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喫茶アトリエ【Case17:久保聡琉・川口芽萌子】

本日も喫茶アトリエが開店しました。
今日のお客さんは、最近あった幸せなことについて話しているみたいです。

皆さんも何かいいことありましたか?

久保聡琉:大学2年生。劇団コギト一橋祭公演『7×7のモラトリアム』では小道具を務める。

川口芽萌子:大学4年生。劇団コギト一橋祭公演『7×7のモラトリアム』では広報を務める。

久保「とりあえず僕は今とても幸せです。」

川口「なんで?」

久保「今ちょっと涼しい、というか寒いくらいじゃないですか。でもあったかい飲み物がここにあるから、幸せです。」

川口「確かに、そう思うとなんか幸せかもしれない」

久保「ねー、幸せでしょー。」

久保「まだ飲んでもないのに幸せなんですよ。」

川口「確かに!触ってるだけでもあったかいから。」

川口「なんだろう、最近感じた幸せ...。あ、でも今日お昼唐揚げおいしかった。」

久保「おー、いいですねー。」

川口「コギトの2年生の女の子に、食堂の唐揚げが推し、好きな唐揚げなんですみたいな話をしてもらって、食べてみようかなと思って。食べてみたらおしかったので、幸せかもしれない。」

久保「いいですね、それ。」

久保「やっぱ、何か食べたり飲んだりするのって幸せと直結しやすいですよね。」

川口「確かに。」

久保「今、秋で10月じゃないですか。」

川口「10月だね」

久保「僕はサツマイモが大好きなんですよ。ちょうど旬なんです。」

川口「おー、確かに」

久保「だからもう、街を歩けばさつまいもスイーツだとか焼き芋だとかがいっぱい売ってて幸せです。この上なく幸せです。」

川口「へー」

久保「秋が一番好きですね。」

川口「秋、いいよね。涼しくて。寒すぎなくて。」

川口「さつまいも、何して食べるのが好きなの?」

久保「さつまいもは...やっぱり焼くのが一番好きですかね。」

久保「あ、逆に、この前うちで焼き芋をつくろうと思って、電子レンジで作れるみたいなレシピを見たのでやってみたんですよ。そしたら、思いのほか...失敗しちゃって、」

川口「おーおーおー」

久保「なんか、さつまいもが、ちっちゃかったからか分かんないですけど、どうもあっため過ぎちゃったみたいで、気づいたらなんか刺激臭がしてくるんですね。電子レンジの中から。」

久保「開けたら煙がでてきて、もう吸い込んだらツーンとしちゃって。開けてみたらサツマイモが炭になってました。」

久保「あれは、不幸せでした...」

川口「そう、だね」

川口「サツマイモか...私炊飯器でなんかやったな。サツマイモ蒸した気がする。」

久保「秋って、おいしいもの多いですよね。」

川口「あ、ね!確かに。栗とか。」

久保「栗もいいですよねー。後、果物結構多くて、柿とかちょっと早いけどリンゴとかもでてきますよね。」

久保「この前スーパーに行ったときに、柿6個セットみたのがあって、すごい安くなってたんですよ。いくらだったかな....400円台とかで。」

川口「おー」

久保「だから柿が1個70円とか。」

川口「安いねー」

久保「すごく安いじゃないですか。だからもう、最近毎日、1日1個柿食べてます。」

川口「え、そうなんだ。」

久保「はい。」

川口「え、まだ食べてないや、今年。そうなんだー」

久保「ぜひスーパーに行ってみてください。」

川口「行ってみますー」

川口「桃も、あれ、桃は違うか....桃は夏か。」

久保「桃は、6月くらいですかね。」

川口「あと、秋のフルーツ何があるっけ。」

久保「あとは、ぶどうとか、梨、も秋かな」

川口「確かに、夏の終わりな感じだもんね。」

久保「ですね」

川口「ありがと、食べてみます。」

久保「ちなみに、柿って硬い方が好きですか、柔らかい方が好きですか。」

川口「私、柔らかい方が好きかもしれない。」

久保「柔らかい方は、ちょっとゼリーみたいな感じになりますよね。」

川口「なるね」

久保「でも僕硬い方が好きだったりするんですよ。」

川口「あ、そうなんだ。」

久保「硬いと、しっかりかむ必要があるじゃないですか、で、しっかりかむと噛めば噛むほど甘さが増してくるんですよ。」

川口「そうなんだー」

久保「だから、もう、噛んだ分だけ幸せが増えます。」

川口「あーー。えー、その考えしたことなかった。」

川口「それもやってみます。ありがとうございます。」

久保「そう。だから、僕はすごいお得だと思ってるんです。柿を買っておくじゃないですか。初めのあたりは硬いから、こう、冷蔵庫にいれとくとかすると思うんですけど、そこの硬い状態でも僕は食べたいから、ちょっとずつ食べるんですね。」

