【2023年度新歓公演インタビュー】脚本演出、舞台監督
こんにちは。新歓公演で広報を勤めている佐藤あいと申します。今日から定期的にnoteを更新していきます。
是非ご覧ください。
【人物紹介】
佐藤あい(あい):今回のインタビュアー。へっぽこ広報。
川野志保(川野):今回のインタビュイーその1。本公演での脚本・演出。
岩田大熙(岩田):今回のインタビュイーその2。本公演での舞台監督。
【1:まずはじめに】
あい:簡単に自己紹介をお願いします。
川野:津田塾国関の川野志保です。
岩田:一橋大学経済学部新三年の岩田大熙です。
あい:今回の舞台は博物館が登場しますね。博物館とか好きですか?
川野:私は好きだから書きました、そういうのを。脚本家の川野志保は博物館・美術館に行くのが好きで、この作品でそこで感じている魅力を文字に起こしたいと思って。演出家としては、そういうのが好きなので、演出にそういう魅力を出せたらいいなって思ってます。
あい:岩田君はどうですか?
岩田:僕はまぁ、そんなに行かないんですけど。小さい頃に福井かどこかの恐竜博物館に行ったことがあって。
川野:あそこね、日本で唯一化石が出るところだもんね。
岩田:そうそう。未だに結構思い出せるので。だいぶ小さい頃に行ったんですけど。だいぶ楽しかったんだろうなぁと思います。
【2:入団経緯他】
あい:コギトに入団した経緯と、あと入団時期を教えてください。
川野:私は一年生の四月か五月か、春には入団していて、まぁ経緯としては、受験勉強のモチベーションにするためにTwitterで入学したらどのサークルに入ろうか考えている時にコギトを見つけて、演劇をやったことがあったし演劇をやりたいと思っていたので、入学したらコギトに入ろうと決めていて、入学したから入った、って感じですね。
岩田:僕はその、学生のうちに何かエンタメを作る経験をしてみたいと思っていて……
川野:さすが岩田くんっぽいな(笑)
岩田:いやいや(笑)エンタメを作ってみるっていう経験は絶対どこかで生きると思って、お笑いサークルか、演劇サークルかで悩んで、新歓とか行ってみてこっちかなぁと思って入団しました。あと入団時期は2年の7月です。
川野:1年生のときは何してたの?
岩田:1年生の時はアメフトをやってました。
あい:すごいな経歴が。
えっと、あと高校時代の部活を教えてください。
川野:高1から高2の一年間は演劇部に所属して、高2から高3で美術部に行きました。
岩田:僕は野球です。
あい:なんか、聞いたことある……野球……びっくりしちゃった……まぁ何でもできそうだけどね岩田くん。
川野:お笑いやってそうなイメージしかないんだよな。
一同:(笑)
岩田:お笑いはずっと憧れのままなんだね。
川野:漫才部に入ってましたとか言いそう。
【3:役職について】
あい:じゃあ、役職の内容とこだわりを、やりがいがあれば教えてください。
川野:脚本の仕事内容は……物語を書きます。物語とか、伝えたいことを伝わるように、展開だけじゃなくて言葉選びとかも。文字ではないので最終的には。音としてちゃんと伝わるように工夫をした本を、書きたいと思っていたところ……あーあとやりがい的なところか。物語がすき、とかこのセリフがすき、とかあとこだわった日本語に反応してもらえると嬉しいな、っていうのはあって。そこがいいところだよね、脚本の。脚本初めてだけど……(笑)
あと、演出はー……わりと稽古場のドンみたいな……役者の演技を客観的に見て、伝わるような演技ができてるかとか、キャラクターがブレてないかとか、あと役者がどういうつもりで演じていて、演じていることがちゃんとつたわってるのかなぁ、っていうのを役者が持ってるキャラクター像と、嚙み合わせながら、一貫性のあるキャラクター像と舞台を作っていくところで。あ、あと音響と照明と連携して舞台の全体の雰囲気を整えていくのと、他の役職ともつながって、宣伝なり、物なりの一貫性を保ちつつ、座組のみんなが楽しいようにするのが演出の仕事かなぁ。やりがいとしては……演出は舞台のかなめで……うーん、終わってみないと分からないんだよなぁ。作ってるのがお客さんにどう伝わったとか、各役職の人がどういう風なことを感じながら仕事ができたとか、に関わるから終わってみないとわからなくて……でも終わってみて振り返った時にこの座組でよかったとか、この作品に携われてよかったとか、その……お客さんが見てこの演出が好きだったとか、言ってくれるのがやりがいになるんじゃないかなぁと思っていて、そういう風に思ってもらえるように今頑張っているところです。
