【まとめてみた】2020年の邦楽ベスト〜楽曲編〜
前回の2020年アルバムレビューで漏れてしまったアルバム曲や、シングルのみの発売でアルバム編では紹介できなかった曲を総括してまとめ。
1.アカシア/BUMP OF CHICKEN
前作から約1年、ポケモンとBUMPの奇跡のコラボ。BUMP節炸裂の光を詰め込んだような音たちが、どんよりとした私たちの心を内側から浄化させてくれる。
2.風になって/[Alexandros]
「風になって〜♪」が耳に残る、SUBARUのCMでの起用で話題沸騰。全編は来春発売のベストアルバムに収録。疾走感と開放感はドライブにぴったり。
物凄くいい!川上洋平さん、免許再取得おめでとうございます。
3.BASEBALL BAT/SiM
5thフルアルバム「THANK GOD, THERE ARE HUNDREDS OF WAYS TO KiLL ENEMiES」のリードトラック。
フェス常連の人気バンドが総出演のオールスターズPV。今や世界的人気を誇るONE OK ROCKのTakaをPVのみに出演させられるのもSiMだけかも!?
4.TOKYO MURDER/SPARK!!SOUND!!SHOW!!
強すぎる中毒性に注意!通称スサシ、ドラックレベルのクセ強すぎポイズンバンド。クセのあるバンドが多いなかでスサシは突出してクレイジー。
5.curved edge/ヒトリエ
ボーカルwowakaの心不全による突然の永眠から1年半、Gtのシノダが作詞曲・ギターボーカルに転向し再出発。4人組から不意に3ピースとなってしまっても、バンドの熱量や音圧は変わらず。
シノダが自分の内に秘めたミュージシャン魂を押し入れの奥に閉じ込めてwowakaに寄せたのかのように、長年一緒にバンドをやってきたからこそのwowakaのメロディを尊重した”wowakaが組んだバンド”を超えて”ヒトリエの曲”に仕上げる。
お別れ会の時、シノダは「バンドは続いていく」と言っていたその言葉通り絶対終わらせない意志を貫いている。
wowakaさんなら、この曲をどう歌いますか?
6.pray/赤い公園
予期せずギターの津野米咲さんの遺作となってしまった赤い公園の「pray」。
人間は突然星になると何度知っても、何度時期面しても、予知もできなければ、すぐに受け入れられないものだ。
7.anima/DAOKO
シブヤのラップ女王DAOKOが、今作でネット時代の古き良きサブカルDAOKOを復活させる。妖艶と不気味とポップを兼ね揃えた芸術性の高い曲。
8.BL/女王蜂
今年発売のアルバム「BL」から1曲。「こんなところにピアス」って歌詞、官能的な表現じゃないのにエロいよね。
9.解憶/鎌野愛
元ハイスイノナサ・鎌野愛のソロ。音大出身の本格ソプラノボイスで、上質な音楽に癒される。
10.Make you happy/NiziU
2020年のアイドルといえばNiziU!バンドキッズもNiziUにハマったのって”ライバルが助け合っている”ところだと思う。相手を蹴落としたりせず、お互い向上心をぶつけながら励んでいるところがグッときた。
推しはマコちゃんとリマちゃんとミイヒちゃんとマユカちゃんとマユちゃん(多い)
この間、カラオケでフリ付きで踊ったらガッツリ疲れた。
11.感電/米津玄師
ドラマ「MIU404」の主題歌、監督は人気カメラマンの奥山氏、撮影場所は閉園してしまったとしまえん。どの角度から見ても、やっぱり米津さんの曲は外せない。
このPVでは、内向的な米津さんが酔っ払って仲のいい友人だけに見せるような動きが見れているようでとても貴重かなと。
夜のとしまえんってデートとか、疲れ切ったこどもを抱っこする家族連れとか、そんな印象が強いけど、それぞれの歴史と思い出が詰まったとしまえんを楽曲に引っ張られて奇怪ワールドにしてしまうのも、米津さんの楽曲の強さだと思う。
12.PA PA YA!!/BABY METAL
ドラマ「MIU404」の流れで、劇中に使われていた「PA PA YA!!」をセレクト。「PA PA YA!!」は2019年リリース、こちらを収録したベストアルバムをつい先日発売、そして結成10年で紅白出場。
私はSU-METAL推し。あの若さで海外のステージで堂々と歌っている自信と、それを超える歌唱力は素直に凄い。
13.Teenager Forever/King Gnu
さらにさらにドラマ「MIU404」の流れで絶対に外せないKing Gnu。演技初挑戦の役者井口最高だった!
