【3選】そこはカフェ。そこは歴史とともにある。
おはようございます
こんにちわ、そしてこんばんわ美展です。
今回は公的重要財として脈々と大切に護られてきた建物とその普遍的な価値を解きほぐし、一部がカフェとして活用されている3つの事例を紹介したいと思います。
まずは、
北海道函館市弁天町の「ロマンティコロマンティカ」というカフェ。大正5年建立3階立ての建物の一階に当店は構えています。
このカフェの建物は当時缶詰工場として使われていたそうです。 函館市の重要建造物に指定され、外壁は現状保存が義務付けられています。
5年前、このカフェができる前はアンティークショップが入っており、 オーナーの好みの色に合わせて店内の壁は塗り替えられていますが、建物内の階段やトイレなどは当時の姿のままなんです。 今日では、地元の人だけでなく海外観光客も多く訪れる憩いの場となっているようですね。
[参照元]Hakodate: Kominka Café Culture, 2023.02.22
続いては、
広島県尾道市にある「みはらし亭」というカフェ。ここは、伝統的な茶園建築様式の旅館をオープンパブリックスペースとしてリノベーションしたゲストハウス。
築100年の喫茶店をリノベーションしたゲストハウス&カフェバー。 建物は道路沿いの丘の頂上近くにある石基礎の上に建っており、高台からは箱庭のような「日本遺産」にも認定された尾道の街並みを一望することができるとのこと。
建物1階はドリンクを中心としたカフェ/バー、 2階がゲストハウスとなっています。目の前には瀬戸内海、迷路のような路地や急な坂道、歴史ある神社や庭園、民家が立ち並ぶ箱庭のような景観。こうした美しい自然文化的な時間を過ごすことができるみはらし亭は、国の「登録有形文化財」に登録されています。
また今年5月にNHK-World Newsが特集した尾道編では、みはらし亭が紹介されておりました。本コンテンツは誰もがいち旅行者として、堪能できる27分間となっています。みはらし亭、あるいは尾道市に興味をもった方は、まずはこの動画で癒されてみてください^ ^
最後は、
熊本県は熊本市街に構える登録有形文化財「長崎次郎書店」にある、長崎次郎喫茶室というカフェ。
1874年創業の熊本県下で最も古い書店の一つ「長崎次郎書店」があった建物の2階に構えています。 現在の建物は1924年に設計され、当時の面影を残す三重アーチ窓などシックな内装が特徴です。
長崎次郎喫茶室のホームページ上には、先代の商いのことや建設当時の生活環境を知れる情報が端的にまとめられており、重厚な歴史的事実を知ることができます。
こうした場所で淹れられた珈琲は一体どんな味わいなんでしょうか?
街の変遷と共に歩んできて、そして今では当時を理解できる重要な建造物です。
実際、私たちの誰しもが毎日の束の間に訪問できる場所にないかもしれません。
ただ、”これらの建物が在る”ことを理解することは大切なのかもしれませんね。
カフェという間口から、たくさんのことを学べるんです。
COFFEE HOT HOTでは、
”今日の珈琲ブレイク”のきっかけとなるようなことを記事にしていきます。
HOTなコーヒーとHOTなストーリーと共にHOTな時間を☺️
それでは、今回はここまで。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。