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SKZFLIXシリーズ考察2


こんにちは!今回は前回の続き、SKZFLIXについての考察を書いていきたいと思います!


ティザーの公開からTwitterやYouTubeなどに沢山の考察が上がっていて、読むのめちゃくちゃ楽しかったなぁ…

ここでは自己解釈したMVの考察について綴っていきます!




SKZ FLIX



SKZFLIXでは冒頭リノが倒れているシーンで始まりましたが傷跡がB MEの時と同じ所にある事から事故で気を失ったリノがパラレルワールドに来てしまったのではないかと推測します。

フィリックスと出会った時に驚いた表情を浮かべている事からも以前とは違う世界に来ていると考えられますね。

また、この世界では映画サークル(?)として活動しているのはバンチャン、チャンビン、ヒョンジン、アイエンの4人で、ハンとスンミンは2人で自主制作映画を作っているようですね。

(こちらのシーンよく見ると賞状にはパボアラと書いてあるため、この世界では「바보라도 알아」は8人ではなく4人で作った作品になっています。)



自分の映画に出てくれる俳優を探していたハンとスンミンが俳優になりたがっていたリノとフィリックスを見つけ、ハン達の応募映像が監督と脚本家を探していたヒョンジン達の目に留まり、短編映画祭に出ることになります。

そして短編映画祭のポスターですがよく見ると
"Multi Universe Short Film Festival"と記載があります。
Multi Universe(マルチユニバース)とは多元宇宙論のことで複数の宇宙が存在するという説、すなわちパラレルワールドの話という事です。


動画の中でスンミンも今回はパラレルワールドの話を撮影すると発言していますが、このセリフが鍵となりそうです。



次にリノが俳優になりたい理由をフィリックスに語るシーンではリノが持っている台本に"가려쥐"(Cover meの韓国語)と書いてあります。ですが、撮影シーンで皆が持っている台本には"Leave"と書かれています。
動画内でもLeaveとCover meが流れていますね。


SKZFLIXの動画では最後リノとアイエンが撮影した映画の試写会をしているとフィリックスが映っていないことに気づき、リノが「ヨンボクは?」と聞くと他のメンバーは皆フィリックスを知らないという衝撃の結末でしたね。



何故他のメンバーはフィリックスのことを知らないのかと言うと、動画内でCover meが流れているシーンとLeaveが流れているシーンでは世界線が違うからなのではないかと考えます。
試写会のシーンではLeaveが流れていましたが、フィリックスも含めて撮影しているシーンではCover meが流れています。


そして撮影シーンではスンミンがカチンコを使用していましたが、これまでのMVとは違いカチンコに書かれた文字などがぼやけていることから映画のタイトルが分かりません。意図的に隠しているように思えます。


フィリックスがアイエンにコーヒー牛乳を渡すシーンがあることからもリノにだけフィリックスが見えていたわけではなさそうですが、애のMVでもアイエンはコーヒー牛乳を手にしようとした瞬間だけフィリックスが見えていました。
もしかしたらアイエンがフィリックスを認識できる条件がコーヒー牛乳なのかもしれません。


ではなぜラストシーンでリノだけがフィリックスを知っていたのか。
リノはB MEの世界線から来たと冒頭に説明しましたが要するに世界線を行き来できる人物だからかと思います。  
ですがリノはどうやったら世界線を行き来出来るのかまでは知らないようです。

それに比べてフィリックスはケーキにろうそくを立て祈ることによって想像の世界に行く事が出来ました。(B MEで楽しそうにバスケをするシーンやThe viewの世界など)
애で読んでいた本に書いてあった言葉の通りならば
「夢は本当に望む人が叶う」のでフィリックスはろうそくの火をつけて願う事で別の世界に飛べるのかも知れません。



リノを散歩に誘うシーンがありましたが、ハン達があの時間にあの道を通るとフィリックスだけが知っているため、意図的にハン達とリノを引き合わせたのだと思います。



ラストシーンでリノはフィリックスと最初に出会った場所へ走り出し、フィリックスを見つけ出しますが、顔には傷がありリノの事もよく分からないような表情をしていました。

このフィリックスはどこの世界から飛んできたフィリックスなのでしょうか。リノがB MEの世界からこちらの世界にやってきたということはB MEの世界線で何らかの変化があったはずです。 
フィリックスの顔の傷からも分かる通り、リノではなくフィリックスが事故に遭ったという風に事実が変わった可能性があります。


また、走り出すリノをヒョンジンだけが追いかけて行く描写もありますし、ヒョンジンは応募映像を見ている時にリノの顔を注目して見ていたのでもしかしたらヒョンジンはリノと親友だった記憶があるのかもしれません。