久保「で、段々冷蔵庫の中の柿が柔らかくなっていくと、柔らかい状態の、今度はまたちょっと違う味が楽しめるので。ずっと柔らかくなるのを待つ必要はないんです。
硬い状態も柔らかい状態も、両方楽しめる。」

川口「いいなー、それ。やってみます。ありがとう、教えてくれて。」

久保「いえいえ。」

久保「あと、この時期だと...朝お布団から起きた時にぬくぬくしてると幸せですよね。」

川口「あ、確かに!」

久保「だんだん、寒くなってきてるから、ちょっとあったかくなった、自分の体温で温かくなった布団大好きです。」

川口「久保くんって、幸せ見つけるの上手だね。」

久保「そうですか?嬉しいです。」

久保「冬も冬で好きですけど、冬って出たくないから布団にこもるじゃないですか。
じゃなくて、別に出られないこともないけど、布団の中の方が心地いいからみたいな。ポジティブな理由で布団の中にこもってるじゃないですか。」

久保「だから、この秋の時期の布団めっちゃ好きなんですよね。」

川口「分かる。確かに。」

久保「ちっちゃいかな...エピソードしてちっちゃいかもしれない。」

川口「全然全然!え、なんか、幸せ、色んなことに幸せ感じられた方が楽しくない?」

久保「ですね」

川口「幸せに過ごせそう」

久保「毎日楽しいですよ。」

川口「良かったね。」

久保「ははは」

久保「おっきい幸せのエピソードとか思いつきます?」

久保「例えば、念願叶ってあれを買った!とか。」

川口「うーん。」

久保「なんかあるかな?おっきい幸せ。」

久保「あれかな、おっきいか分かんないですけど、免許とりました。」

川口「あー、おめでとうー!」

久保「ありがとうございます。」

川口「え、でもそれあれじゃない?結構長い期間かけてるじゃん。」

久保「そうですね。ちゃんと通いでとりました。」

川口「えらーい」

久保「一発で試験に合格出来てほっとしましたね。ちょうどなんか忙しい時期だったんですよ。オンデマンドの授業見たりとか小テストやったりとかしてて。」

久保「で、しかも、僕今東京住んでますけど、神奈川の方に試験を受けにいかなきゃいけなかったので、ちょっと遠かったんですよ。」

久保「だから、準備するのも大変だし、時間見つけるのも大変だし、みたいな。」

川口「うん。」

久保「で、免許に落ちたらまた何千円か払って、また再試験しなきゃいけなくて、面倒くさいから、やだーって思ってて。」

久保「忙しい中で、本当にちょっとしか勉強してないのに、受かって、よかったーって、めっちゃほっとしました。」

久保「で、しかも、そこで、留学生の友達ができました。」

川口「すごいね。それはほんとにすごいね。」

久保「なんか、学科試験の説明する人が、ちょっと怖い口調の人だったんですよ。で、留学生からしてみたら、そりゃ聞き取りづらいじゃないですか。」

久保「多分文字とか読めるけど、聞き取るの苦手、みたいな子だったんですよ、で、”これはどういう意味ですか?”みたいに聞いてきたので、その都度教えたりとかしてたんですけど。終わってから、お互いに ”受かりましたね、良かったですね” って言って、流れでLINE交換して。」

川口「おー。今度会ったりするの?」

久保「まだその予定はないですけど。そうですね、会ってみたいですね。」

久保「なんか中国から来た子らしいので、中国のおすすめスポットとか教えてもらって、行ってみたいなーって思ってます。」

川口「え、すごい。」

川口「なんか、そこまでおっきくないけど。この間コギトのOGの先輩と電話して、それで私はここ数日るんるんなんですよ。」

久保「お、いいですねー。卒業した人とかとちゃんと連絡とれるっていいですよね。」

川口「幸せ、だな、って思いつつここ数日るんるんしてるの。電話だ、やったー、って。」

久保「それはうらやましいなー。」

久保「普段あんまり会えない人と会える、っておっきい幸せですよね。」

川口「うん。」

久保「免許の話とちょっと被りますけど、あの、今独り暮らししてるので、免許とりにいったときに、実家に帰ったんですよ。で、ちょうど、お母さんと弟の誕生日が近かったので誕生日プレゼント渡したりして、久々に会って、しっかり2人とも喜んでくれたりして。」

