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『展示と演奏会』
▼ takanori masutani solo exhibition「Every life has a soundtrack.」5/22(日)まで開催中。
▼ 太田美帆 ELHaSのための演奏会 5/23(月) 昼・夜 2ステージ開催。
![](https://assets.st-note.com/img/1652069143861-JQNYlOCw3w.png?width=1200)
5人、それぞれの物語。
作家 ジョニーさん (takanori masutaniさんの愛称)とミチカケが昨年9月からやり取りを始めて準備してきた展示が5/5から始まっています。3月の予告編展示から、大幅に作品数を増えていますよ。
5人の物語、4つの異なるフレーズを掲げたセクション。どれか1つにでも、誰か一人にでも心が少し動いて、たとえばホッとしたり、そうだよねと思ったり、自分もチャレンジしたいと思ってみたり、ただただ美しいなぁ、温かいなぁと感じてみたり、現在地や明日を否定や悲観することなくフラットに捉える小さなきっかけになると、こんなに嬉しいことはありません。
展示に寄せて
下記の映像は、前回の予告編展示を行なっている際に、作家ジョニーさんにインタビューした際のものです。
ミチカケが大切にしていきたいと掲げた4つのフレーズを元に、今回の展示に向けて作品を生み出して下さったジョニーさんが、フレーズたちをどう受け取って下さっているのか、決して目には映らない感覚を、優しい視点で解釈いただいていることがとても嬉しいです。ぜひ短い映像なのでご覧ください。
きっとジョニーさんと彼が生み出した作品たちの空気感が伝わると思います。
[phrase.1]
Every life has a soundtrack.
それぞれの物語
5人それぞれの物語。
以下は物語について、作家takanori masutaniさんからのコメントです。
>>>>>>
今回 主人公が5人います。
入口のこのコーナーでは、それぞれの日常を切り取って板絵にしてあります。誰かの為に走ったり、珈琲で一休みしてみたり。何気ない日常を俯瞰してみるとそこに幸せの形が見えたりして来るような気がします。誰かにどこか似ている彼、彼女の一コマが届きますように。
登場人物の男性が皆お花を渡している絵が真ん中に配置したのは、贈る相手が誰にしてもそんな男子の光景が日常になったら良いなぁ、と思う僕のささやかな希望だったりします。
takanori masutani
![](https://assets.st-note.com/img/1651994202960-bwIyh2BKXh.jpg?width=1200)
▼ 左上の板絵:「waiting for the moment」
その時を待つ
▼ 右上の板絵:「tools」
逃げたいときは逃げればいい、壁があれば壊せばいい、傘は渡して濡れればいい
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▼ 上段左の板絵:「friend is not only a human #1」
君は友達
▼ 上段真ん中の板絵:「give the flower」
花をあげよう
▼ 上段右の板絵:「friend is not only a human #2」
君は友達
▼ 下段左の板絵:「I found a star」
星を見つけた
▼ 下段真ん中の板絵:「every life has a soundtrack」
それぞれの物語
▼ 下段右の板絵:「do you remember the time?」
出逢った時のことを覚えているかい?
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▼ 左上の板絵:「waiting for the time you fly」
君が飛び立つ時を待つ
▼ 右上の板絵:「good news comes in silence」
良いニュースは静かに訪れる
![](https://assets.st-note.com/img/1651994510888-hcJ93J56Vi.jpg?width=1200)
▼ 上段左の板絵:「friend is not only a human #3」
君は友達
▼ 上段真ん中の板絵:「best friend」
一番の友達
▼ 上段右の板絵:「moon light is my only sonata」
月明かりは私のソナタ
▼ 下段左の板絵:「number of keys」
鍵の数だけ扉がある
▼ 下段真ん中の板絵:「see the number of ...」
星の数だけ
▼ 下段右の板絵:「sortie ou entree」
それは出口であり入口である
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▼ 左上の板絵:「listen to the sound of…」
風の歌が聴こえる
▼ 右上の板絵:「I just remember your...」
今、君の温もりを感じた
[phrase.2]
You are music.
