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勉強用ノート(IFRSについて)【2024年10月03日】

好きな音楽を聴きながら、コーヒー片手にいろいろと勉強中。勉強の記録をゆるり無理なく残していこうと思います。

今回のこのnoteは「勉強用ノート」という位置づけで、いま自分が学んでいること・覚えておきたいことなどをメモしておくような感覚で書いています。




◆ 記録の日付

2024年10月03日(木)


◆ 勉強中の内容

決算書、財務3表、有価証券報告書などの読み方について勉強中。

前回のnoteでは、その一環として“図をつくる練習”も兼ねて、「貸借対照表」と「損益計算書」にフォーカスしながら、Excelでボックス図をつくってみました。

このときのnoteで取り上げた企業の連結財務諸表は、国際会計基準(IFRS)に準拠して作成されていたこともあり、今回のこの勉強用ノートでは「IFRS」についてメモしておこうと思います。


◆ 勉強用ノート

書籍『決算書の基本』(著:川口宏之)によると、日本基準とIFRSとの違いという観点から、IFRSの表示方法には大きく4つの特徴があるそうです。


1. 財政状態計算書
「財政状態計算書」とは日本基準でいうところの「貸借対照表」のことをいい、名前が違うだけです。したがって、単純に読み替えていただければ何ら問題ないでしょう。

書籍『決算書の基本』

2. 非流動資産、非流動負債
IFRSには「流動資産」「流動負債」はありますが、「固定資産」「固定負債」という項目が載っていません。その代わり「非流動資産」「非流動負債」という項目があります。実は、「非流動資産」とは「固定資産」のことをいい、「非流動負債」は「固定負債」のことをいっているので、これも単に名称が異なるだけです。

書籍『決算書の基本』

3. 「特別損益」「経常利益」がない
IFRSの損益計算書には「経常利益」という概念がありません。なぜなら、特別損益に相当する箇所が存在しないからです。日本基準では、リストラ費用や減損損失のようなイレギュラー的に発生する項目であれば、特別損益に計上することになっていますが、IFRSでは、販売費及び一般管理費と同列にある「その他収益」「その他費用」に計上されます。

書籍『決算書の基本』

4. 「継続事業」と「非継続事業」を分けて記載する
IFRSでは、売却予定の事業や、廃止することが決まっている事業については、損益計算書で分離して計上することが求められます。今後も続けていく事業を「継続事業」、なくなる予定の事業のことを「非継続事業」といい、それぞれ分けて記載します。

書籍『決算書の基本』


今回のメモは以上です。

ちなみにですが、日本取引所グループのサイトによると、2024年9月末現在、IFRS適用済会社数は「276社」とのことです。またサイト内には、IFRSを適用している会社一覧という資料も掲載されていましたので、どんな企業がIFRSを適用しているのかについてもしっかりとキャッチアップしていきたいと思いました。

IFRSについては自分自身まだまだ分からないことだらけではありますが、引き続き、さまざまな書籍を読んだり、ネットで調べたり、IFRS適用済会社の有価証券報告書などを実際に見たりしながら、少しずつでも勉強していきたいと思います。


◆ 参考資料


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