#5 お前はまだ本当のバズバンドを知らない【邦楽バンド】
早くも2021年下半期突入!上半期の総集編の番外編も終えたところで、おまバズ再開。今回も豊作です○
1.文学と音楽と映像の融合「文藝天国」
メンバーは19歳とフレッシュな女性ボーカルオルタナバンド。
若くて青い映像と、夢見心地な音楽、文学的な歌詞が見事に融合し、音楽を枠を超えた新しいアート。「文学」「映像」「音楽」どれからが欠落したらそれは”文藝天国”では無くなるほどの完璧な溶け込みっぷり。
高い透明度の中に感じるフィルムカメラ特有の粗さに、アイスに飾られたミントのようなスンとした爽やかさと小さいながらも彩る豊さな存在感に溺れる。
これだけどの角度からも拘っているのに、どの曲もクオリティが高い!
2.優しさに触れる刹那な浮遊感「Fragile」
東京は小金井発3ピースバンド。
透明感たっぷりのシューゲイザー要素を多く含みつつもロックポップスやフォークっぽい懐かしさもあり、シャボン玉のような今にも消えてしまいそうな繊細で儚い音楽。ウエノさんの優しい歌声に癒されながらも、日常の中でふと感じる切なさを表現したような寂しさに胸がキュッとなる。
「羊文学」が好きな人は好きかも。
3.繊細さと遊び心を両立したインディーロック「simsiis」
女性ボーカルの仙台発4ピースバンド。
オルタナ要素も確立しながらも花のようなクリアな歌声とアクセントのある曲展開、歩くには程よいテンポに、程よい音の細さに安心感を覚える。問答無用で「良」という言葉に尽きます。
こんなの...伸びるに決まってるやん!(ゆりやんボイス)
4.寄り添う唯一無二のウィスパー×ハスキーボイス「日日是好日」
愛知発日本語3ピースバンド。
「この街のどこかに」は夕暮れのエモーショナルさに加えて、サビのボーカル&コーラスが青くて熱い。ベースボーカルのしゅうごさんのウィスパーボイスとハスキーボイスが融合した唯一無二の歌声は、優しくてあたたかい気持ちになる。
映画でもあるが「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」は直訳では「毎日がいい日」と言う意味。そんな日々になるように、彼らの音楽が私たちの生活を「日日是好日」にしてくれるのかもしれない。
5.ロック好きが唸るオルタナロック「CULTE」
宮城発オルタナバンド。在籍が東北大学だそうなので頭脳明晰な方達ですね。
ロック好きがワクワクするような太く荒いサウンドと、リズミカルな四つ打ちが最強!インストの「Girl's twist 」がめちゃくちゃカッコいい。[Champagne]の「Buger Queen」に近いものを感じる。
まだ動き始めたばかりなのか情報量が少ないのですが、これからが楽しみ。
6.粗なダンディズムの洋楽ロック「CLITRAL FOX」
2019年結成、栃木発4ピースロックバンド。影響受けてるのはインディー、オルタナ、洋楽'80年代あたりかな。
THE BAWDIESを翻弄させる英歌詞の洋楽と、尖ったダークなサウンドが渋いアメリカンなルーツを感じる。ギターの音作りが最高。
活動が出来ていないだけ素質は大いに見込みあると思っております。
7.僕らが生きた夏休みの帰り道「Moter Pool Side」
ラストに紹介するのは夏のエモさにぴったりな「Moter Pool Side」。神戸発3ピースロックバンド。
少ない音数ながらもシンプルでセンチメンタルなギターのアルペジオの音が染みる。友達と遊んだ夏休みの帰り道のような、ドラマチックで物思いに伏せるエモさを思い出させる。
これからの梅雨から夏にかけての季節にぴったりな音楽。
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以上、今回のおまバズでした。
夏って暑いけど切ないしエモいよねってことで聴いてるとエモくなる感じのバンドを多めに紹介しました。