久保「ちっちゃいですけど、大分幸せでしたね。あれは。」

川口「確かに。」

久保「あとお母さんから、プレゼントのセンスがいい、って言われましたね。」

川口「おー。何あげたの?」

久保「デパ地下で買ったブラウニーですかね。」

川口「あ、喜んでくれそう。」

久保「そうなんですよ、詰め合わせみたいなやつで。」

久保「センスがいいっていう褒め方良くないですか。ただ、嬉しいとかよりもセンスがいいって、何回言われても嬉しい言葉な気がします。」

川口「確かに。」

久保「そうだ、今の話で思い出したんですけど。嬉しいときとかの語彙力増やしたいな、って最近個人的に思ってて。」

久保「嬉しいことがあったときに、嬉しい、楽しい、だけじゃなくて。褒め言葉みたいなのいっぱい持ってた方がより幸せを感じられるんじゃないかな、って思って。」

川口「うんうん。」

久保「いろんな観点から幸せを見つけられるというか。」

川口「うん。」

久保「っていうので、なんか辞書で調べたりとか、してましたね。」

川口「そうなんだ。なんか見つけた言葉ある?」

久保「えー...っとなんだったっけなー。四字熟語とかで...すいません、今ぱっと思いつくのが眉目秀麗とかそんくらいしかないですけど、褒め言葉で四字熟語使えたらかっこいいな、って思いません?」

川口「確かに!」

久保「ね。ことわざとか四字熟語とか、そういうの使いたいなー」

久保「パって出てくるときに、”顔がいい” じゃなくて”眉目秀麗” って言えたら頭良さそうじゃないですか?」

川口「頭良さそう。」

久保「あと、褒められた側としても、なんか眉目秀麗は分かんないですけど、色んな言葉で褒められた方が、その、同じ言葉で褒められるよりも嬉しいんじゃないかな、って思ってて。」

久保「同じ言葉で褒められた時って、前にも言われたなってなるから、同じ喜びにはあんまりならない気がしてて。違う言葉で言われると、同じだけの量の喜びを感じられる気がしてます。」

川口「確かに。」

久保「幸せからちょっと外れちゃいましたかね。」

川口「全然、いやそんなことは。」

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久保「不幸せか....。ちょっと直近で不幸せ感じたことあります?」

川口「直近で不幸せ...。あ、なんか、4月に履修組んだ時には、火曜日が4限までだったの。」

久保「はい。」

川口「だから、火曜の後にバイトが入ってもいいな、って思ったから、塾講師だから、代講っていう、先生が来れない日に代わりに入って、っていうのをOKしたの。」

川口「途中で何を思ったのか5限も入れてたの。来週の火曜日なの。まだ、その、代講変わっちゃったからもう一回代講の先生探さなきゃいけないのに、探せなくて。」

久保「おー、やばい!」

川口「LINEしてるけど、皆ダメですって来ちゃって、それが今やばいなって思ってる。若干不幸せなことかもしれない。」

久保「確かに、そうか、想定外のこととか起きたりすると不幸せになるのか。」

川口「私はあんま適応力がないから、想定内で生きてみたいなっていう。」

川口「なんかさ、日常でさ、ちょっと嫌なことがあってもさ、不幸せだーってほどさ落ち込まなくない?」

久保「落ち込まないですね。」

久保「そんな日もあるよなー、くらい。」

川口「そうそうそう。」

久保「寝るときに思い出すくらい嫌なこととか...」

川口「あー...」

川口「寝る前色々考えるタイプですか?」

久保「眠くなかったら。たいてい僕は眠気に負けるので。」

川口「なるほど、なるほどなるほど。」

久保「週に1,2回くらいは、今日、こんな嫌なことあったなーっていって。」

久保「なんか知らないけど目が冴えちゃって、みたいな、ありますね。」

川口「あー。」

久保「あれかなー。上手く演技ができない、っていう。」

川口「演技?」

久保「演技、コギトの事でいうと。なんか、難しいな...。一橋とかに入ってきてる人は大体そんな気がしますけど、理性をめっちゃ働かせてきているというか。津田もそうじゃないですか?」

