2023年度卒業生対談➀【谷口由佳・土屋陽菜・羽尻結衣】
☃️来たる!3/1~3/3☃️
劇団コギト2023年度卒業公演『雪の三原色』の上演です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
そして、本公演をもって6名の団員が卒業します。3人ずつ、全2回の対談の様子をnoteにて大公開!
今回は、谷口由佳、土屋陽菜、羽尻結衣の3人に登場してもらいました。
自己紹介
全員「……」
谷口「え、順番……。」
羽尻「あ!わ、私から行きます!!一橋大学商学部4年の、羽尻結衣です。えー、言うことがありません。以上です笑。」
谷口「笑」
羽尻「この後の話が自己紹介になるでしょう、きっと。次の方、どなたかどうぞ。」
谷口「つっちー行く?」
土屋「あ、うん、わかった。えっと、津田塾大学英文科四年、土屋陽菜です。これからいろいろ喋るから、特になし、かな。お願いします。」
谷口「それで行くと私、所属すら危ういんだけど。」
全員「笑」
谷口「窒素と申します。あ、谷口由佳と申します。ふふふふふ、お願いしまーす。」
羽尻「いえーい。」
谷口「いえい。」
谷口由佳
土屋陽菜
羽尻結衣
印象に残っている公演
羽尻「印象に残ってる公演、あたりの話してみるか。」
土屋「むずいな。」
羽尻「人に振ろ。印象に残ってる公演あったりする?」
羽尻「つっちーは割と、役者の印象はあるかも。」
土屋「そうだね、うん。確かに自分が参加した公演は、役者をやることが多かったかな。」
羽尻「特に印象に残ってる役とかあったりする?」
土屋「全部って言いたいんだけど、その中でも……でもやっぱり新入生公演はめちゃくちゃ残ってる。」
羽尻「うんうんうん。」
土屋「自分がコギト入るときから、新入生公演では役者やりたいっていうのは思ってたから、役者できて嬉しかったってのもあるけど、やっぱり、リビデの作品に、役者として出れたのも、自分としては嬉しかったし。窒素から、公演が終わった後にメッセージ貰って、『その本番の演技を見て、希美がつっちーでほんとに良かった』って言う言葉を貰ったから、それがすごい嬉しくて、ずっと覚えてて。」
羽尻「おー!」
土屋「めちゃくちゃ嬉しかったし、やっぱりリビデで役者ができて良かったって、思ってます!」
羽尻「わー!なんかめっちゃ良い話。」
谷口「熱いなぁ。」
羽尻「熱いなぁ。めっちゃ良いじゃん、何それめっちゃ良いじゃん。」
谷口「やったぜ。」
羽尻「めっちゃ良い話が聞けちゃった。そうだよね、つっちーあれだよね、新入生公演でも役者やって、卒業公演でも役者やりたいって、決めてたって、聞いたからね、この卒公も楽しみ。」
土屋「うん、頑張る。」
谷口「熱いなぁ、良いなぁ。」
羽尻「いいね。窒素はそうね、演出……と宣美だな、印象にあるのは。」
谷口「そうね……。印象に残ってるって、めっちゃむずいな。」
羽尻「いろんな意味での印象があるからね。」
谷口「はじーは?」
羽尻「パスされた笑。えー、そうだな。全部印象に残ってて、全部大事な公演だけど。難しいな……。1つは、一年前の夏、2作品を夏企画でやったのが私が最初に舞監をやった……あれ?最初で最後か、一回しかやってないか。去年の夏企画が、とりあえず舞監とかちゃんと重い役職を持った一番最初で。めっちゃ大変だった記憶もあるけど、その分、終わったときの達成感がすごい大きくて。やりがいとか楽しさを感じられたのは、それが一番最初だったかなって気がするかも。」
谷口「ほわぁ~。なんかあの頃って、普通にコロナとかもあって、舞監大変だったよな。」
羽尻「そうね!えへへ、そう、あんまりコロナで、ちゃんと引継ぎしたりとか先輩方の様子をずっと見てきたりとかできなかった中で、2つの作品やりたいってことになったから、分かんないことだらけだったけど、その分達成感はあったかなって。」
谷口「ほ~、やばい、みんないい話をしている。」
羽尻「ということで笑。」
谷口「え、どうしよう。いやなんか、ずっと、リビデだぜって思ってたんだけど、最近まで。なんか、どうなんだろう、改めて振り返ってみると、結構どの公演も印象に残ってるんだよなぁ。」
羽尻「いいことだよな、それは。」
谷口「やったぜ。結構、その、フルコミット勢……いや、最後の一年は、カナダにいたから、コミットしてたのかって感じだけど、フルコミット感があるから。むずい、むずいよぉ。」
全員「笑」