まとめ

  • パボアラがきっかけで映画サークルに亀裂が入った。

  • B MEでリノが事故に遭った事で撮影ができなくなり、パボアラを映画祭に出品出来なくなった。

  • 애では仲直り出来ないまま、それぞれが未練を残し大学を卒業。

  • フィリックスとリノだけが世界線の移動が可能。

  • フィリックスはろうそくに火をつけ願う事で別の世界線に行ける。



パラレルワールドについて

そもそもパラレルワールドとはどんなものなのかについて簡単に説明したいと思います。

まずポスターにも書かれていたマルチユニバース(多元宇宙論)には沢山の仮説があります。

(複数の宇宙が同時に存在するものの、それぞれが離れすぎていたり何らかの理由でお互いを認識出来ないという説や、私たちが生きている三次元の世界を取り囲むように九次元の世界が存在するという説など)

その中でも映画やアニメなどで多用されている説が、1つの選択をする度に世界が分岐し多数の並行世界が生まれるというもので、これがパラレルワールドです。(side effectのMVもこの説が元になっていると考えられます)

この考え方をベースにすると、フィリックスはB MEでリノが事故に遭わないように世界線を行き来しており、それが上手くいった結果8人でサークルをしていたという事実が消えた世界線に飛んだのでは無いかと考えます。
そうすると、パボアラでの三角関係も無くなるのでそもそも8人が拗れてしまった原因が無くなったというわけです。

 

そして、世界線が違うと分かる理由のひとつとして挙げられるのがメンバーの名前の呼び方です。

ヒョンジンはアイエンのことをジョンインと呼んでいますがフィリックスはアイエンと呼んでいます。

애のMVではヒョンジンは電話番号をヤンジョンインという名前で登録していることから、呼び方はどの世界線でも同じだと思われます。



またLeaveの動画の最後にはプロジェクターが映りますが、そこから放たれる光の色は赤青黄ですね。

椅子の色
ハンのいるバス停の広告
大学内のポスター

実はこれまでのMVや今回の動画の中でもこの三原色が映る場面があります。
(他の人の考察ではケーキが青、ロウソクが赤、炎が黄色を指しているという説もありました!) 


三原色と言えば、色の三原色と光の三原色があります。光の三原色は映像を映す時に使われますね。

この円が重なる図はパラレルワールドの考え方ともよく似ています。

この黒い部分が今自分たちが存在する世界だとすると、重なっている部分は認識することが出来ますが、重なっていない部分は実際には存在していても認識する事が出来ないのです。

逆に重なっている部分はどの世界線でも共通に認識している事になります。

要するにこの動画の中で全てが重なる部分はカメラで映す世界ということなのでしょうか。


今回撮る映画の題材はスンミンが言っていました。

そして撮影中のシーンではパラレルワールドに気づいたミンホさんが友達を通り過ぎてというセリフがあります。


この設定はフィリックスとリノの話と同じように思えますね。フィリックスが昔の友達、すなわちバラバラになってしまったサークルメンバーに会いに来た主人公だとすれば元いた世界線に戻らなければなりません。
また、リノが走り出す(友達を通り過ぎる)シーンでフィリックスがパラレルワールドから来たことに気づいたという考え方も出来ます。


フィリックスが何度もタイムリープして叶えたい願いとは一体何なのか、それは元の仲の良かったスキズに戻りたいというものです。
これまでのMVでも何度もロウソクに火をつけて祈っているシーンありますし、祈る度に幸せなスキズ達の映像が流れます。ですが、実際はサークル内に亀裂が入ったまま終わってしまっています。

何度もタイムリープを繰り返すうちに8人の関係性、出会うタイミングも変わっていき、終いにはフィリックスという人物が存在しない世界線になってしまったという訳です。


また色の三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)全てを混ぜ合わせるとブラックになりますが、これを先程のケーキ、ロウソク、炎の色で例えると火を消す事で暗くなる=黒になるという考え方も出来ます。

火を消すことで初めてその願いが叶うのだとすればSKZFLIXのラストシーンでフィリックスが付けた火が消えたにも関わらずバンチャンが再び火をつけてしまったことで世界にズレが生じたのかも知れません。


ティザーの最後では

いつどの時間にいても僕たちは分かるはずだ
いつどこにいても僕たちは暖かいはずだ
いつどの記憶の中にいても僕たちは鮮明なはずだ
世の中のどこに存在しても僕たちは出会えるはずだ

僕たちは君に会いに行くよ

とあります。

この最後の一文の"僕たち"が7人のことを指しているのであれば、"君"とはフィリックスのことなのかもしれません。

フィリックスを探しにいく7人のMVもいつか公開されるかもしれませんね!

また新しい動画や新しい情報が出たら記事を投稿したいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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