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vol.36 孤独の喫茶③

都内某所。

私は時折、無償に素敵な喫茶店で美味しいコーヒーが飲みたくなる。

今回は珍しく孤独でなく、遠方から来た友人と訪問となりました。

待ち合わせ場所から歩くこと10分。

お話ししながら徐々に、珈琲への期待感を高めていきます。

そのお店は飲食店街を抜けた先に佇んでおりました。

店舗付き住宅のような白いお店です。

入り口に木で作られた少し大きめの看板が目印です。

お店の中は入り口付近に豆が十数種類置いてあり、各国の豆が顔を揃えております。
奥に客席が3席ほどあります。

どこかの国のお土産品であるような、寝転んだ招き猫?の置物が私たちを迎えてくれました。

女性の店主さんらしい方が営まれているようです。

入り口に置いてある豆から、一杯をドリップしていただけます。気になる国の豆はたくさんありましたが、私は店名のついたブレンドを、友人はエチオピアのイルガチェフェをお願いしました。

店の中にそっと隠れるように小さめの焙煎機が設置されており、何回かに分けて丁寧に焙煎されているのが伺えます。

豆の煎りは、気持ち深めのものが多く用意されているようです。

朝一での訪問になったので、お店はまだお客さんもいなく、静けさに包まれておりました。

私たちも席に着き、コーヒーが出てくるまでの時間を楽しんでおりました。

ドリップの様子は、少し隠れたところでされていたので、あまりジロジロ見ないように自粛です。
しかし、徐々に店内に広がるアロマ。
もうすぐ珈琲とご対面出来る合図です。

友人には黄色を基調とした華やかなカップが、私には真っ白なカップが置かれました。

黄色の華やかなカップは、イルガチェフェのテイストをイメージしているようです。

私の目の前の白のカップは、ブレンドのコーヒーがしっかり主役であることを主張されているようでした。

そして、先入観なくブレンドを楽しめる配慮であるように感じました。

まずは香りを楽しみ、
そして丁寧に淹れられたコーヒーを一口。

豆の焙煎度合いから、少しビターな感じをイメージしておりましたが、私の予想を裏切り、とてもあまい香りが口の中に広がりました。とても柔らかい感じのブレンドです。

この一口が私のコーヒーへの渇きを一気に解消してくれます。

友人もイルガチェフェにご満悦の様子です。美味しいコーヒーは会話を弾ませてくれ、何気ない一時をとても豊かな時間に彩ってくれます。

毎日の何気ない時間こそ大切な時間であることを思い出せてくれます。

心安らぐ豊かな時間をありがとうございました😊

最後まで読んで頂きありがとうございます☕️
それでは☕️

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