【2023年度新入生公演インタビュー② 宮野浩真・中村紘夢】
どうもこんにちは。広報の周平じゃないほう,川井です。
周平に「ま,とりあえずインタビュー!よろ!」(要約)という企画書を送り付けられ,大変困惑しております。
では。書き起こしスタート。次まともに寝られるのはいつなのかな。
杉本「新入生公演のインタビューを始めさせていただきます、よろしくお願いいたします」
みんな「よろしくおねがいしまーす」
ー拍手ー
杉本「インタビュイーの杉本周平です」
中村「あ、こんにちは」
杉本「こんにちは」
中村「インタビュアーの新入生公演で照明を務めさせていただきます中村紘夢です」
杉本「よろしくお願いします」
宮野「新入生公演で同じく照明の,宮野浩真です。よろしくお願いしまーす」
みんな「よろしくお願いします」
杉本「まず自己紹介なんだけど,半分くらい自己紹介が済んでしまったので,ではまずひろむ君」
中村「何ですか」
杉本「大学と学部,演劇経験の有無などを」
中村「なるほど。私,一橋大学経済学部1年です。演劇経験は,高校のときに演劇部に少し入って,少しかじったくらいですね」
杉本「経済力のない経済学部ですね」
中村「はい」
宮野「大学は一橋大学社会学部1年で,演劇経験はほぼないです。強いて言うなら幼稚園の頃に…」
一同笑い
宮野「ピーターパンのミュージカルみたいなのに出させられたことがあります」
杉本「出させられた」
宮野「スカンク役。動物が出てくるところの,3匹のうちの1匹」
杉本「大学から演劇を始めるにあたって,一番驚いたこととかあったら」
中村「高校のときは無茶苦茶人数少なくて,部員がそれこそ4~5人くらいだったから,今年めちゃくちゃ入ったのには驚いたね*1」
編集者 *1
劇団コギトの本年度の新入生数は20人強。来年も同程度入ってきた場合はアトリエ移転も視野に入れる必要があるだろう。
杉本「そうだよね。稽古場とスタッフ組に分かれて,30人ぐらいの体制でゴリゴリに作業進めていく感じね」
中村「あれは新鮮だったね。驚いたっつーよりも,やっとちゃんとそういうのを出来るんだなっていう」
杉本「座組という概念が生まれたっていうか」
中村「そう,毎回強制参加みたいなもんだったから」
宮野「俺も,人数が大きいっていうのにはびっくりした。というのも,演劇部の高校の友達いたんだけど,その子が演者でも照明でもやってるわけじゃないよって言ってて,じゃあ何をやってるだって思ってたんだけど,座組に入ったらこんなに役職があるんだって驚いたな」
杉本「このインタビューは割と役職別に分かれてやってるんだけど*2,舞台美術,音響,照明,役者,宣伝美術…云々,このnoteを見てくださる方は演劇経験多分あると思うんで分かると思うんですけど,このこれくらいの役職に分かれてるっていうのは我々にとって新鮮なところでしたね」
編集者注*2 ちなみにスタッフ組のインタビュー(by川井)は日調に困難を極めたため,役職を無視したペア構成になっています☆
中村「特に,広報,宣伝美術あたりは,ひとまとめになってたり,あとは誰かが役者やりながらそっちもやってたりとか,小道具大道具やりながらそっちやってたりとか」
杉本「たまたま絵がうまかったみたいなことで何とか無理やり解決してることが多いよね」
中村「あーそうそうそう、わざわざ役職は作らずに」
杉本「私絵上手いしって言って何とか解決するパターンが多い。けどうち(劇団コギト)はわりかしマンパワーで何とかしてるからね。座組30。新入生公演の場合は座組23人か」
中村「そうかな」
杉本「で,役者が6人だから,スタッフ17人,これでも少なく感じちゃってるっていうね。多い方なんだけどね」
宮野「多い方だよ。ちょっとした会社みたいな感じで,スラックとかも結構システマチックに整備されていたりして」
杉本「各マニュアルなんかも先輩方が作っていただいていて。という訳で,お二方は照明ということになってるわけなんですが,具体的な内容とか」
中村「11月はじめにまず第1プランの提出があって。Cueシートと,吊り図案をとりあえずやって。Cueシートっていうのは「きっかけ」のシートですけど。それをこうじんが,僕が吊り図案で,とありあえず書くだけ書いて,出して,一橋祭終わるまでは何も触ってないね」
杉本「照明も音響もそうだけど,Cueシートってね,180度変わるからね」
中村「とりあえず空想だけで紙に書いて,でも実践しないと何も起こらないので」