谷口「でも、宣美でいくと、今年度の一橋祭とかは、フライヤーめっちゃがんばったから、すごい印象に残ってるな、それは。褒めてももらったし。」
羽尻「いやー、そうね、めっちゃ良いフライヤーだよね、あれ。」
谷口「いぇい。」
羽尻「公演の最後、フライヤーがデザインされた缶バッジを貰えたのがめっちゃ嬉しくて。ほんとはどこかにつけたいんだけど、汚したくないから、そっとしまってあります。」
谷口「缶バッジあるあるだ。」
羽尻「ははは、缶バッジあるある。」
好きな役職とその理由
谷口「好きな役職……。でもここ3人みんな役者っていう可能性があるぞ。つっちーは?」
土屋「やっぱり一番は役者かな。そう、一昨年の一橋祭のときに、本番で自分の演技しているときに客席からぐすっていう音が聞こえて。それで、終わった後に『お客さん泣いてたよ』っていうのを聞いて。なんか自分の演技でね、泣いてくれた人がいるっていうのを知ってめちゃくちゃ嬉しいってなったから。自分の演技がお客さんのね、心を少しでも動かせたっていうのが。うれしかったなぁ。」
羽尻「あぁ、やっぱりいい話。確かに役者はね、お客さんに対して直接なんかできる役職だよね。」
谷口「演劇ってそのライブ感があるから、それならではって感じするよね。なんか。」
羽尻「そうねそうね。」
谷口「ぐあぁ~。好きな役職。」
羽尻「役者で全然良いと思うよ。窒素にとっての役者の魅力っていうのも今の話に近そう。」
谷口「でもやっぱりライブ感っていうのが大きいと思ってて。演劇の役者の楽しさっていうのは、同じ脚本でも初日と千秋楽じゃ全然違ったりとか。その役者同士の、コミュニケーションにもなってるというか、そういうところが、すごい好きだなと思います。イェイ。」
羽尻「うんうん、そうだね。もうそこでしか起こらない、二度と起こらないコミュニケーションだから。舞台じゃないと無い良さだよね、それは。」
谷口「そうね。」
羽尻「2人が役者を上げてくれたから私はスタッフから言いたいなと思ってて。私は3年の途中まではスタッフメインでやってきたからこそ、スタッフで好きな部分があって。舞美も舞監も好きだけど、一個選ぶなら制作で。制作は、地味な仕事が多いんだけど、その分なんか仕事してる感があるからすごい楽しい。それで、自分がシゴデキな気分になれるような気がするから、それが好きなんです。あと、当日お客さんと、こう、なんだろう?コミュニケーションする部分が意外と制作もあるっていうか。受付したりとか。その当日制作的な部分は役者だけじゃなくて、スタッフもお客さんとコミュニケーション取れる部分だなと思ってて。そのスタッフの感じとか対応によって、観劇の満足度もちょっとは変わるだろうなあっていうふうに思うから。役者と作品それ自体の邪魔をしない、できればプラスになるようなこともできる可能性を秘めてるって意味でも制作楽しいし、お客さんの様子を見れるのは面白いなって思います!」
谷口「おー!」
羽尻「ちょっとここで人気の役職になってほしいなぁと、何となく。」
谷口「シゴデキ、まぁ~はじーはシゴデキだからね。」
羽尻「本当?やったね。うれしい。そうアピールしてるから。そのおかげでシゴデキっぽいイメージを植え付けることに成功したかもしれん。」
谷口「アピールしていこう。アピール大事。」
羽尻「そう、アピール大事だからね。アピールしていかなきゃ。どの役職もね、すごいから。」
谷口「そうだぞ。」
コギトでの思い出
はじー「コギトでの思い出、えぇ~、たくさんありすぎるな。」
谷口「思い出か、思い出ってなんだ?」
羽尻「普通に遊びに行っただけで楽しいし、ご飯食べただけで楽しいんだけど。まぁ1個は外部で演劇祭に参加したことかな。コギトとしてっていう感じではなかったけど。挑戦として、コギト全体でやることは別に、外部の演劇祭に参加したいなというふうに思って、それが実現できたっていうことで、こう、ちょっと新しい扉を開けたんじゃないかっていう自負があるから。みんなのおかげもあるんだけど。そこは、すごいやってよかったし、良い経験になったし、コギトの活動を多分広げられたかなっていう意味では、思い出に残っているかな。」
谷口「そうね。だよね、外部公演のハードルは結構今年度で下がった気がする。」
羽尻「うんうん。それはすごく良かったことだなって思う。つっちーはなんかあったりする?」
土屋「えぇ、どうしよう、今思い出してる。」
羽尻「いや、そう。めっちゃ色んな事したしな。」
