映画 ジョゼと虎と魚たち
映画、ジョゼと虎と魚たちで最後、
彼、恒夫は号泣する
上野樹里は今まで履いていた?みたいな
ピカピカのブルーともパープルとも見える高いヒールの靴を履いて彼と歩く
彼、である妻夫木くんの背を越す勢いの背丈
ジョゼは最後、泣かなかった
妻夫木聡こと恒夫は彼は泣いた、号泣した
たぶん、ジョゼは別れがわかっていた
わかっていたけど、今、を生きることにした
過去でもなく、恒夫とのあり得ない未来でもなく
今を生きると決めていたように思う
でもそれを決めていけなかった恒夫は、別れたくせになくのだ
今の女の前で泣くのだ
別れると気には、ジョゼ以外の女がいたのに号泣するのだ
たぶん、ジョゼは終わることを知っていた
今までの人生で終わることなどなかったから
もしかしたら、もしかしたら今回は違うと思いながらも、でも、きっと(だめなのだろう)と知っていた
だから別れるまえには隠れるように泣いただろう
幸せでも泣いた
そして失ってからは、失ってからも生きた
ジョゼは生きた
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