SHINee WORLD
高校時代ジャニオタをやっていた時以来の(こちらも6年ぶり)東京ドームへ向かうため私は久しぶりに水道橋駅を訪れていた。
ドームに向かう道中からグッズを手にした同士達が溢れていて、視線の先にはシャイニーカラーのパールアクアグリーン。
色々な界隈のオタクをしてきたけれど、シャヲルの皆さんはなんとなく落ち着いていて、盛り上がるところは盛り上がるし、皆で一緒にいい空間を作ろうという感じというか自分の中で幸せや喜びを噛み締めているタイプの方が多い印象で、それが私には凄く居心地が良かった。
生憎の雨だったけれどレインコートや傘を差しながらライブ会場に向かう人達の表情は喜びで溢れていて。
これは私あるあるなんだけど、ライブに行くといつも開演前、あるいは公演中でもそこに訪れた方々の背景を考えてちょっとジーンとしてしまう。
この日のために水色のお洋服買ったのかな?
ネイルも素敵だなぁ。
髪型も可愛くセットしてもらったのかな?
きっと皆仕事や学校で嫌なことがあった日も乗り越えて、あと何日行けばライブだ!とかカウントダウンして今日を迎えたんだろうなとか。
そういう高揚感が1番感じられるのはやはりライブ前の会場ならではだなと思いながら、雨の中一人会場入りした。
公演は、なんかあっという間すぎて、楽しすぎて、細かく覚えていないのだけれど登場した時の感動と終わりの3人の姿は忘れられない。
うわぁ。本当に存在するんだな。という実感とカリスマ性。デビューして16年経っても変わらない良いものを見せようという気持ちとかファンを楽しませようという気持ちはやっぱり見てる側のこちらにもしっかりと伝わってきたし、
何より嬉しかったのが、ちゃんと5人のライブだったことだった。
ステージに立っていたのは3人だけどオニュさんとジョンヒョンさんを感じられるライブで、やっぱりSHINeeが好きだなと思ったし、懐かしい曲から最新曲まで、休憩挟まなくて大丈夫なの???ってこっちが心配になるほどパワフルでずっとバキバキのパフォーマンスを見せてくれるからずっと楽しかった。
姿が見えなくなったあとも彼らのありがとうございましたの声だけはずっと聞こえて、こういう所が本当に素敵だなと、長年愛されてきた理由が全てこのライブに詰まっていたなと思う。
私はまだオタクになって日が浅いし、正直16年彼らと共に歩んできたシャヲルさんの気持ちやSHINeeが味わってきた幸せや悲しみを全ては理解できないけれど、ただ、誰が見ても良いグループだっていうのは確かだし、これから先も変わらずにずっと続いて欲しいと願うばかりだ。
3月のライブの後、私生活がバタバタし始め気がつけば4月へと突入していた。
4月8日はジョンヒョンさんの誕生日だったけれど、
変わらず誕生日を祝う投稿がSNS上に溢れていて素敵な写真やパーフォーマンスしている動画が流れていくのを見ながらやっぱり無くてはならない存在だったなと痛感する。
ずっと忙しくて結局上映終了日に観に行った「MYSHINeeWORLD」
シャヲル目線で時系列事に遡っていく感じは新規オタクの私でもワクワクして、デビュー当時からのシャヲルさんはより感慨深いだろうなと思いながら鑑賞していた。舞台裏だったり当時の心境やエピソードを語る3人は活き活きしていて楽しそうだった。
当時の苦しさも笑い話にできるくらいの時が経ったのだなと。
そして、やはりジョンヒョンさんの死で4人の時が止まった感じがした。
いい意味で新しいSHINeeとして再スタートを切ったんだなと思った。作詞作曲が変われば当たり前と言えば当たり前だけど曲風もスタイルもまた変化したSHINee。
こうやって私が知ってるSHINeeにたどり着いたんだなと思うと変わることは悪いことばかりでは無いなと思う。
これは何事にも言えるけれど、同じ1日なんてないんだから毎日少しずつ何かが変化するのは当たり前で、それでもやっぱり変わらない何かも確かに存在しているはずなのだ。
ここまでの過程で私たちの知らない彼らだけのやりとりがあって、そう言った会話や経験を繰り返す中で彼ららしさを確立してきたのだと思うし、今までもこれからも仲のいいSHINeeである事は変わらないと思う。
それでも彼らがアイドルとしてデビューした事で変わったこと、変わったことによって諦めた事も沢山あるはずだ。
映画の中や何かのインタビューでメンバーも言っていたけれどアイドルという道を選んだことにより普通の学生としての人生や友達や恋人との時間は失われたわけであって。
それでもこの仕事をしていて良かったと言ってくれること、
自分の人生において大事な時間を犠牲にしてもアイドルとしてファンと会う事やパフォーマンスすることに喜びを感じてくれることが何より嬉しい。
活動休止中だったオニュさんの復帰や4人でのコンサートなど喜ばしいニュースが続き、
今年もまだまだ活躍の場を拡げてくれるであろうSHINee。
そんな彼らをささやかながら応援し続けたい。