40歳の振り返り
(4/16に友人知人宛にFacebookに投稿した内容をnoteにも残しておきます。)
投稿が遅れましたが、4月1日で41歳になりました!お祝いメッセージをいただいた皆さん、ありがとうございました。相変わらず多くの人に支えられて、40歳の1年間を走り切ることができました。
今年の誕生日は、ひとつの気付きがありました。誕生日のお祝いやメッセージの内容自体よりも、そうしてお祝いをしてくれる人がいること、そうした人とのつながり自体が、幸せなんだということです。カマコン仲間からは、いまさら気付いたの?とか言われそう。
私の誕生日がちょうど4月1日という事業年度の開始日であることもあり、例年通り、この機会に40歳の1年間=昨年度を振り返ると、新たなご縁として恵庭市(北海道)、下呂温泉(岐阜県)の2エリアに加えて、ダイセン産業さんと一緒に京都市(京都府)と白浜町(和歌山県)を共同で開始することができ、実証実験では大崎上島町(広島県)で離島の港をつなぐシェアサイクルも手がけさせていただき、終わってみれば好調な着地となりました。京都と白浜はコロナ禍にも関わらず、早くも今月には採算ラインを超えそうなペースで売上が伸びています。
一方で体調面はというと、夏にコロナのデルタ株に感染し、40度の熱が2週間下がらない。血中酸素濃度がどんどん下がって行き、いよいよ呼吸困難になってチアノーゼで全身が真っ黒になり、死を意識しました。(もう無理かもと思って、病院で遺書を書いた。)
退院後も、年末頃まで、朝起き上がれなかったり、仕事に集中できないことが多々あり、振り返ればコロナの後遺症だったわけですが、当時は仕事への興味や情熱が薄れたのではないかと多いに悩みました。この感染〜後遺症期間をリードしてくれた、波止さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
コギコギは、2015年4月17日に日本で最初のスマートロック型シェアサイクルをリリースして以降、7年が経ちます。最初の4年間は市場がまだ無くて、新しいサービスなのでメディアに取り上げられることは多くありましたが、売上がなかなか付いてこない。2019年頃になって、ようやく日本のシェアサイクル市場が立ち上がってきたわけです。
ここ数年のコギコギは、ローカルの交通不足の解消や補完を目指して事業を進めています。シェアサイクルは、大都市では2次交通だ、3次交通だとよく言われますが、コギコギが展開しているエリアには1次交通すら脆弱なために、シェアサイクルで1次交通を補完しているエリアもあります。言うなれば、1.5次交通のシェアサイクルを担うようになってきました。
こうした中で、事業のフェーズが変わってきたことを実感しています。立ち上げ期のカオスな状況と比べると不確実性が減ってきました。以前だと、答えがあるかどうかもわからない問題を解こうとしていたのが、いまは答えがあることが分かっている問題を、速く、正確に、大量に解く、という別のゲームにシフトしつつある感覚です。これが、スケールのフェーズに入ったということなのかも知れません。誰か教えて欲しい。
41歳は、こうしたフェーズシフトへの対応が試される1年になりそうです。引き続き事業は成長させて、さらに新しい種まきにもチャレンジする。今年こそ、こころとからだの健康に気を付けつつ、来年の4月にまた、41歳の1年も素晴らしい1年だったとご報告できるよう努めます。変わらずご支援、応援をどうかよろしくお願いします。
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