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四季習慣(Vol.2)【2024年10月23日】

好きな音楽を聴きながら、コーヒー片手にいろいろと勉強中。勉強の記録をゆるり無理なく残していこうと思います。

このnote記事は「会社四季報を読むことを習慣化したい」という個人的な想いがきっかけで生まれた企画です。

企画の名前は、その想いの中から『四季』と『習慣』を組み合わせて「四季習慣」です。




◆ 記録の日付

2024年10月23日(水)


◆ 勉強中の内容

決算書、財務3表、有価証券報告書などの読み方について勉強中。

前回の四季習慣(Vol.1)では、2024年1集『新春号』〜2024年4集『秋号』までの「編集後記」にフォーカスしました。


今回は、個別の企業の「業績予想記事・材料記事」にフォーカスします。具体的には、以前の『図をつくる練習中』というコンテンツの中でも取り上げたことのある「ヤマハ株式会社」の記事を眺めてみたいと思います。


🎧☕️


◆ヤマハ株式会社の紹介

7951 ヤマハ

【決算】3月
【設立】1897.10
【上場】1949.5

【特色】ピアノや管楽器など楽器総合。電子ピアノでは世界首位。音響機器を拡大中。M&Aに積極的
【連結事業】楽器66(8)、音響機器26(5)、他8(5)
【海外】76

p.1627 2024年4集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)


🎧☕️


◆ ①ヤマハの業績予想記事・材料記事(2024年1集 『新春号』)

【一転減益】
部材不足解消の音響機器は下期にかけ出荷拡大。が、柱の楽器は成長柱の中国でピアノ需要軟調、減産に伴い上期中心に工場の固定費重くなり一転営業益続落。25年3月期は減産影響緩和で採算改善。

【採用】
スピーカーユニットがトヨタの高級車「センチュリー」で採用。音楽教室や楽器売り場など集約したブランド店を横浜で24年春開店。中国は戦略見直しに着手。

p.1623 2024年1集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
“スピーカー × 車”という視点が特に学びになりました。スピーカーが使用されているところ、スピーカーを必要としているものなど、いろいろと発想を柔軟にしながらイメージしてみたいと思います。



◆ ②ヤマハの業績予想記事・材料記事(2024年2集 『春号』)

【反発】
欧米不振の電子ピアノ減産による採算悪化が想定超。中国工場再編の減損で営業減益幅拡大。25年3月期も電子ピアノ軟調。が、成長柱のギター好調。音響機器拡大、部材費や人件費軽減して採算改善。

【再編策】
減産対応で海外工場要員1割、約2000人削減。中国のピアノフレーム工程を国内移管し集約。7月末まで700万株、150億円上限に自己株買い、消却。

p.1622 2024年2集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
自己株買いについてしっかりと理解できていないので、どこかのタイミングでしっかりとインプットしておきたいと思いました。「中国のピアノフレーム工程を国内移管」という流れも気になるところです。



◆ ③ヤマハの業績予想記事・材料記事(2024年3集 『夏号』)

【急反発】
ピアノは中国で習い事抑制政策の影響続き底ばい。ただ電子ピアノは欧米で市中在庫改善し上向く。ギター堅調。円安順風。在庫評価損や構造改革費用削減の反動も大で営業益急反発。為替益見込まず。

【中国市場】
管楽器などは学校の吹奏楽やシニア層向けで拡大基調。趣味需要の取り込みが今後の成長へカギ。管理職女性比率は中計目標の24年度19%を前倒しで達成。

p.1625 2024年3集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
中国の「習い事抑制政策」という政策を初めて知ったので気になりました。また同じく中国市場の話ではありますが、「管楽器などは学校の吹奏楽やシニア層向けで拡大基調。趣味需要の取り込みが今後の成長へカギ」というところも気になりました。シニア層向け・趣味需要の取り込みといった話は日本国内にも通じる話のようにも感じました。



◆ ④ヤマハの業績予想記事・材料記事(2024年4集 『秋号』)

【改善】
ピアノは中国の販売苦戦で減産続き、稼働一層悪化。ただ電子ピアノは欧米の市中在庫が徐々に減り、上向く。音響機器が法人向け軸に押し上げ。構造改革費減少も大きく営業益急反発。為替差益減る。

【追加リストラ】
今期中に中国のピアノ工場で正社員400人規模の早期希望退職を実施。25年2月末まで600万株、140億円を上限に自己株取得、全株消却へ。

p.1627 2024年4集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
2024年2集 『春号』に続き、自己株取得のトピック。やはりじぶんの中でちゃんと理解できていないために、なぜ自己株取得をしようとしているのかイメージがつきづらいので、しっかりと勉強しようと思います。


🎧☕️


今回の四季習慣は以上です。

最近、個人的に気になっている音楽の機材の中に、ヤマハの以下2種があり、そんな繋がりもあり、今回は「ヤマハ株式会社」をピックアップしてみました。

じぶんが気になる製品を作っている会社や、じぶんの興味関心がある業界の会社などをきっかけにすることで、インプット自体のモチベーションも上がる気がしています。「会社四季報を読むことを習慣化したい」という想いを着実にかたちにしていきたいと思います。


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