祈り
祈られた人の方が、祈られなかった人よりも治りが早い、という話があります。祈られた人は自分が祈られたことを知りません。
なぜそんなことが起きるのか?
祈ることによって、目に見えない祈り光線が、ピーッと祈られた人の痛みの箇所に作用して・・・・、ということではなく、人から祈られるような人は、たとえその人に祈られなかったとしても、いろいろなところで受ける恩恵が多いからではないか?
急性痛は痛みの原因がはっきりしています。しかし慢性痛は急性痛と違って、末梢性感作(過敏)、中枢性感作(過敏)などが主原因です。
感作とは、ストレスにより、痛みにたいして過敏になってしまう状態のことです。つまりこの状態になると、1の痛みを5にも10にも捉えてしまいます。痛みが脳に伝わる間(痛み伝導路)の、過敏になっている部分によって、末梢性ものと中枢性のものとに分けられます。
いわば感作には「脳」が関わっています。つまり、ストレスのことを考慮しない慢性痛の治療はありえません。
ストレスはその原因になるもの(これをストレッサーと呼ぶ)があり、ストレスを癒すものがあります。またストレスは捉え方によって大きくも小さくもなります。
祈られる人、他人が祈りたくなるうような人は、ストレスを癒すものを多く自分に近づけることができるのでないか?頼りにしていたり、好きな人から励ましや慰めの言葉をかけられれば、ストレスは緩和されます。
では、どうしたらその力を身に着けられるのでしょう?
たぶん、祈ること。
自分のためだけでなく、本気で他人のために祈ることのできる人がその力を身に着けることができる。
読んでくれてありがとうございます。
自分にそのような力をお授けください、と祈るのではなくね。