。今のところはないです。話すことは」
天野:「そうだよね。なんか、講義でわからないことをたまに質問するくらい」
宮野:「そのくらいそのくらい」
天野:「だよね。なんか、担任っていうものはいるっぽいんだけど、去年の1年の時の授業から話してないな」
宮野:「名目上の担任はうちもいるらしいんですけど、本当に1日しかあってない」
天野:「ないよね。でも、成績不振者の面談は担任がやるみたい。うちの学科で成績が不振人の人の学籍番号が、秋学期のガイダンスでバンって出て。『この学籍番号の人は後で来てください』こわいって」
宮野:「怖いですね。何をされるんだろう」
天野:「成績不振者の面談。多分GPAが1.なんとかの人。」
宮野:「確かに大事ではありますね」
天野:「10人くらいいた気がするけど。まあ、どんまい」
宮野:「どんまいですね」
天野:「1番思ったのはみんながいる前で。スライドだよ。スライド。スライドのプロジェクターにばん」
宮野:「まだ学籍番号であるところが唯一の優しさですね」
天野:「そうなんだけど、学籍番号あるんだけど。実験の班が全員の学籍番号と名前が書いてある班分けがあって、見れば見れるんだよな。で、怖って。流石に怖いなって」
宮野:「秘密で一対一でメッセージ送るでもなく、全員の前でプロジェクター」
天野:「プロジェクター。ちょっと怖いなって。」
宮野:「見せしめというか」
天野:「自分が成績不振者だったら怒ってたかもしれないです」
宮野:「攻撃に近い。」
天野:「生徒に攻撃してる」
宮野:「逆に向こうも怒っているのかもしれない」
天野:「間違いない。お互いに怒っているからこのような現象が起こってしまったのかもしれない」
宮野:「ですね」
天野:「面談でしょ。かわいそうだな。教授もなあ。」
宮野:「一応ちゃんと勉強して、学術を納める期間ではあるので」
天野:「でもあれですね。春学期より秋学期の方がそういう怒ったこ・イライラしたこととかそういうハプニングが多い。今どう?」
宮野:「大学で怒りが少ないって話をしたと思うんですけど、やっぱりそれは正面から向き合うことから逃げられてるのが主な理由なのかなって感じて」
天野:「わかる」
宮野:「例えば履修撤回もそうだし。やりたくないことがあったらもうやらんって。それがいいのか悪いのかは置いておいても、怒るまでいかず逃げちゃうっていうのがあるのかなって感じますね」
天野:「わかる。今、教授が。あのめんどくせって言ってた科目が必修で逃れられなくて、実験も必修で逃れられない。もう全部必修の科目て怒ることが多くて。ダメだって。教授関連で怒ることはあるんだけど、人間関係で起こることは少ない!教授だけ。」
宮野:「自分より強い。なんていうんだろうな」
天野:「地位が高い人?」
宮野:「ルール・規律とか先生って理不尽なことやってくるなってことを感じていて。高校の時、今も、そういうことに対してはイライラすることが多いなって感じますね。なんか、うちの先生が進路指導の先生が結構理想主義みたいな感じで。海外で。別に悪いことを言ってはないんですけどね。なんか、ちゃんと勉強して教養をつけて海外とか留学にも行ったりして。で、そういう風にすればなんかちゃんとした人間になるよみたいなことを言うんですよ。」
天野:「理想のことを」
宮野:「理想を。別に悪いことではないけど、あまりにも自信満々なので、否定したくなるというか」
天野:「わかる。うちの学科でもあって。うちの学科の院進率が80%なの。80%で。『お前らは院に行け』って。決めつけね。確かに院に行ったらいいことがあるんだろうけど。院も。今のところはいくつもりではあるんだけど、今実験やってて、『実験しんどい』って。実験やってレポート書いて、『レポートしんどい』ってなって。これ院行けるのかって逆になってる。自分のこの現状を見て、行けるのかどうかって思ってる。難しい問題だけど」
宮野:「心に来るものがありますね。バリバリ実験とかする大学院って研究者ですよね。まさに小学生とかが考える研究者像みたいなところ。別に小学生っていうのはディスってるとかじゃなくて、一般的なイメージにおけるみたいな」
天野:「本当に、学部4年でも自分の研究、卒業研究とかって思うと『えっできるのかな』って思ったりもします」
宮野:「滅多なことは言えないですけど、頑張って欲しいですね」
天野:「いや、留学とかするつもりはあるの?」