土屋「そうなんだよね。」
谷口「思い出。いやありすぎて、その一個ピックアップって言われると。むずくない?」
羽尻「それはそう笑。」
谷口「リビデの時に、リビデっていう作品が創作への葛藤みたいなのをそのテーマにしたものなんだけど。役者陣からプレゼントとして、いろいろもらって、その中にメイク道具があって。アイシャドウなんだけど、アイシャドウパレットの名前が、なんだっけ?作家とか、創作者とか、そういう意味のアイシャドウパレットもらって、めっちゃおしゃれだ!って思った。」
羽尻「へぇ~!今初めて聞いたその話。めっちゃセンスあるな。それは嬉しいね。」
谷口「そうそうそう。他にも(もらった)。」
土屋「酒井君がまず最初にライングループ、窒素なしのライングループを作ってくれて、『窒素に何かプレゼントしませんか』っていう提案をしてくれて。それでいろいろみんなでアイデアを出し合って、その中の1人が『このアイシャドウどうですか?』って画像送ってくれて。メッセージ的にこれがなんか創作者っていうの意味合いらしいですよってなって。それになった。あと、ピカチュウ。」
羽尻「ピカチュウ笑。良い話って言おうと思ったら、ピカチュウの話になっちゃった。」
谷口「ピカチュウの被り物ね。」
羽尻「あー!あれ?」
谷口「そうそうそう。」
羽尻「あぁ、知ってるわ、ピカチュウの被り物。あれ役者からのプレゼントだったんだ。」
谷口「そうだよ。」
羽尻「ここで判明するっていう。えぇ、いいなあ。ピカチュウの被り物。」
谷口「今部屋にあるよ。」
羽尻「めっちゃいいなそれ。素敵な話過ぎる。」
谷口「それが今も、覚えております。」
羽尻「ピカチュウを見る度に思い出すね。いいな。では、つっちーは?」
土屋「むずいなぁ……。でも、一昨年の一橋祭(『走りだして、輝いていく』)で役者やったときの稽古がめちゃくちゃ楽しかったっていうのがすごいあって。前に多分はじーにね、一緒に帰った時に話したと思うんだけど、役者の先輩が、なんか柔軟の時に、ピタゴラスイッチとかを流してくれたりとか、なんかノンスタイルの漫才を流してくれたりとか。それがめちゃくちゃ面白くて、その時期に、課題で病んだときとかピタゴラスイッチ聞きながらやったりとか。多分メンツ的にもね、結構先輩が多くて、めちゃくちゃ優しかったし、面白かったから。稽古場もう凄い、めちゃくちゃ楽しかったなあっていう思い出があるかな。」
羽尻「うんうん。いいね、ピタゴラスイッチ。卒公でも採用します。」
谷口「一橋祭。その時の一橋祭楽しいっていってる人めっちゃ多いよな。」
羽尻「そんな気がする。」
谷口「良きことだ。」
後輩へ
谷口「後輩に……なんだろう。」
羽尻「うーん。でも、新しいことをやっていってほしいっていう気はする。さっき演劇祭の話はしたけど、外に出てみるのも良いし、今までのコギトにとらわれず、色んな新しいことをやって、今までのコギトらしさとかは無視して。やりたいことをやってくれたらいいなぁって気がします!」
谷口「つっちーある?笑」
土屋「そうね、やっぱり、一人で抱え込まないことが大事かな。コギトの人たちってみんなシゴデキだからさ、一人でなんでも頑張っちゃうみたいな子が多いと思うんだけど。やっぱりね、大変なこともたくさんあると思うから、一人で抱え込んでパンクしちゃうってことがあったら嫌だから。ちょっとでも大変だなって感じたら、周りの人たちに相談してほしいなぁって思うかなぁ!」
谷口「そうね~。言い残したいこと……私コギトの半分知らないんだよな笑。……まぁでも、一人一人、みんな、能力も高いし、パワーもあるので、このままで頑張ってください!笑」
羽尻「うん、ですね!あとは本当に4年間あっという間だよ~っていうのはある。」
谷口「まじでそう。」
期待している後輩
谷口「みんな、だなぁ笑。」
羽尻「そうそう。みんな能力自体高いから、だからこそ、みんな無理しない範囲でその良さを活かしあえれば、すごいことができると思うから。そういう意味でみんなに期待しているっていう感じですね。」
谷口「期待している後輩というか、最近役者人気が高まっていて、それも良いんだけど、スタッフも是非挑戦してみてくれよな!いろんな役職に!」
3人「みんな期待してます!!」
卒業までにやりたいこと
谷口「私はとりあえず新入生を覚えたい。というか、新入生に存在を知ってもらわなければならない気がする笑。」
