iOSDC 2024に登壇する
iOSDCに登壇してきました。
色々な都合上、自分の登壇する三日目即ちday 2のみの参加となりました。
数えてみたら過去5年8回登壇しています。今年登壇すれば6年連続。
しかしやはり回を重ねても緊張するもの。
自分の出番のことを思いながら家から出発しました。
その途中、乗っていたエレベーターに親子連れが乗り込んできました。
狭いエレベーターの中、スピーカーと親子連れ。
それ自体は普通のことですが、知らない人とエレベーターに乗るのは無限にも時間が感じられるもの。
エレベーターに乗り込む前は喋っていた親子連れもエレベーターに入ってくると自然と無言になりました。
そんなエレベータの中で、急に静寂を破る一言がエレベーターを支配しました。
「ねえねえ、そのお腹の中には何が入っているのー?」
言葉が急に親子連れの子供から発せられたのです。僕が視線を落とすと子供の指先は僕に向けられているように感じました。
しかし子供の指先は定まっておらず、「ああ、僕の手のひらの部分を指しているのかな。指の腹って言葉もあるしね。ユビハラ」という思考を読んでか急に子供の腕がピンってなって方向が固定されました。タゲられています。
子供に強めに肩をトントンするも、困惑する親。
しかし、ここで事を荒立てるわけにはいかない。6年連続登壇がかかっています。ここで手間取って、いつまでもセッションが始まらないトラックAのドアが急にバン!と開いて「待たせたな」と登場するのもカッコいいとも思いましたが、ここは子供への回答を慎重に検討を重ねご期待に添えるような結果としなければなりません。多分待たせたなで入ったあと、接続テストで手間取ると思う。
一番確実なのは苦笑いなのですが、子供は回答を求めている眼差し。
僕はひとこと「かつやだよ」という言葉を残しエレベーターを後にするのでした。
その後無事会場に着きました。僕の出番は13:55。自分のトークの準備をします。トークの時に欠かせないのはスライド。普通はお手持ちのMacに接続してスライドを映して発表するものですがここで一個懸念点があります。手持ちのMacBookが古すぎるのです。
今までの参加は会社員としての参加だったのでちゃんとした社用PCで参加をしていたのですが、今回は個人としての参加になるので家にあるのはMacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) しかありません。
M3? Pro? Max? フフッ、「Core M」。
しかし、案ずる事勿れ。僕はこのマシンパワーに対し秘策を用意していました。
発表は13:55だったので、途中にお昼休憩を挟みます。参加者が思い思いにお昼休憩をとる中、満腹になると喋りづらいと考えた僕はのど飴を食べながらスライドの内容を復習していました。若干酸味のあるレモン系ののど飴を食べながらスライドを読んでいると、口の奥歯の方から若干の繊維質を感じます。肉片です。僕にはかつやがついています。レモンに含まれるプロテアーゼはタンパク質分解成分を含んでいるため、効率的に栄養を取り込むことができます。
んで僕の出番が来たんですが、秘技「最近買ったAndroidとGoogleスライドアプリを使って外部ディスプレイのプレゼン」を行おうとしました。iOSDC Japan 2024はiOS関連技術をコアのテーマとしたソフトウェア技術者のためのカンファレンスです。しかし、いくらケーブルを繋いでも抜き差ししても会場のスクリーンに投影されることはありません。USB-Cが完全にはいったのに…
家での外部モニターではうまくいったのですが、やはり相性問題がありました。バックアッププランとしてMacBookを持ってきて正解でした。やっぱりMacBookですね。
そしていざ発表です。
昔から「起承転結は大事」と教えられていたので、言いつけを愚直に守って、
最初におかしな事を言って問題を提起して一通り喋った後自然な形で自己紹介を無理やり挟みオンバトの締めの挨拶をする、というスタイルでやらせてもらいました。いびつな起承転結、キショテンケッツ。
絶対やりたかった
ニコ生への呼びかけ
2024の他のセッションへの言及
は出来たのでよかったです。MacBookに変えてしまったので発表者ノートの文字が小さくて「それを言うならCNLabelContactRelationElderCousinMothersSiblingsSonOrFathersSistersSonやろがい!」などのセリフが抜けてしまったのが次回への課題と感じました。あと会場からの反応や質問などをちゃんとマイクを通して「こういうことがあった」と言わないとニコ生の人には分からないのでそこはマジ反省点でした。
ということで今年もiOSDCに参加することができました。スタッフの皆様に感謝です。その後昼ご飯も食べていなかったこともあって、スポンサーブースビンゴも回って無事クレープ引換券を持って帰ってきました。全力飯。