宮野:「自分ですか?したいな。したいっていう。したいが。寮とかでもあまりにも堕落した生活を送っているせいでちゃんとできるのかなっていうのが心配ですね。お金もかかるし、ちゃんと準備もしていかなきゃいけない。例えば2週間、4週間、1ヶ月なり、そういう長い期間をちゃんと使えるのかっていうところが。不安です。だから逃げてしまっているっていう考えることから」
天野:「わかるわかるわかる」
宮野:「そうですね」
天野:「なんか私も。理系は理系だけど、なんか高校生の時は留学したいなって思ってたの。でも、実際大学入ってみて『うん、する暇ないな』ってなったし。お金かかるなって。しかもなんだろう、休学しないといけないとか考えると、『学校の勉強どうなるんだ』って思って、『あっこれできないな。やめよう』ってなった」
宮野:「それこそ高校生の時とかの方が」
天野:「確かに、確かに。でも高校生の時に留学ってお金持ちじゃないとできなかった」
宮野:「そうですよね」
天野:「費用見て『こんなかかるの?』って思ったんだけど、実際行っている人はいて、結構お金持ちの家庭だったっていうことがありましたね、私の中で」
宮野:「奨学金とかも。完全な世間に対する悪口を言うんですけど、奨学金とか留学支援制度とかも結局、経験があって、今まで色んなことをやってきて、だから海外留学にチャレンジするよみたいな人を受け入れがち。だから、結局、そこまで選ばれるためにかなりお金というか余裕が必要な感じがします。ちょっと暗くなっちゃいます。ごめんなさい」
天野:「大丈夫。大丈夫。奨学金とかさ、成績がいい人とかあるじゃん。全額免除みたいな。成績が良い人がやっても落選とかそういうのよく見るから、『この子でもダメなんだ』って思っちゃうことがあるかもな」
宮野:「そうですね、本当に。」
天野:「間違いない」
宮野:「マジで話題を移すんですけど、やっぱり逃げられないことに対する怒りを最近感じたことがあって」
天野:「うん」
宮野:「それがマジでくだらないんですけど、自転車に乗っているときに前にバスが走ってるんですよ。で、バスが排気ガスを出してこっちを攻撃してくるんで。そのなるべくバスは先を行って欲しいし、又は抜かして、バスの後ろにずっと居続けるってことは避けたいじゃないですか。でも、バスはバス停で。普通に走っている時はバスの方が早いので、バスが先にだんだん行くんですけど、バス停で止まって、こっちが追いついちゃう。で、止まってるから抜かそうとするとバスは発進するっていうのをずっと繰り返して、排気ガスを受け続けるっていう。」
天野:「しんどいな」
宮野:「これは怒りですね」
天野:「あれかも。うちの大学が駅から遠くて、自転車通学する人とバス通学する人がいて。私、バス通学側なんだけど、確かに横に自転車通学者が並んでて。で、止まったり、抜かりたり、追い越したりすることがあって、かわいそうだなって。しかも夏とかさ、夏とかバスの排気ガス受けて、暑い中に排気ガスはしんどいなって。可哀想だなって。でも、バス通学する身だと、バスが相当遅延して」
宮野:「わかります」
天野:「それにイライラする」
宮野:「そうですよね。高校生の時バス通学だったんですけど、仕方ないけど、時間通りに来ると思う方がおかしい。」
天野:「わかるわかるわかる」
宮野:「いや、でもどうなのかなとは思いますけどね」
天野:「私、なんなら、中高大とバス通学。もうバス。駅が遠いところの学校にしか行ってなくて。で、バス通学してて思うけど、まだ中学生・高校生の時のバスはちゃんと来てたの。大学のバス来ない。なんか、その、大学までの道が1本道。1本通りで。通りで、その通りしかいくあれがないから。朝すごいんだよね。1番早くて10分。遅くて30分かかる。」
宮野:「すごい激しい差が」
天野:「本当は今日も実験レポートを図書館でやって来たんだけど、その時のバスが時間通りに来なくて、5分くらい遅れてきて。なんなら、うちの大学の通りを通る時もめっちゃ遅れて、予定の乗る電車を1本逃した。バスのせいで!まあ、日頃の些細な怒り」
宮野:「なんか」
天野:「うん」
宮野:「確かにすごい鮮明に思い出しました。バス通学の。なんか、あと5分で駅につけば次の電車に乗れるなって言うのがあったんですけど、そっからバスが。なんかその、それこそ、自転車が前を走ってて、バスがそれを抜かせなかったんですよ。それで、5分間に合わなかったっていうのがあって、無念。無常感を感じたので。怒りというよりは」
天野:「悲しいね」
宮野:「時間。電車の時間は見ないっていうのが正しいのかなって感じがしました」