岩田:舞監の仕事内容としては……全体のスタッフの、進行とか……でも、まぁ正直、仕事内容って言われると結構難しくて。日程調整とか、スタワ(スタッフワークの略。アトリエで舞台を作成・組み上げる作業のこと。)とかしたり。当日のスケジュールを組んだりとか、あと、声かけをしたりとか、最終決定をしたりとか、ですかね。やりがいも難しくて……立ち位置的には上にいるだけで。たとえば、舞台のクオリティを出すのは演出と役者がやってくれるじゃないですか、衣装も衣装さんがやってくれるし、人集めるぞっていうのは広報さんだし、いい舞台作るぞっていうのは舞台美術だし……なので結構難しいんですけど、まぁたしかに川野が言ったようにみんながこの公演に携われてよかったなって思えるように、仕事がきつそうな人を気にしたりとか、まぁそういうことなのかなぁと思ったり。あと個人的には最後の色紙をもらうために頑張ってます(笑)
一同:(笑)
川野:ありがとう!お前が舞台監督でよかった!って書くね(笑)
あい:縁の下の力持ち的な仕事なのかな。
岩田:まぁ、そう。役職は派手なんだけどやることはね。
【4:コギトの好きなところ】
あい:あと、コギトの好きなところを上げていただきたい!
川野:うーん、いっぱいあるけど……漠然といい団体だなァと思ってることが多いから……なんだろうな……いやぁ、なんか、すごいいい人が集まってる団体なんだよね。いい人っていうのはべつに「機嫌がいい人」「都合がいい人」とかじゃなくて(笑)皆繊細な人なんだよね。繊細なところを持っている人が多くて、だからこそ人間が悩むタイミングとか悩みどころとかをすごくよくわかっているっていうのと、あと自分と違う悩みどころを持っている人に配慮できる人が多くて、別にそれを意識してやってるわけじゃないけど、演劇サークルだからかどうかはわからないけど、コギトはわかってくれる、わかろうとしてくれる人が多くて、放しやすい人が多いって言うか……深い話もできるし、割と自由に気ままに過ごせる団体だなと思ってて。そこがいいところだなと思ってます。
ね?
岩田:ね。
川野:そう思わないか?
岩田:思う思う。でも「思う」じゃだめだよね(笑)
まぁ、そうだよね。いい人が多いって言うのも関係するかもしれないけど出したものをそのまま受け入れてくれる人が多くて。型にはめよう、とかじゃなくて。これは先輩の言葉なんだけど、何か突飛な案を出したときに「それは難しんじゃない?」じゃなくて「やってみよう」の方向に行けるというか。これが自分的にしっくりくるなァ、と思って。例えば、卒業パーティーとかも皆がいろんな出し物をしてたし、なにしても受け入れてもらえる雰囲気があるというか。卒業公演の舞台もすごかったし。そうだね、なにしてもいいって言うと語弊があるけど、法律に触れないを前提として面白ければ何でもいいっていうのがベースにあるかな。否定しない。
川野:褒めてくれるよね皆。
岩田:そうだね。
川野:「いい方向にしよう」って積極的にかかわってくれる人が多い。こうしたらいいんじゃない?とか。
岩田:たしかにね。まぁそこがいいところだと思うし、受け継いでいけたらいいなと思う。
【5:最後に!】
あい:最後に一言!ください!
川野:あるよねー
岩田:最後に一言が一番難しい
川野:舞台観に来てください!頑張ります。
岩田:舞台観に来てください、ですね。あと、できれば入ってほしいなっていうのが。人が多い方がクオリティも上がる、とは言い切れないけど上がる可能性の方が高くなるし、多い方が楽しいので。
あい:ありがとうございました!
【まとめ】
今回は脚本・演出、舞台監督のお二人にインタビューを行いました。
次回のnoteは音響さん・照明さんの予定です。お楽しみください!