発売が随分前に感じる大ヒットアルバム「CEREMONY」も、Mステの階段暴れおり井口からそのままの勢いでタンクトップ井口で一気に話題をかっさらい、ロックバンド不動の地位に。
全てが制限された中で、まるでディズニーランドにいるかのような感覚になるエンターテイメント性とクオリティの高い今作は、”King Gnu”というジャンルを土台に幅広いテイストの曲を作り上げ、持ち前の才能で音楽シーンとリスナーの耳をしっかり掴み、日本を代表するバンドに。
KingGnuの代表作となった「CELEMONY」は、コロナが流行る前の1月にアルバムを出し既にヒットを記録、その後にコロナが流行って一人の時間が増えてメンタルを保つために音楽は欠かせなくなり、孤独に寄り添うバラードと突き抜けたアップテンポの両極端な曲が必須となった。
「CELEMONY」は1枚のアルバムでその全ての要素が揃ったアルバム。今年は暗い年になってしまったが、仮にオリンピックで盛り上がっても売れていると思うし、”情勢がどちらにせよぴったりハマるアルバム”というのは、”時代に左右されない音楽”という意味であり、「CELEMONY」という傑作はどう情勢に左右されようが関係なく、彼らがこのアルバムを作って世に出したことにまず間違いがないのだ。
2年前のCDJのタイムテーブルみたらKing Gnuの出演は、DJやネクストブレイクバンドが出演するアストロステージだった。今じゃ考えられない。
14.砂漠のきみへ/羊文学
既に知名度は高かったものの、今年メジャーデビュー。冬の澄んだ空気を感じながらも清涼感がある、余白の美しい音楽。
15.楽園/w.o.d
ドンと強いオルタナティブ3ピース、w.o.d。ガツンとやられたい男らしい強め音楽を求めている方はベストなバンド。
16.EDEN/Tempalay
気持ち悪い気持ち良さに中毒者続出のTempalay。Tempalayは出す曲出す曲、”Tempalay”というジャンル。
17.二〇二〇/ペンギンラッシュ
名古屋発のジャズファンクバンド。お酒と夜が似合う大人な音楽。晩酌にオススメ。
18.裸の心/あいみょん
ナギサさあああああああああああん!!!!!!
19.コクーンさん/ジェニーハイ
お笑い、音楽、2つのジャンルの天才が集まった天才バンド。ギターとプロデュースは川谷絵音(indigo la end/ゲスの極み乙女。)、ボーカルは紅一点の中嶋イッキュウ(tricot)、ドラムの小藪とベースのくっきー(野性爆弾)は、芸人とは別の顔を見せる。
そんな鬼才が集う中、目玉はゴーストライター騒動で一躍時の人となったピアノのガッキー(新垣隆)。絵音くんはゲスでちゃんMARIの魅せ方を知ってるから、既に持っているガッキーのズバ抜けたピアノセンスが更に光り、魅力マシマシ。
20.Love so sweet/嵐
嵐に関してはリリース時期とか関係ない。だって明日で活動休止しちゃうんだよ!!?!あの日本の嵐が!!!!!泣泣泣
活動休止が発表されて時は全く実感なかったけど、年明けから嵐の姿が見られないなんて考えるとやっぱり寂しいな。嵐の番組全部面白いし、何より安心するもんね。
嵐は大ブレイクしていた小中学生時代かなり好きで「花より男子」世代。なので「Love so sweet」で締めさせていただきます。
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以上、2020年ベストトラックでした。来年は音楽の幅広げたいな。