久保「なんかこう押さえて、押さえて成長してきた、素晴らしい人間たちがいっぱいいる訳じゃないですか。」

川口「んんーー..おう」

久保「で、いざ演劇をやるってなった時に、上手いこと感情を爆発させるのが難しいというか。まだまだ、押さえちゃったり、こう...計算しようとしてるなーって思うんですね。」

久保「なんか、こう...めっちゃ大泣きするシーンとか。めっちゃ怒ってるシーンとか。そういうのなかなか演じにくいなーって思って。それは僕の技量が足りないのか、経験が足りないのか、どうすればいいんだーってなったり、はします。」

川口「なるほどです。」

久保「話のオチが見えないー」

久保「なんだろう、じゃあ、コギトに限らずですけど、おっきい失敗しちゃったとか、なんか思いつきますか?」

川口「おっきい失敗?あー、こないだセミナーの発表で、先生になんか途中で注意されて、なんか知らないけどメンタルが崩壊されて、途中から泣きながらやる、っていう訳分かんないことしたのが最近の失敗な気がするな。」

久保「そ、そんなことが?」

川口「でも元気なんだよ。」

久保「寝て治ったりとか?」

川口「え、あの、発表がとりあえず90分喋り続けたから、終わったー、っていうので元気なんだよ。」

久保「なるほど。」

川口「最近の失敗はそれかもしれない。」

久保「まだじゃあ、その瞬間だけで終わったのは良かったですね。そうかー。」

川口「その発表の日の後に結構楽しい予定があったから、その予定で結構そこまで引きずらずに、今元気。」

久保「確かに。終わりよければ全てよし、ですね。」

川口「久保くんはなにかありました?おっきい失敗。」

久保「おっきい失敗。うーん。まあ、親とか友達とかによくお菓子を恵んでもらうんですけれど、夜中におなかめっちゃ空くじゃないですか。だから、こう寝る前とかに1個ならいいよな、っていってチョコをつまみ食いするんですよ。」

川口「おー。」

久保「そしたら、まー見事に翌朝顔にニキビができてたりして。」

久保「いや、ほら、、朝って顔もむくんでるから、顔洗ってる時の顔ってなかなかに見たくないものじゃないですか。ただでさえ。で、そこに、こう絶対に昨日の夜食べたことが原因でニキビができてたら。はぁーーー、ってすごく落ち込みます。」

川口「原因が分かるね」

久保「分かんないんだったら、なんで?っていう疑問の方が強くなるんですよ。で、原因が分かってたら、あんなことしなければよかったー...っていう自己嫌悪に陥りますね。」

久保「で、何が問題なのかっていうと、そういうニキビができたりすんのが、大体こう、久々に人と会うときだったり。ちょっと大事な時だったりとかするので。人と会うのに、こんな顔じゃん!ってなりますね。」

久保「不幸、不幸なのかな?」

川口「段々失敗の話に移ってしまった気がする。」

久保「ま、そうか、それいうと朝ちょっと不幸を感じたりしますね。」

川口「私も普通にセミナーのやつ不幸ではなかったな。」

久保「自分のせいでやっちゃった失敗って、不幸にあんまり感じなくないですか。」

川口「感じないー」

久保「誰か人から理不尽になんかされたから、不幸に感じるのであって。ってすると、僕のも違うなー」

久保「人に嫌なことされるのが思いつかない。」

川口「そうなんだよねー。」

久保「ね。」

川口「しかもなんかちょっとなんかあったとしてもさ、お互い様みたいにならない?」

久保「そうそう。許容しますね。我々が器が大きいのかもしれません。幸せですねー。」

久保「怒りっぽくなっちゃうよりよくないですか?」

川口「うん、なんかねー。ちっちゃいことに不幸せだっていってるとすごい怒っちゃいそうだもんね。」

久保「そう、友達、高校時代の友達が、まあ良く遅刻するんですよ。すごい子で、天然なんですけど、よく電車の反対方向に行っちゃったとか、寝坊するほどでもない時間に起きて、まあ大丈夫だろって言って、で、いつもよりゆっくり準備をして、しっかり遅刻するみたいな。」