羽尻「そうね、まだ間に合うぞ!……私はなんだ。あ、まぁでもあれだ。学割系を、活かし切りたい。なんか学割が効くものを、全て3月にやり切る。あと、劇とかも安かったりするから。それを活かす!具体的には考えてません笑。何か、学割で得するものがあれば教えてください。」
谷口「ははは笑。」
土屋「卒業までにやりたいこと……でも、写真をたくさん撮りたいなと思ってて。去年の卒公のアルバムを見た時に、先輩が同期とか、あと後輩のみんなとね、写真をたくさん撮ってるのが。それが、あ~いいなって思ってて。自分も同期のみんなとは全員撮りたいなって思うし、後輩のみんなともね、どこかのタイミングで写真を撮ったりとかしたいなって思ってる。」
羽尻「うんうん。」
谷口「エモい!」
羽尻「そうよな、写真。つい忘れちゃうんだよな、写真撮るの。稽古でも集中してると忘れちゃうから、いつでも撮ろう!別に撮るの無くても撮ろう!」
今回の公演について
谷口「がんばるぞ笑。」
羽尻「私は、脚本と演出をやってて。初めてだから、うまくいかない、いってないこととかもたくさんあって、みんなに迷惑をかけてるところもたくさんあるんですけど。でも、その分、みんなの力を借りて、借りた方がいいものはできると思うので、みんなに甘えながら、楽しく終われたらいいなって風に思っています。」
谷口「いえい。」
羽尻「いえい✌」
谷口「宣伝美術は、まぁ、今まで通り頑張っています笑。より良いデザインを、追求しておりますので。つっちーは、どうですか?」
土屋「今回は、はじーがね、結構稽古の時さ、解釈とか、いろんな、シーンのセリフ、どういう気持ちで言ってるか、みたいな感じで、結構脚本について話し合う時間をたくさん取ってくれてるから、それがめちゃくちゃありがたいなっていうふうに感じてて。やっぱりそれを演技にも活かせるようにね、うん、出せるように頑張りたいなって思っているのと。あとやっぱり、自分にとってこれがコギトの最後の公演になっちゃうから。もうめちゃくちゃ寂しいし、終わってほしくないんだけど、みんなとたくさん話して、たくさん思い出を作りたいなって思います。」
谷口「そうね。いえい、思い出作るぞ。」
最後に一言
羽尻「公演観に来てね!でいいのかな?笑」
谷口「観に来てね~。」
羽尻「来てくれたら嬉しいです。」
谷口「にゃん。」
3人「観に来てください!待ってま~す。」
と、いうことで。同期女子3人の良い話、思い出がたくさん聞けました。
窒素の創作マインド、つっちーの役に対する真摯さ、はじーの淀みない会話回しなどなど、感じていただけたのではないでしょうか?
この3人が卒業公演で織りなす3原色、是非見に来てくださいね。
次回は、酒井拓海、能祖海ら乃、渡邉栄璃の3人が登場します。お楽しみに!
公演情報
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劇団コギト2023年度卒業公演
『雪の三原色』
脚本・演出 羽尻結衣
ある雪の日の、静かで小さな3つの物語。
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☃️出演
朝比奈輝 川口芽萌子 酒井拓海
高尾友季 土屋陽菜 中嶋悠太
ひらお
🗓日程
3/1(金) 13:00〜/ 17:00〜
3/2(土) 11:00〜/ 15:00〜
3/3(日) 13:00〜/ 17:00〜
※開場は開演の30分前です。
※上演時間は約80分を予定しております。
❄️料金
無料(カンパ制)
※本公演は無料ですが、ご予約も受け付けております。お席はご予約の方を優先いたします。
🌟ぜひ、下記URLよりお手続きください。
🏫会場
一橋大学⻄キャンパス学生会館1Fアトリエ
🚃アクセス
JR中央線 国立駅南口より 徒歩15分
JR南武線 谷保駅北口より 徒歩25分
※会場がわかりにくくなっておりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
☃️スタッフ
舞台監督 陽美雄月
演出助手 菅野咲名 村田真衣
照明 齋藤よしみ 山本翔
音響 佐藤愛佳 竜宮大志
舞台美術 小田悠生 富田皐央 濱野あすか
宮野浩真 298
衣装メイク 菅野咲名 山田彩絵 山葵
小道具 天野友花梨 藤田ひかり
制作 中村紘夢 長月小雨
広報 近江天音 杉本周平 古浜奨真
山浦弥桜 渡邉栄璃
宣伝美術 谷口由佳 能祖海ら乃 古浜奨真
大道具 岩田大煕 久保聡琉 黒崎陽人