coda観た(映画の備忘録)
加藤純一の切り抜きのコメントで、coda あいのうた が良かったと書かれていたので観た。
たしかに一時期ちょっと話題になっていたのは知っていたが、いかんせん「あいのうた」というのがなんだかなあと思って観てはいなかった
今見終えたがとんでもなく良かった
ああいう小さなスケールの、誰かの人生の話が好きだ
題材が優れているのは言うまでもなく、十代の残酷で無神経な心の動きやキャラクターの描き方がとてもよかった
中盤から終盤にかけてずっと嗚咽するほど泣いていたが、感受性が豊かではないと恐らくさほど泣けず、ぼんやりした映画だったなあと思うのではないか
とにかく想像させるのが上手い演出で、ろう者に生まれた者、家族の中で唯一聴覚を持って生まれた者、そういう人々の心情を想像させるのが良かった
無音のシーンでわんわん泣いてしまった
振動を感じ取ろうとするシーンも同様
個人的にはラブシーン(と言ってもキスなどだが)が要らなかったとは思うが、これはあくまで個人的にという話
とにかく今年観た映画の中ではトップクラスに面白かったです
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