野鳥の日々
前回の更新から1か月ほど空けてしまっていました。
随分気候も穏やかになり、過ごしやすいですが、世界情勢は穏やかではないですね。
今、仕事が今年一つ目の山場にあり、そこそこ忙しいとはいえ、日常自体は変わりなく進行していることが、ニュースを見るとむしろ不思議なくらいです。
それでも地球はまわっている。
さて、しかしそうして私の日常。
趣味がひとつ増えました。
そこまでのめり込むつもりはなかったのですが、のめり込みそうな予感。
それは、「バードウォッチング」です。
野鳥を観る。
元々鳥が好きなので、少しは意識を向けてはいましたが、でもあくまで「ちょっと好き」程度で、知っている鳥は身近にいる
すずめ、はと、カラス、ムクドリ、メジロ、カモ、カワセミ、カモメ、サギ
くらいの見分けしかなかったのですが、昨年末に、野鳥図鑑を入手したのがきっかけで、あまりの自分の「鳥知らず」さにびっくりし、又、「こんなに身近にも野鳥が!!」と知ったことにより、俄然興味がわいてきました。
例えばですが、「カモ」。
冬の方が色んな種類がいるのです。
東京都のその辺の公園にも、越冬しに渡ってきているカモが沢山いるので、夏場よりプラス4種くらいはいるんです。
しかも、オスとメスで羽の色が違います。
この情報を持って近くの公園の池を見てみたら、本当に色んな種類のカモがいました。
頭が赤くて額に白いラインのある「ヒドリガモ」
ヒドリガモに似ているけど羽色が3色に分かれているの「ホシハジロ」
頭が緑でくちばしが黄色の「マガモ」
尾の長い「オナガガモ」
モノクロでかっこいい「キンクロハジロ」
おなじみの「カルガモ」
そして、今まで自分の中で「カモ」に分類していた鳥が、カモではなくて、「カイツブリ」という別種の鳥だという事も知り、やはりカモの延長だと思っていた「バン」という鳥も全く別の種類で、足の形も水鳥っぽくなく、案外歩くのが得意なこと等知るようになりました。
「世界は知らない事でできている」
この感覚がとても好きです。
圧倒的に自分の知らなさを知る事の重要性。
それでも、知らない事を知りたい欲求。
そしてなんといっても、鳥はかわいいし、とっても美しい。
神のデザインセンスは凄い。
と、いう訳で鳥観(バードウォッチング)と言えば必須アイテムは双眼鏡です。
3週間前、遂に1万円くらいのちょっといい双眼鏡を購入。
これはバードウォッチングをしている方のブログや、「野鳥の会」のホームページの情報などを総合し、自分の買える範囲のもので良さそうなのを選びました。
双眼鏡、今まで2千円くらいの適当なのをを使っていましたが、ちゃんとしたやつ、ぜんっぜん違う!!!
アイスでいうと、今までのが「スーパーカップ」で、新しく購入したのが「ハーゲンダッツ」くらい違う。
いや、スーパーカップも美味しいけどね。いっぱい入っているしね。
新双眼鏡で見る世界は、とにかく全てが別世界のように違います。
今回の購入にあたり、双眼鏡についても全然知らなかったので少し調べましたが、やはり知らない事ばかり。
まず、「明るさ」に違いがあるという事自体知らなかったです。
「視野」と「倍率」くらいのもんかな? と思っていました。
倍率は高くてもよくなく、8倍~10倍が初心者向けとの事。
それ以上だと鳥をまず視野に入れるのが大変とのこと。
確かに。
そんなNEW双眼鏡で見る鳥世界は別世界。
全部「小鳥?」と思っていた鳥が、名前のある何種類もの鳥でした!
双眼鏡でみると、模様などもそれぞれ違い、個性も違う。
身近にこんなに野鳥いたのか! という驚き。
野鳥系YouTuberさんのチャンネルも参考にし、鳴き声や特徴などを知る日々。
とっても楽しい・・・。
そもそもですが、「野鳥図鑑欲しいな」と提案してくれたのはパートナーのNさん。
そして鳥観はNさんと共通の趣味になりました。
双眼鏡も取り合いになるので結局2台購入。
里山に行きたい。
公園に行きたい。
水辺にも行きたい。
わくわく。
昨日は近くの公園で、冬鳥の「ツグミ」が見られました。
また、キツツキでおなじみの「コゲラ」にも会いました。
これから色々な鳥と出会えると思うと楽しみです。
まさか、自分の趣味が「バードウォッチング」になる日が来るとは全く予想していませんでしたが、人生の不思議ですね。
野鳥の会ホームページもよく見るようになりそうです。
日本に越冬にやって来ている鳥達の多くが、もうすぐ渡りの時期を迎えます。
来年も元気な姿をみせてくれますように。
きっと。
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