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●英国式庭園殺人事件●
12枚の絵の構図とともに物語が進み、まるでパズルのように散りばめられた不穏と違和が最後まで続く。
もう一度観てその正体を確かめたくなる。
ピーター・グリーナウェイという監督の名を思い出すのには少し時間がかかった。
しかし「ZOO」というタイトルと照らし合わせてやっと繋がった。
20年近く前、1本100円の旧作映画を週に2~3本借りてとにかく観ていた。
もう一度観たいリストに書いたのがその映画だ。
今回、レトロスペクティヴということで4作品の上映があった。
残念ながら2作品しか観られなかったけれど、かつての自分がもう一度観たいと記していた理由がわかった気がする。
「数に溺れて」の感想でも書いたけれど、この監督の作り出す映像のいわゆる画力というものに魅了されだのだと思う。