川口「うん」

久保「でも、別にその子のことは分かってるから、こう遅刻することを前提に行動するようになるんですよね。」

久保「大学に入ってからもそうしてるので。もう、なんか他の誰が遅刻しようと気にしなくなったというか、人の遅刻に対してものすごく寛容になりましたね。」

川口「あーー」

久保「まあ、だから、幸せ、なのかな?」

川口「遅刻、授業あって、一緒に行く約束してるのに来てくれないとかは、若干焦ってイライラしちゃうんだけど、一緒に遊ぶ約束してて来ないはまあ許容できるかもしれない。」

久保「そうですね」

川口「まあ待てばいっかなみたいな、スマホあるしな、みたいな。」

久保「何時間くらいなら待てますか。何時間...何分」

川口「え、でも普通に半日くらいは待てるよ、私。」

久保「おー、結構待ちますね。」

川口「基本パソコン持ってるから、近くのカフェで作業をするっていう前提だけど。」

久保「あー、はいはいはい。」

久保「あー。それでいうと、1時間超えると、さすがに心配になっちゃう、というか。」

川口「心配にはなる」

久保「もう、鬼のように電話をしまくるかもしれない。そう、早く来いとかじゃなくて、今何をしている、みたいな。」

川口「大丈夫?の方ですか。」

久保「そうそうそう。」

川口「私なんか電話する勇気がないから、いっつも、というかそんな遅刻する友達いないけど、LINEで一言、ゆっくりで大丈夫だよ、どこにいるの?、みたいなのを送るタイプかもしれない。」

川口「でも自分が遅れるのはダメなんだよね。」

久保「そうですね。」

川口「自分が遅れるのは絶対ダメで、私。」

久保「自分に厳しく、他人に甘く。最高じゃないですか、それ。」

川口「んーー」

久保「待つのは全然苦じゃないからなー。1人で待ってる分には、最近よく本を持ち歩いているので、本が一冊あれば2時間くらいは、まあ余裕で潰せるし。」

久保「2人以上いたら、会話してたらいつの間にか時間経ちますからね。」

久保「幸せ...」

川口「幸せ....テーマ変えよっか? ずっと不幸せの話し続けてるな。」

久保「幸せか...うん。」

川口「幸せか...」

久保「まあ、人に褒められると幸せにはなれますよね。」

川口「うん、嬉しいもんね。」

川口「そっか、じゃあ、どんな未来があったら幸せだなと思う?今大学生だけど、社会人になって行くじゃん。どんな未来があったら幸せだと思う?」

久保「うーん..とりあえず、自分の身の回りの人とか、自分が仲いい人が、皆健康で、自分と繫がっててくれたら嬉しいかな。あ、自分のこと言った方がいいですかね、こういう場合は。」

川口「別に....いいけど。全然いいけど」

久保「なんだろうな、例えば10年後とかにしますか。」

川口「10年後」

久保「だいたい30歳とかそんくらい。で、どうなってたら幸せなんだろう...」

久保「食べたいもの食べたたい時に食べられること。」

川口「病気とかなくて..の意味の方?」

久保「まあ、それもそうだし、まあ経済的にも年収何百万何千万以上、みたいなことじゃなくて、とりあえず好きなときに使えるお金が多少あればいいかなーみたいな。」

久保「たとえば。あ、10月だ、ミスドでさつまいものフレーバーのドーナツがいっぱい売られている、よし、今日は全部コンプリートしようと思ったときに、本当にそれを実行できるくらいの経済力があれば。」

川口「うんうん。」

久保「後は、友達から今日の夜暇?久々にご飯食べに行かない?って言われたときに、好きなものを食べにいけるような、感じだったら幸せだなー。」

久保「やはり、お金が全てかもしれない。」

久保「どうですか?10年後どうなってたら幸せですか?」

川口「10年後...なんか、休みの日になにかやることがあって欲しい。仕事だけじゃなくて、演劇なら演劇続けてたりとか、」

久保「わ、分かるかも。」

川口「なんか、仕事だけじゃなくて、他の世界、家庭でもいいけど、なんだろう、仕事以外の世界をちゃんと持って生きてたいなと思ったりするかもしれん。」

久保「あー、いいですね、それ。もう好きなことをしているような、というか。」

川口「趣味でもいいから、そっちの世界をもっていたい。」

久保「いいですね。」

久保「後は、めっちゃ未来の話になりますけど、例えば、自分の葬式があったときに人が泣いてくれるような人生だったらいいな、みたいなのは思いますね。」

川口「うんうんうん。」

久保「なんか、本とかで読んだ気がしますけど。その人の葬式にこう来てくれる人とかで、その人の人生が分かる、みたいなことをたまに聞いたり読んだりするんですけど。」

久保「そうなってくれたらいいな、って。」

久保「うちの祖母のお葬式が、何年か前にあったんですけど、そのときに親族皆大号泣みたいな。あちこちから、全然顔も知らないような人がやってきて。こう皆でお花あげてみたいな、感じの。」

