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四季習慣(Vol.1)【2024年10月22日】

好きな音楽を聴きながら、コーヒー片手にいろいろと勉強中。勉強の記録をゆるり無理なく残していこうと思います。

このnote記事は「会社四季報を読むことを習慣化したい」という個人的な想いがきっかけで生まれた企画です。

企画の名前は、その想いの中から『四季』と『習慣』を組み合わせて「四季習慣」です。




◆ 記録の日付

2024年10月22日(火)


◆ 勉強中の内容

決算書、財務3表、有価証券報告書などの読み方について勉強中。

会社四季報については、「勉強用ノート」というコンテンツの中で取り上げたことがありましたが、

今回の四季習慣(Vol.1)では、2024年1集『新春号』〜2024年4集『秋号』までの「編集後記」にフォーカスしたいと思います。


🎧☕️


◆ 2024年1集 『新春号』の編集後記

いよいよ2024年から新NISA(少額投資非課税制度)が始まります。生涯にわたり1800万円まで非課税となる大盤振る舞いで、「貯蓄から投資へ」の波が起きるか注目されています。

上場各社も個人投資家獲得へ株式分割に加え、自己株取得や配当増額、優待見直しなど株主還元の強化策を相次ぎ発表しています。東証が資本コストや株価を意識した経営を要請しており、親子上場や持ち合い株解消、M&Aなども目立っています。

長期投資で重要なのは成長性や収益性、安全性などファンダメンタルズ分析です。四季報では全上場企業を各記者が分析した業績2期予想と過去データを掲載し、今後の戦略や課題についても触れています。多くの投資家が気づかずに、割安に放置されたままの有望企業も少なくありません。

動き始めた日本企業。年末年始はじっくりと腰を据え、「お宝探し」もいいかもしれません。2024年が皆様にとって良き1年となりますようお祈りいたします。

2024年1集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
やはり2024年の重要なキーワードのひとつは「新NISA」なんだろうなと、この編集後記を読んで、改めてそう感じました。現在2024年10月ですが、「貯蓄から投資へ」の波が、ここまでの間でどのようになっているのかも気になりました。



◆ 2024年2集 『春号』の編集後記

世界で日本企業への関心が高まっています。要因はさまざまですが、新NISAで貯蓄から投資への動きが意識されたこと、東証が資本コストや株価を意識した経営を企業に要請したこと、さらに昨年来日した米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株への追加投資を明言したこと、米中対立に伴う地政学リスク回避から日本が選好されたことなどが挙げられます。

もっともすべての土台となっているのは好調な企業業績です。コロナ禍を脱して、円安も追い風に過去最高益を更新する企業が相次いでいます。値上げと賃上げによる好循環でデフレ脱却期待も高まっており、今はまさにバブルで失われた時代から歴史的な転換点にあります。

今回の春号は多くの企業で業績欄のコメントの中心が新年度に関するものに移っています。各担当記者が取材などを基に独自分析しており、読者の皆様は先取りして業績見通しなどの情報を得られます。今後有望な企業探しに是非ご活用ください。

2024年2集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
「歴史的な転換点」というのはとても印象的な表現だなと思いました。日本の経済について、その歴史を紐解いてみても面白そうと直感的にですが、そのように感じました。いま・ここに意識を向けるのも大切ですが、一方で、俯瞰的な視点を持って物事を捉えようとする姿勢も大事にしていきたいところです。



◆ 2024年3集 『夏号』の編集後記

今号は上場企業の6割以上を占める3月期決算企業の前23年度決算発表を受けた号になります。今期の業績予想を見直すとともに、来期の予想も掲載しています。

前期は好決算が相次ぎました。そうした反動もあり、今期は控え目な企業予想も目立ちますが、期初から四季報が独自に引き上げている企業も少なくありません。

キャッシュを安定して稼げる企業が増えており、資産の効率化が次の課題です。中計では株主還元強化とともに、意欲的な成長投資を発表する企業が増えています。

有望テーマは大きく変わっています。AI、DXをはじめ、TSMCなど半導体関連、また水素やアンモニア、風力発電など脱炭素、宇宙、防衛などが顕著です。国策で補助金関連が多いのも特徴です。

今号で編集長の役目を終えます。3年弱の間、多くの読者の皆さまに支えていただきました。本当にありがとうございます。四季報は読めば読むほど味が出ます。引き続きご活用いただければ幸いです。

2024年3集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
有望テーマとして挙げられているキーワードがそれぞれ気になりました。それぞれのテーマについて、まだまだ知らないことだらけなので、少しずつでもインプットして理解していけるといいなと思いました。



◆ 2024年4集 『秋号』の編集後記

会社四季報は、その名の通り年4回、季節が移り変わるタイミングで刊行されます。1年の中では、夏の猛暑や冬の凍えるような寒さなど、自然の厳しい側面を感じることもあります。ただ、厳しさの先には必ず心地よく過ごせる季節が訪れます。

企業活動も、外部環境の変化による影響を避けることはできません。環境面で追い風が吹くことがある一方で、逆風にさらされることもあります。しかし、どのような状況下でも各企業が環境の変化に対応して生産性の向上に取り組み、よりよい製品やサービスを提供することを継続していくことで、中長期の視点では企業の業績や収益性は向上し、社会全体がいい方向に進んでいくと考えています。

11月には米国で大統領選挙が行われ、結果次第で世界情勢が大きく動くことも予想されています。会社四季報の記事や業績予想が、外部環境の変化の波を乗り越えて、中長期的に成長する企業を見つける一助となれば幸いです。

2024年4集「会社四季報」(発行所:東洋経済新報社)

(一言コメント)
いよいよもうすぐですが、11月の米国の大統領選挙は気になるところです。「結果次第で世界情勢が大きく動くことも予想されています」とありますが、まさに少し先の未来がどのような景色になっているのか、日々意識を向けながら注目していきたいところです。


🎧☕️


今回の四季習慣は以上です。

四季習慣の企画を今後どのようなかたちで展開していくのかは未定ですが、まずはその第一歩として「編集後記」を1年間分(4冊)、一気に眺めてみました。1冊ごとではなく、1年間分を一気に取り上げたことで、点ではなく「全体の流れ」みたいなものを観測できたような感覚です。

引き続き、自分のペースで、この四季習慣も継続していきたいと思います。

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