あなた自身が音楽なんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1651993160375-0FTnhTdd3u.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1651993187454-F8F2ZNJov6.jpg?width=1200)
ピアノは言う
私はただのピアノだよ。
君が音楽なんだ。
君の中にあるものこそが
私を響かせてくれているのだ
と。
![](https://assets.st-note.com/img/1651993462184-fled05HIKx.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1651993487047-T2hv2aRPy0.jpg?width=1200)
[phrase.3]
Better late than never.
遅すぎるなんてないよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1651992409850-01xBvx7wh9.jpg?width=1200)
スローモーションの手が掴むもの
こわばった3枚の手。何かを掴もうとスローモーションのように開いていく姿は感動的。
![](https://assets.st-note.com/img/1651992581288-ALz4UnOHIY.jpg?width=1200)
そしてあなたは何を掴む
ある人は星を、ある人は光を、ある人は花を、珈琲ポットを。
勇気を持って、一歩前へとその手を開いてアクションを起こしたことによって新しい景色、そして気持ちを手に入れるではないでしょうか?
" 遅すぎることなんてないよ "
そう思いませんか?
[phrase.4]
Good enough.
隣にあった悦び
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よろこびには沢山の漢字がありますが、内から湧いてくるもの、前提のないよろこびを表す「悦び」で、4つのフレーズ最後「Good Enough.」にキャプションをつけました。
![](https://assets.st-note.com/img/1651984350802-Y2w2djppc8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1652066864844-bID4nZ0mXk.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1651984367609-GBi6f0jnnM.jpg?width=1200)
心地よいアートと暮らす
もしもいずれかの作品にときめいたなら、ずっと見てられる作品ともしも出会ったなら、一緒に暮らしてはどうですか?
今回展示されている作品たちは、言うまでもなく二つとして同じものがない1点ものの作品ばかりです。
眠りにつく前の寝室に、朝日が射し込むリビングに、行ってきますただいまの玄関先に、静かに語りかけては心の波をおさめてくれるジョニーさんの作品がそばにあるとしたら、ご自宅で過ごす時間はきっと格段に豊かになるでしょうね。
takanori masutani solo exhibition
Every life has a soundtrack.
5.5(木) - 5.22(日)
ミチカケ COFFEE ANCO MUSIC
京都市中京区寺町通り御池上ル上本能寺前町476 TATビルB1F
https://www.instagram.com/michikake_kyoto/
https://www.instagram.com/johnnyxxx/
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▼ 展示とコラボしたはじめての演奏会
ジョニーさんの展示「Every life has a soundtrack.」のための演奏会、ミチカケにやってきたアップライトピアノを使った初めての演奏会を5/23(月)に開催しますよ。
お昼と夜の2部制です。ぜひご参加下さい。
[closing event]
太田美帆 ELHaSのための演奏会
5.23(月)
ミチカケ COFFEE ANCO MUSIC
詳細・予約はこちら
音楽家・太田美帆が、作家takanori masutaniの展示「Every life has a soundtrack.」のために、アップライトピアノの名機「YAMAHA U7A 1965製」と歌で奏でる演奏会を開催。
演奏会の前日で終了している展示を、当日は演奏会のために特別に参加者の皆さまのためだけに特別開放し、尚且つ作家 takanori masutaniさんに在廊いただき、作品を直接ご案内いただけます。
ぜひ展示と音楽が響き合うミチカケ初の演奏会にご参加ください。
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待ちに待ったアップライトピアノ
昨年8月から探し続けること8ヶ月、ようやくようやく見つかったYAMAHAアップライトピアノの名機「U-7(1965年製)」がオープンから遅れること1ヶ月、ようやくミチカケにやってきました。
そんなアップライトピアノ「U-7」を使った初めての演奏会を、音楽家・太田美帆さんを迎えて行います。この演奏会はタイトルにある通り「ELHaS」に捧げられますが、ELHaSってなにかというと、作家ジョニーさんの展示タイトル「Every life has a soundtrack.」の頭文字を取った略語です。
出会い
太田美帆とミチカケとで、演奏会をやろうよと計画してた頃、同じくジョニーさんとも展示の準備を進めていたのですが、ある時ジョニーさんが描き上げた絵が太田美帆さんに見えるんですよねって言い出しました。見える?描いたんじゃないの?
