埼玉県志木市でしよぼい起業「murameshi(むらめし)」創業記②
しょぼい起業とはすなわち戦後から発展、成熟を経て獲得してきた人々の標準的経済活動へのアンチテーゼであり革命である。我々日本人の生き方の根本から見つめ直し、新しいライフスタイルへのアプローチを実験的かつ意欲的に試みた挑戦である。
…のか?そうなのか?日本語をテキトーに並べてみるとそれっぽいけど、本稿はまぁゆるく起業をしたオトコの物語の続きである。
前回までに記したように、埼玉県志木市でオープンした「しょぼい居酒屋『murameshi』」はYouTuberでもあるむらたさんのお店である。志木さんぽと言われた伝説のYouTubeライブから始まったその物語は友情と裏切り、和解そして困難を克服するオトコ達の熱い物語?なのか?
開店までの様子
と言うか前回の続きとしてはここで駄文をしたためるよりも、むらたさんご本人の動画に店が出来上がっていくプロセスが克明に記録されてるのでそちらを見れば良いと思います。はい。ワタクシは僕はオレは。
ということでトピックだけ紹介すると「テーブルと椅子を組み立てる」↓↓↓
そして完成!↓↓↓
という感じである。そしてその他にも
什器を搬入するオトコ達。ここには現在市議会議員になった今回のしょぼい起業の立役者のよぎだいすけ氏もやってきている。また仲間が集まって看板作りをしたり、唯一業者による施工があったというシンクの配管が終わって嬉しくなっちゃったりと開店までの全てが記されていてさながらドキュメンタリーのようである。
こうして「しょぼい居酒屋murameshi(むらめし)」オープンまでの道乗りを着実に歩んでいったのであった。
しょぼい起業とは
オープンまでの道乗りを支えたのは「しょぼい起業で生きていく」などの著書で知られたやうちはるき(えらいてんちょう/えらてん)氏によるTwitterやYouTubeでの呼びかけと「しょぼい起業」を身をもって実践し、この4月に志木市の市議会議員にまなったよぎだいすけ(与儀大介)氏である。
すなわち店主むらたさんはこの2人の呼びかけで志木市へやってきたのであり、しょぼい起業のコンセプトに共感があったからこそ始まったプロジェクトなのだ。
※やうちはるき(えらいてんちょう/えらてん)氏について
作家、実業家でYouTuber。ベストセラー「しょぼい起業で生きていく」をはじめとする「しょぼい」シリーズでヒットメーカーとして知られる作者。政治団体「しょぼい政党」を立ち上げた。
※よぎだいすけ(与儀大介)氏について
実業家でYouTuber。バーやエステサロンなど小規模事業を複数展開する若き起業家。現在やうち氏の立ち上げた「しょぼい政党」の幹事長として、2020年4月に埼玉県志木市の市議会議員に。
しょぼい起業とはコストをかけない事業準備や事業運営スタイルを設計した起業モデルだ。先に記したように、出来る限りのことを自前で行い備品や什器もメルカリやジモティなどで中古を買い求めたりAmazonの欲しい物リストを活用して揃えている。その中心にあるのがインターネットである。ネットで安価なものを求め、YouTubeやTwitterで協力を募る。協力の範囲はモノにとどまらずサービスや本来役務となるような人手にも及んでいる。しょぼい起業家はそれらに対し「店を立ち上げるプロセスを楽しむ」という対価を払うことで多くの協力を得るのだ。
また公的機関の支援も大きな力になる。今回「しょぼい居酒屋murameshi(むらめし)」では実際に埼玉県志木市による創業者支援制度を活用している。改装費や家賃などの半額補助など店舗経営を行う上での積極的な支援は起業についての大いなる力になるものだ。
※志木市空き店舗等活用事業補助金について
そして開店へ
つー訳で色々あった後に店はオープンするのである。
保健所の許可を得た日に料理持ち込みでやったプレオープンを経てグランドオープンそして通常営業を無事に迎えたのだった。
お花も(一部)
現在、開店早々にコロナ禍に見舞われてしまい順調とはいえないスタートかもしれないけれど、これからもしょぼくても着実に店は守られていくだろう。
おしまい!
参考
※「しょぼい居酒屋murameshi」YouTubeチャンネルとTwitterアカウントとか
埼玉県志木市本町1-1-10 星野ビル2F
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