傘袋〜雨の日に思うこと
デパートなどの大型商業施設ではよく目にする傘袋、使っている人もいれば使わない人も多いように感じます
昔はデパートには清掃員の方がいて、特に雨の日にはモップを持って傘から床に落ちた水を拭いていました
今では清掃員さんの代わりに傘袋が用意されるようになりました
傘袋は1回の使用だけで廃棄されることがほとんどなので、エコではないという方もいらしゃるのだとか
エコロジーという観点では確かにそうかもしれませんね
しかしながら、それでも傘袋を使って欲しい理由をこのエントリーでいくつか説明したいと思います
床が水に濡れていたせいで滑って転んで怪我をしてしまった
傘袋を使う本来の目的はこのようなことがないようにとのことでしょう
また、高齢の方や視覚に障害のある方たちに配慮するといった面でも、傘が濡れているようでしたら傘袋を使って床が濡れるのを防いで欲しいと思います
雨で床が水に濡れたままになることは施設やお店の大小に関わりなく気をつけなければいけないことと考えています
またコロナの影響のある昨今、床を拭くものは昔のように雑巾やモップではなく、使い捨てのできるペーパータオルが多いようです
傘袋を使う数を減らしても、ペーパータオルを使う数が増えてしまってはエコロジーという観点から見ても本末転倒ということになってしまいますよね
床が濡れていたことによる転倒事故で怪我をする人が出てしまった場合には、その責任を金銭で果たさなければいけないことになってしまいます
さらに大きな商業施設などでの別の目的は、水濡れによって怪我をしてしまったというような理由をつけて高額な金銭を要求されてしまうことがないようにということもあるのではないかなと思っています
今ではそのようなことも少ないのかとは思いますけど、昔はそういうことがあったのも事実と思います
傘袋を単にモノの浪費と捉える前に、そのものが使われている理由を深く考えてみることも大切なことですよね
これから梅雨の季節を迎えますが、水の滴るような傘をお持ちの際にはどうか傘袋をお使いになってくださいね
戦争が現実に行われているこの時代
人を思いやることができる、そんな優しさに溢れた世界を目指していきましょう