ニュートラル
気張る必要がないというのは、ものすごく気持ちの良いことだと思う。
自分は、このくらいなのだ、この感じで生きているのだ。という達観をしながら生きることは、心地よい。
何かになろうとするときに、自分がそこに到達していないことを気にしすぎると、とても気がめいってしまう。
けれど、どれだけ頭がよくとも、どれだけの功績を残そうとどれだけお金を稼ごうと、誰しもいつか最後が訪れる。それまでの間になにを成し遂げ、何を残したのかなど知るかいや。でいい。
自分を良く見せることも、誰かに羨ましがられることも、誰かに認められることも、さして重要ではない。
日々を健康に生きること。楽しく生きる必要はない。体に気を付けて、ええ加減に生きておいていくのが気がラクだ。ラクに生きて、やりたいことができたときだけ、頑張ればいい。
やることなど、ほっといてもでてくるものだ。生きるために金は要るが、名誉もプライドもさして必要はないのだ。洗濯せねば。着る服がない。
なんでもええねん。健康に生きていれば。
文化的でなくともええねん。
つまらなくても、映えなくても、知らんがな。
日々珈琲飲んで、もけもけしとけばええこっちゃで。
おじいがいっとった。
「ビートルズ?知らん。おれスポーツしか見とらんでなぁ」
そんなおじいは、阪神ファンだということを初めて知った。