天野:「でもね、私の通っている大学が何気に乗り換えが多くて、もう電車の時間を全部時刻表アプリで何分後の電車が来るか登録してる」
宮野:「すごい」
天野:「こうでもしないと。乗り換えの待ち時間にちょっとイライラするから。10分に1本のところがあるんだけど、ちょうど乗り換えに向かったところでドアが閉まって、電車が動く時。『くそ』って思うから、いかに早く乗り換えができるか。いかに乗り換えのホームに近い通路・号車に乗ってエスカレーター乗ってダッシュできるかっていうのを。乗り換えダッシュできるかっていうのを」
宮野:「精神衛生を保つのが大事ですよね」
天野:「本当に。中央線とかも遅延多いじゃん」
宮野:「そうですね」
天野:「遅延ってさ、また遅延かって些細なことへの怒りが。怒りってほどではないけど。些細なことのイライラってこうかもしれない。たまに遅れているから」
宮野:「そうですね。中央線も。仕方ないけど。」
天野:「仕方ない。遅れる理由見ると仕方ないなっていうのが大半なんだけど、『遅れるのか』っていうこの感じ」
宮野:「すごいわかります。」
天野:「でも今あれ?寮だけど、離れてるんだよね??」
宮野:「自転車か電車で来てます」
天野:「確かにちょっとしんどいね。ちょっと離れてる。何分くらい??」
宮野:「ここから30分」
天野:「結構かかるね。チャリで?」
宮野:「そう。でも噂によると極めると20分で着くっていう噂が。まあ、そこですね。朝、もしかしたら10分早く来れるのかも」
天野:「そうか。いいね。でも私大学まで1時間半かかるから」
宮野:「ごめんなさい」
天野:「いや、1時間半は遠いよ。ギリギリ通えるこのうざい時間」
宮野:「1時間半」
天野:「うん。2時間かかると一人暮らしかなって感じだけど、1時間半ってこの中途半端な時間。」
宮野:「いや、でも、めっちゃ時間に全部プラス1時間半しないといけないっていうのは辛くないですか?」
天野:「そうなんだよね。今日、レポートの参考文献をどうしても調べたくて図書館に行ったんだけど。それで通学の1時間半消えてるわけじゃん。レポートを書くための」
宮野:「はい」
天野:「やばって思って。通学ってすごいな、時間かかるな。逆に大学の図書館、大学に一人暮らししてたらそんなにかからないのになって思っちゃう。うん」
宮野:「そうですね」
天野:「そうそうそう」
宮野:「難しい問題」
天野:「でも30分か。小平寮?」
宮野:「小平に寮があってそこから。ですね」
天野:「なるほどね。そっか。国立と小平って近いのか」
宮野:「まあまあまあって感じです」
公演情報
********************
劇団コギト2023年度一橋祭公演
『7×7のモラトリアム』
脚本・演出 高尾友季
「喫茶店は、道の途中で立ち寄る所。そんな場所に彼らは住んでいた。」
********************
◆出演
伊藤朝輝 杉本周平
羽尻結衣 藤田ひかり 古浜奨真
◆日程
11/24(金) 11:00~ / 14:30~
11/25(土) 11:00~ / 14:30~
11/26(日) 10:30~ / 14:00~
※開場は開演の30分前です。
※上演時間は約80分を予定しております。
◆料金
無料(カンパ制)
*本公演は無料ですが、ご予約も受け付けております。お席はご予約の方を優先いたします。
下記 URL よりお手続きください。
◆会場
一橋大学⻄キャンパス学生会館 1F アトリエ
アクセス
JR中央線 国立駅南口より 徒歩15分
JR南武線 谷保駅北口より 徒歩25分
*会場がわかりにくくなっておりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
◆スタッフ
舞台監督 佐藤愛佳
舞台監督補佐 陽美雄月
演出助手 小田悠生 中村紘夢 らむ
舞台美術 佐藤あい 富田皐央 濱野あすか
陽美雄月 山田彩絵 リーナ
制作 岩田大煕 齋藤よしみ 298
衣装 近江天音 菅野咲名 土屋陽菜 山葵
小道具 久保聡琉 長月小雨 らむ
宣伝美術 久保田広輝 錆田 ひらお
広報 川井直太郎 川口芽萌子 宮野浩真 山浦弥桜
照明 黒崎陽人 山本翔
音響 中嶋悠太 成田明由
音響補佐 千足海都
作曲 高尾友季
編曲 中嶋悠太
応援 天野友花梨
◆お問い合わせ
一橋大学 劇団コギト
連絡先
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