久保「本当に人に愛されて生きてたんだなーっていうのが分かったんで。そういう人生送りたいなーって思いました。」

久保「そしたら、もうだって、自分が意識が途切れるような直前とかでも、わりと幸せに、ねえ、いられるんじゃないかなって思います。」

川口「確かに。なんか素敵だね。それ。」

久保「あとは、知らないことを知れたら幸せです。知識欲、かな?好奇心が満たされると幸せです。」

川口「それに近いんだけど、数学の証明できるとめっちゃ幸せです。」

久保「いいですね。ああいうのってなんか、解が決まってるから、1つに定まってるから、それがぱって分かるとめっちゃ気持ちいいですよね。分かる。すごく分かる。」

久保「もう、文系のやつって何が正解だか一切分かんないんですよ。レポート書いてCのときとAのときで、全く何が違うのか分かんないんですよ。何が教授に刺さったんだろうみたいな。」

川口「あー。」

久保「だから僕は、理系の科目好きです。」

川口「理系科目、数学しかできんけど、私は。」

久保「なんで、幸せを色々感じてるはずなのにぱっとでて来ないんですかねー」

川口「おっきい幸せって難しくない?」

川口「ぬいぐるみ抱っこしてるだけでも幸せだもん、今私。」

久保「かわいい」

川口「かわいいよねー」

久保「かわいいですね。総じてかわいい」

川口「なんかさ、私中学時代からの親友がいるんだけど、」

久保「はい」

川口「その子と20年後とかに年1とかでもいいから会えてたら幸せかもしれん。」

久保「あ、いいですねー。僕も中学高校の友達とか、主に同じ部活の友達と繫がってたら嬉しいなーって思いますね。」

久保「特に僕は、中学高校が中高一貫校だったので、付き合いがめっちゃ長いんですよ。だから、このまま一生、年1でも、なんならLINEとかだけでもいいからつながってたいですね。」

久保「ひとりぼっちだと不幸ってことになるんですかね、そうすると。」

川口「今喋ってた定義でいくとそうなるよね。」

久保「そうなりますよね。」

川口「1人、1人時間好き。1人時間とかそういうことではないのか。ずっと1人孤独ってこと?」

久保「確かに、孤独だとめちゃめちゃ不幸かもしれないな。」

川口「孤独とさ、1人が好きって違う?」

久保「1人が好きって、普段人と関わっているっていう時間もありながら、でも1人の時間もたまにはあってもいいよね、って感じじゃないですか。孤独は本当に1人。ずっと1人。」

川口「なんだろうね。孤独イコール不幸にしちゃうのは違う気もするけど、なんかね、今喋ってる中でも人との繋がりがあるから幸せみたいなのを感じることがお互い多いなって思って。確かに。そうすると、幸せの定義がよくわからない。」

久保「確かに、さっき褒める、褒められるみたいな話もしましたけど、そういうのって人と関わってないとできないですもんね。」

久保「あと、食べ物がおいしいとかっていうのも、できれば、おいしいのを感じるっていうのは良いですけど、それを誰かに共有したい、っていう気持ちもあります。」

川口「ああー」

久保「そう、だから、幸せな気持ちであることを共有したいな、って思うから、1人で遊園地とか映画館とかあんまり行けないですね。僕は。」

川口「あ、そうなんだ。」

久保「例えば、こう、ジェットコースターで隣に知らん人座ってたら、スンッってなっちゃいません?」

川口「なるかもしれない。」

久保「隣に友達とかがいるからこそ、ギャーってなるっていうか。ねー」

川口「映画も1人は嫌?」

久保「映画もそうですね。観終わった後に、本当に内容考察するとかまでは全然いかなくていいので、楽しかったねとか面白かったね、とか本当に中身ゼロの会話でもいいんで、それができたら嬉しいです。」

川口「なるほど。」

久保「うん。だから、うちでDVDを借りて映画を観ることもよくありますけど、特にこれが良かったな、みたいなのは、家族に”これよかったから見て!” って言ったりしますね。」

