全部を愛しすぎた男
珈琲屋さんの嫁です
私の旦那さん(店主)は全部を愛することができる男です
どういうことかというと
高級焼肉も好きやけど吉野家の牛丼も好き
デートの時の嫁も寝起きの嫁もどっちも好き
焦げてしまった料理を出しても、この焦げの香ばしさがたまらん!!
珈琲の雑味すらも愛おしい!!!
と言った感じで物事に白黒をつけません
お店をしていると珈琲の抽出について質問される時があるのですが
私が思うに質問してくる方は正解を求めているような感じがします
「今、こういう淹れ方をしているのですが…」
と相談があり
きっと店主にかけてもらいたい言葉は
「その方法であってますよ!」と完璧な肯定の言葉か
「こういう風に抽出してみてください」というアドバイスの言葉だと思います
ですが、店主は
「その抽出もいいですね〜」と側から見たら
「適当に答えてんの?」って思われるような返事をします
質問した側からすると「曖昧に答えるなよ!」って思いそうですが
店主は心からその人の抽出方法を肯定しているのです
はっきりとした答えを求められている時も全部やんわり肯定して終わっちゃうので変な空気が流れるときが度々あるのですが
私は隣で
「こういう場合はこうするっていつも話してるやん」って心の中でツッコミながらとりあえずニコニコしています
私には普段から聞くのが疲れてしまうほど珈琲について熱く語ってくるので
もっとお客さんに自分の知識を見せびらかしたらいいのにって思います
でも、それが店主のいいところ
自分の想いは強くあるはずなのに
それを人には押し付けない
そういう人が心が優しい職人になるんだろうなって思いますね
自分が美味しいと思ったらそれでいいんだよ的なこともよく言っている気がします
決してわからないから曖昧に答えている訳ではないのです
実際に店主は
一日中カッピングしたり、本読んだり、焙煎大会の動画を見たり、珈琲屋さんのラジオを聴いたり…
多分、関西で一番ずーーーーーっと珈琲のことを考えて勉強しています
全部を愛し、肯定できるせいで
本当に珈琲について詳しいんか?って怪しまれそうなので
私が代わりに旦那さんの珈琲実力をアピールしないと!!!って思ってます
余計なお世話かもしれませんが!(笑)
店主は寡黙で勉強熱心
その横であんまりよく分かってない嫁が代わりに自慢してる構図っておもろくてなんかいいやんって(笑)
色々投稿できたらいいなと思ってます
旦那さんが全部を愛することができる男でよかった〜
私は好かれるか嫌われるかみたいな人間なので😘(笑)
いつも全部を愛してくれてありがとう!!