杉本「照明と音響はね,トライアル&エラーがなかなか多いっすよね」
中村「でもこれからだよね。今日が11月30日。これからオペ入りのはずなんだけど,一橋祭がおとといくらいに終わったのかな。もう少し前か」
杉本「一昨昨日(さきおととい)?おとといという言葉を使うには少し難しいくらいには前かな笑」
中村「とはいえ4日くらいしかなかったわけで,時間もほぼないなか,一橋祭公演の吊ってある照明から,新入生用の照明に付け替えたと。それが今日まで。あとちょっと残ってるけど」
杉本「終わりは見えてきた,と」
中村「そうだね。あとは,LED系のレコードをして,いろいろな複雑な動きなりをフェーダーにまとめるって作業がまだ残ってるかな」
杉本「だいぶ専門的なことだね。照明の仕事はね,稽古次第でどんどん変わっていくからね、結局ね」
中村「さっきも言ってたけどトライ&エラーだからね」
杉本「ま、分かりきってることだけど,公演ごとに特色があるっていうことだよね」
中村「うーん,今回の特徴…」
杉本「まあ6人ってね,ちょっと多いくらいの役者なんだよね。これに合わせた照明の作り方っていうのは難しそうだなっていうのは,ぱっと見」
中村「そうだ。一橋祭はずっとカフェの中だったじゃん。でも今回は,ちょっと変わってくるから。色々その辺の表現を照明でもやっていきたいなと」
杉本「場面転換が多いと難しいところではあるよね」
宮野「照明の腕にかかってるというか」
中村「1日の時間経過の表現は一橋祭でもあったけど,今回はもうちょっと,広めにいろんな時間経過をやるので」
杉本「なるほどね。今までの公演で大変だったことってある?こうじんとかはゆきづり(外部の演劇チーム)で音響をやってたと思うんだけど,今までのオペで大変だったこととかあります?」
宮野「大変だったなーか,うーん,入れて聞いてみるまで分かんないっていうのが難しいところだなって思います。Cueシート書いてこの音楽が良いんじゃないかなっていうのがあっても,実際入れてみるとちょっと間延びしちゃったりとか,雰囲気に合ってないってこともあったり,うるさい,激しいっていうこともあって,最後まで調整が必要っていうのが難しいって俺は思ったな」
杉本「オペってそういう仕事だよね。最後まで演出のわがままを聞き続ける仕事。ねえ演出さん!」
長月「ごめぇんねぇ(甘い声)」
一同笑い
杉本「でも演出のわがままが最後まで通り続けるっていうのは,それとしては劇になると思うので。オペまでわがままが行き届くっていうことを思えば,考えられている劇になると思うので。熱量とそこらへんは比例すると思うな」
みんな「そうだねー」
杉本「そしたら,ここら辺から身内ノリネタマックスで行くんだけど*3」
編集者注 *3 ここから早口になるんだろうな。書き起こしの難易度上がるんだろうな。早く寝たいな。
杉本「私たちがここに入団して半年以上たつわけですね」
中村「はい!」
杉本「お互いの初対面の印象からの変化,現在の印象に至るまでの変化,教えて」
宮野「ひろむはめっちゃ印象変わった」
中村「ほお」
宮野「ひろむは一番最初,オレンジだったよね」
一同笑い
杉本「何人か髪色は明るかったよね」
宮野「だからちょっと,なんか,バリバリ系なのかなと思ってた*4」
編集者注 *4 オブラートに包むことに失敗した宮野。
杉本「そこに逆接が来るとちょっとね(笑)。逆接の向こう側は…(笑)省略しておきましょう」
宮野「本当に頼れる…」
杉本「あ、着地地点はよかったね」
中村「ごめんなさいね。有能気取ってる無能でごめんなさいね」
宮野「プールに行こうとかいろんな企画とかを立ててくれて」
杉本「いつでもアトリエにいるおじさんではある。どのアルバムにもいるよねひろむ」
宮野「そうだよね、スタワ(スタッフワーク)とかも,一橋祭公演でめちゃくちゃ参加してて。演出助手なのに」
中村「高評価いただいてありがたいですね」
中村「こうじんくんは…変化。あんまりないな。初めて会ったのはいつだったのかな。新歓終わって7月公演の座組入る…入りだしたくらいの認識だったな」
宮野「そっか…(心なしか哀しいような声)」
中村「分かんない俺が勝手にそう思ってるだけかもしれない」
宮野「たしかに,そんなに,座組が始まる前にかかわりがあったわけじゃないかな」
中村「そうだ,7月公演のインタビューで,いずれ化けの皮をはがすというか,本性を出すっていうようなことは言ってたんだけど…」
杉本「まんま…」
