
自分なりの正解で|まなび場大学生スタッフインタビュー~参加してみて考えたこと、日常に持ち帰るまなび~
大学3年生、就活真っ最中のゆうな。「これまでいわゆる正解しか知らなかったけど、正解を追い求めるだけじゃないんだって気がついた」、まなび場を経てそう感じたと言います。
まなび場の大学生スタッフに、参加のきっかけや感想、そして日常に持ち帰ったまなびや気づきをインタビュー。今回は、2024年9月に行われた「中富良野まなび場2024」の大学生スタッフ・ゆうなにお話を聞いていきます。

願いを込める
――ゆうなは中富良野のまなび場に参加したんだよね。まなび場期間中は、大学生や社会人が共同生活を送るけど、中富良野は特に、暮らしが豊かだなあという印象があるな。

この写真は焚火をしているところなんだけど、夜の時間がとっても好きだった!焚火を囲みながら、みんなで語って。生徒たちやまなび場のことも話すし、お互いの将来の悩みとか価値観とかも。こんな夜を共にしたからこそ、チームワークが築かれたなって思うよ。
――北海道の自然を感じながら、北海道のおいしいものも食べて。町の飲食店に行ったり、自分たちで料理もしたり。そんな暮らしがあってこその、まなび場。今年の夏は参加してみて、どうだった?
私は、去年の夏に上士幌町のまなび場にも参加して、今年の夏に中富良野町に参加したんだよね。同じまなび場ではあるんだけど、開催拠点によってこんなにも違うんだなって。生徒のどの年齢層が多いかという違いで、場の雰囲気が全く変わってくる。小学生が多いなかで、対話を重視するまなび場らしさを、どうつくっていくかを模索したな。

その中で、きよとさんが最終日に「子どもたちが話していることをオウム返しするのではなく、我々が再編集する」って言っていたんだよね。この考えが、まさにまなび場らしさなんだってストンと腑に落ちた。生徒たちと向き合って、私の解釈と彼らに対する願いを込めて返していくということなんだって。
――再編集、たしかに。
この考え方に気がついて、最終日を迎えた。小学生の女の子が参加してくれていたんだけど、もう一度彼女と向き合ってみたんだよね。その甲斐があったというか、お見送りのときに「また来年来るね!」と言ってくれたことがすごく印象に残っているんだ。
もしかしたら、彼女の心の中には悩みやもやもやがあって。小学生だからか、その悩みにも自分で気がついていなかったのかもしれないし、うまく言葉にできなかったのかもしれない。でも、心に残る場をつくれたのは、彼女にとってよかったんじゃないかなと思うな。
正解を探していたけれど
――2回目の参加で、また感じたことがあったんだね。ところでゆうなは、大学3年生ということは就活の時期?
うん。就活もインターンも、バタバタだ!(笑)。
自分はなにがやりたいんだろうとか、どういう業界がいいんだろうとか、いろんなことに悩んじゃって。
でもきっとそれは、私には限られた選択肢しか見えていなかったからなのかもって、まなび場に来て気がついたんだ。まなび場にはいろいろな大学生も、社会人スタッフもいる。そして、育ってきた環境や普段暮らしている環境とは違う北海道の町で過ごすことで、知らなかったことをたくさん知ることができた。

いままでは、どこかで正解を探していたのかも。周りがこう、一般的にはこう、これが普通…。でもそうじゃない。正解なんてないし、もっとたくさんの選択肢がある。たくさんの世界を見ながら、自分の解を出して行動していきたいって思えたよ。
実はね、来年の2月から留学する!もともと、福島県出身で大学で東京にきたのも、いろんなものをみたいと思っていたからだったんだけど。若いうちにいろんなものを見てみたいって、漠然と憧れていた海外に行けることが、とっても楽しみ。
最後に
――来年の夏の期間は、海外にいるからまなび場には来られないってことか…!(笑) ゆうなは、どんな人にまなび場に来てほしい?
説明会に参加して、おもしろいと思ったひと!それだけだ。いろんな人が参加して、北海道の子どもたちと関わりあい、みんなのまなびが多い世界になればいいな。
ハードルを高く感じず、まずは説明会へ!と思います。
――ここまでインタビューに答えてくれて、ありがとう!まさに、まずは説明会に来てほしいね。
「まなび場」は、どんな場所に生まれても、すべての子どもたちが自分のセカイを拡げ、様々な選択肢を知ることができる、そしてすべての子どもたちが自分の可能性を信じ、その選択肢を選べる存在であることを自覚する、そんなことを目指した教育プログラムです。
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