キラキラアイシャドウ

アイシャドウは使い切る前に飽きてしまうから、ドラッグストアで買えるものばかり持っている。
ただ1つだけ、仕上げのラメを除いては。
このラメをデパコスのものにすることで、自分はデパコスを纏った女だと強い気持ちになれるのだ。

様々な美容YouTuberやSNSから情報を得て、組み合わせてメイクを完成させる。
今のメイクはしっくりきているが、数ヶ月後にはまた変わるのだろう。
先日、学校の友人に一時期していたアイメイクを伝授した。
オレンジベースだが、目尻を垂れさせるように少しピンクを仕込む。
このピンクが1番のポイントだ。
ピンクがなくても、じゅわりとしたオレンジは血色感があり、全体的にアクティブな印象になって可愛い。
そこにほんのりとピンクがあることで女の子らしさを演出できる。
友人からはウケが良く、安心した。


昨日、授業の一環で他校の学生と関わった。
通っている学校ではなく、かなり離れた場所で行われた。
最寄り駅にはオムライスが美味しいご飯屋さんがあった。

他校の学生は基本的に高校卒業後の進路として通っている人が大半を占めるため、ジェネレーションギャップは感じたものの会話はスムーズに出来たのは良かった。
…気を遣ってくれたのかもしれないが。
同じグループにいた女の子に惹きつけられた。
束感まつ毛で目力アップ、派手めのカラコンに劣らないピンクのアイメイク。
いわゆる地雷系だ。

できたら30代になるまでに、そのジャンルを1度で良いから手を出してみたい。
数年前から友人と、「地雷系か量産型の格好でピューロランドに行く」約束をしているのだが果たされていない。
そろそろ期限が切れる、まずい。

私たちのように特別な場を設けず、好きなメイクや服装をどこに行く時でもできるというのは強くて可愛い。
人の目を気にしないようになりたい。

授業後、交通費を浮かすために13キロの道のりを同じ学校の友人たちと歩いて帰った。
アラサーだって青春がしたい。
少しの街頭が夜道を照らし明るい道とは言い難いが、きっと何年も何年もこの帰り道はキラキラと輝かしい思い出として残るのだろう。


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