中村「そうだな、ほら、最初の印象としては,ちゃんと真面目に仕事をして…」
杉本「逆接につながないで(笑)。ディスコースマーカーが」
中村「その,なんだろう,丁寧な…丁寧ではあるよ,ちゃんと。でも案外そうですね。今日のインタビューも,寝坊してちょっと遅刻したりとか….意外とね…*5」
編集者注 *5 長尺で悪口を言う中村。書き起こすと壮観である。
杉本「半分『よく寝る』が原因だね」
中村「そうだね(笑)ヤドンらしいっていういうのはそういう点ではあんまり変わんないのかもしれない*6」
編集者注 *6 宮野のLINEのアイコンはヤドンなのである。
杉本「イメージキャラクターではある」
宮野「まじで…申し訳ない…」
杉本「何も言えなくなっちゃった…(笑)」
長月*7「ヤドンになろ,そのまま」
編集者注 *7 たびたび出てくるこの人は,新入生公演の演出様である。我々庶民が彼女に歯向かうことは許されない。
中村「ちゃんとね,仕事は最終的にしてくれるからね。ありがたい。しかも丁寧だから。まじで,スラックとかラインとか,文章をまとめて報告するってなったときに,めちゃめちゃ見やすいのよ。こうじんの」
杉本「文章能力が高いっていうところは尊敬しますね」
中村「それはいいところですね、最近気づいた」
杉本「化けの皮が剥がれるっていうのでいうと,それは次の回に持ち越しかな。一番はがれたの誰だと思う」
中村「一番はがれたの…?誰だろうな。君(杉本)はさ,一年生間でははがれてると思われてるけど,『新歓のときはあんなんだったよね』みたいな感じで言われてるけど,上級生には変わってないと思われてるよ」
杉本「そうだね。俺は違くて,ノリとしては変わりはしないんだけど,オタクを一切隠さなくなった,気持ち悪い部分を一切隠さなくなったっていう部分があるかな」
中村「なるほどね」
宮野「あーなるほどー」
杉本「うっひょーとか,なすなあとか,ござる,とか*8」
編集者注 *8 文字に起こすとこうも惨めなのである。
杉本「そういうところじゃないかな,テンションとしては変わってないと思うよ」
杉本「俺の話になっちゃったからここらへんで終わりにしておきましょう。最後に公演を見に来てくれる人に一言お願いします」
中村「少ない稽古時間だったりしますけど,全力出して,最大限,最高の劇にしてみますので」
杉本「as as possible ね?」
中村「うん(笑)。よろしくお願いします」
宮野「同じく,最高の劇を目指して頑張りますので,よろしくお願いします」
杉本「当日に寝坊とかはないように」
一同笑い
宮野「しないので(笑)。見に来てください。よろしくお願いします」
拍手
杉本「以上,インタビュイーの杉本周平」
中村「中村紘夢と」
宮野「宮野浩真でした!」
次回のnote更新日は12月の5日あたりです。うぎゃあ。
[公演情報]
劇団コギト 2023 年度新入生公演
『奇天烈かつ純粋な』
脚本 川井直太郎
演出 長月小雨
〈出演〉
黒崎陽人 ASHY 山本翔
菅咲 山葵 富田皐央
〈日程〉
12/16(土) 14:00〜
12/17(日) 11:00〜 / 16:00〜
開場時刻は開演時刻の 30 分前です。
上演時間は 約 80 分 を予定しております。
〈料金〉
無料(カンパ制)
*本公演は無料ですが、ご予約も受け付けております。お席はご予約の方を優先いたします。
下記 URL よりお手続きください。
https://ticket.corich.jp/apply/291160/
〈会場〉
一橋大学西キャンパス学生会館一階 アトリエ
〈アクセス〉
JR 中央線国立駅南口より徒歩 約 15 分
JR 南武線谷保駅北口より徒歩 約 25 分
※会場がわかりにくくなっておりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
〈スタッフ〉
舞台監督 298
舞台監督補佐 小田悠生
演出助手 山本翔
照明 中村紘夢 宮野浩真
音響 中嶋悠太 成田明由
舞台美術 伊藤朝輝 小田悠生
衣装・小道具 濱野あすか 山田彩絵
制作 齋藤よしみ しゃ〜べ
広報 川井直太郎 杉本周平
宣伝美術 ひらお
映像 しゃ〜べ
応援 天野友花梨 久保田広輝
〈お問い合わせ〉
一橋大学 劇団コギト
・連絡先
cogito.pr@gmail.com
・劇団 HP
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