川口「共有できるって結構幸せだよね。感想でもさ、思ったことを共有する相手ってさ、重要、大切な気がする。」

久保「ですね。なんでだろうな。」

久保「SNSとかが発達してきたから、そうなってるんですかね?」

川口「常に、いつでも共有できるって環境があるから、ってこと?」

久保「そうそうそう。」

川口「え、SNS、Twitterやってる?」

久保「やってないです。」

川口「LINE、何やってる?インスタやってるよね?」

久保「インスタは、最近1、2ヵ月くらい開いてない気がしますね。」

川口「あれ、じゃあ共有する手段は、インスタとかで投稿じゃなくて、LINEで個チャにお母さんだったら、お母さんに、友達、この子にみたいな感じか。」

久保「そうですね。余りつながってない人からのいいねもらってもそんなに嬉しくないというか。」

川口「あ、それは分かる。」

久保「ちゃんと反応が返ってくるのが嬉しいですね。」

川口「うんうんうん。」

川口「あ、じゃあ、ただSNSで共有できるっていっても、一方的な共有じゃなくて、共有に対してコメント?レスポンスというか返してもらう方がいいのか。」

久保「そうですね。うんうんうん。」

久保「ふふふふ、なんの話なんですかこれ?」

川口「どこにオチをつければいいのか」

久保「はははは、じゃあそろそろ終わりますか、そしたら。」

川口「うん。」

久保「あ、今全然違う話を思いついたんですけど、いいですか?」

川口「どうぞ」

久保「幸せと、その辛いって漢字が一本線が足りないだけ、みたいな、だから近いものだみたいなこと言うじゃないですか。でもその一本線はどこからもってくるものなんだ、ってことを僕は常々思ってるんですけど。」

川口「確かに。」

久保「近いとは言っても、その一本あるかないかでめっちゃ変わってくるんだったら、どっからそれを持ってくるんだろう」

川口「確かに、抜いちゃうのは簡単だけどね。」

久保「幸せの中に、辛いも包含されているだけであって、足すのって、どうやるんだろう。」

川口「確かに。私、その考えなかった、確かに、足すのってどうやるんだろうね。」

川口「足すことが一番難しそうじゃない?」

久保「これまた話し合っても答えが一切出ない問題だと思いますよ。」

久保「よくわかんないですねーって感じで終わらせます。」

川口「はい」
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皆さんも幸せなことがあったら、喫茶アトリエに話をしに来てくださいね。
またのご来店をお待ちしております。

公演情報

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劇団コギト2023年度一橋祭公演
『7×7のモラトリアム』
脚本・演出 高尾友季
「喫茶店は、道の途中で立ち寄る所。そんな場所に彼らは住んでいた。」
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◆出演
伊藤朝輝 杉本周平
羽尻結衣 藤田ひかり 古浜奨真
◆日程
11/24(金) 11:00~ / 14:30~
11/25(土) 11:00~ / 14:30~
11/26(日) 10:30~ / 14:00~
※開場は開演の30分前です。
※上演時間は約80分を予定しております。
◆料金
無料(カンパ制)
*本公演は無料ですが、ご予約も受け付けております。お席はご予約の方を優先いたします。
下記 URL よりお手続きください。

◆会場
一橋大学⻄キャンパス学生会館 1F アトリエ
アクセス
JR中央線 国立駅南口より 徒歩15分
JR南武線 谷保駅北口より 徒歩25分
*会場がわかりにくくなっておりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
◆スタッフ
舞台監督   佐藤愛佳
舞台監督補佐 陽美雄月
演出助手   小田悠生 中村紘夢 らむ
舞台美術   佐藤あい 富田皐央 濱野あすか
       陽美雄月 山田彩絵 リーナ
制作     岩田大煕 齋藤よしみ 298
衣装     近江天音 菅野咲名 土屋陽菜 山葵
小道具    久保聡琉 長月小雨 らむ
宣伝美術   久保田広輝 錆田 ひらお
広報     川井直太郎 川口芽萌子 宮野浩真 山浦弥桜
照明     黒崎陽人 山本翔
音響     中嶋悠太 成田明由
音響補佐   千足海都
作曲     高尾友季
編曲     中嶋悠太
応援     天野友花梨
◆お問い合わせ
一橋大学 劇団コギト

連絡先
cogito.pr@gmail.com (制作 岩田)

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