![](https://assets.st-note.com/img/1651991720470-CW7Pd5F0OX.jpg?width=1200)
どうやら違うようです。ジョニーさんは "いたこ系" とご自身でおっしゃてましたが、最初にランダムにシルクスクリーンの版をキャンパスに刷り込んだ後、まるで削り出すように筆を進めていくうちに、何か姿が浮かぶ上がってきて、ご自身さえ途中でこれはピアノだ(に見える)といった感じで、作品と対面するそうです。
で、1つの作品について、浮かび上がった姿が音楽家・太田美帆さんに見えたそうなんです。
ん?これはご対面の機会到来?
間接的な接点はあったものの、直接の面識がなかったアーティスト2組を繋げる機会なんだな。ジョニーさんから描いた絵が太田美帆さんに見えると聞いた時にすぐにそう思いました。
その話を太田美帆さんに伝えると予想通りの大喜び。展示期間中に関連づけた演奏会をやろうとあっさりと決まったのでした。
そんなわけで、ミチカケ初めての演奏会は、太田美帆さんがジョニーさんの展示「ELHaS」のために歌を捧げてくださいます。
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一度は失った声
太田美帆さんは、昨年甲状腺癌により一時的に声を失うも、長いリハビリの末に奇跡的に歌声を取り戻されています。そして手術前よりも状態は良くなったそう。本当にすごいことです!
そんな苦難を乗り越えた美帆さんが歌に乗せて届けたいものとは?
「愛することがすごく好きで」
「それを音楽に乗せて、伝えているのかも知れない」
「それは私が愛を沢山いただいているから」
「私も愛を届けたい」
「そういう時間にしたい」
太田 美帆
↑ 日本を代表する聖歌隊「CANTUS」のリーダーでもある太田美帆さん。彼女の原点は聖歌。素晴らしい歌声をぜひお聴き下さい。
↑ 坂本美雨さんとCANTUS。
太田美帆さんご本人の紹介です。▶︎「美雨さんとは音楽を通した姉妹のような関係になりました。沢山の曲を一緒に作ってきましたが、「星めぐりの歌」はその中でもキーになる1曲です。木村和平君による写真達のスライドショーも幻想的で大好きです。」
大好きな2人のアーティストの想いが生まれたばかりのミチカケで重なり合う。こんなに嬉しいことはありません。ぜひ一緒に2人のアーティストが響かせる愛に溢れた空間で特別な時を過ごしましょう。
ご参加お待ちしています。
店主・谷川 義行
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[概要]
ミチカケ wax & wane show
太田美帆 " ELHaSのための演奏会 ”
日程| 5/23(月)
時間|
[1st] 開場10:30 / 開演11:00 (13時終了予定) *限定20名
[2nd] 開場18:00 / 開演18:30 (20時半終了予定) *限定20名
料金| 5,000円 (珈琲とジャズ羊羹 / 展示観覧付き *作家takanori masutani在廊)
会場| ミチカケ COFFEE ANCO MUSIC(京都市役所前駅「地下街ゼスト御池11番出口」より徒歩1分)
京都市中京区寺町通り御池上ル上本能寺前町476 TATビルB1F
https://www.instagram.com/ura.cantus/
[当日の進行について]
演奏会終了後に珈琲とジャズ羊羹を提供いたします。その後、演奏会のテーマとなっている展示「Every life has a soundtrack.」を作家 takanori masutani さんのご案内によりゆっくり観覧いただけます。 (お時間のない方は、喫茶の提供後はいつお帰りいただいても結構です)
[チケット申込]
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