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デンマーク子連れ留学奮闘記:序章

2019年9月から半年、5才の娘を連れて母子ふたりでデンマークへ留学をしていました。

なぜデンマークに留学したのか はこちらを→
2019年9月からデンマークITUで在外研究する話
自己紹介的な記事 はこちらを→
フルタイムワーキングマザーが大学院しかも博士後期課程に進んだ理由

留学滞在中に現地デンマークでリサーチした内容については現在論文や他サイト等で成果まとめ中ですが、その留学を実現するまでの準備やトラブル、現地での生活や子育てなど振り返ってみると我ながら良く乗り越えたなと思えるものだったので、もし他にも子連れ留学を志す方がいたら、留学ジャンルや留学先の国は違えども特に情報収集やトラブル周りは私の経験を参考にしてもらえるのでは、と奮闘記を書き綴ってみることにしました。

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(クリスマスシーズン、ルームメイトと一緒に部屋を飾りつけ)

とても一つの記事にまとまる内容じゃなかったので、まずは見出しを先に起こすことにしてみます。

本当に運が良かったことに、欧州がコロナでパンデミックになる直前の3月頭に全てのスケジュールを終えてスケジュール通りに帰国。渡航前から、帰国後はこの経験を必要とする誰かに伝えるために記事にまとめたりイベント企画したりしたい!と考えていましたが、このコロナのご時世、対面でお会いしたり、物理的に人を集めるイベントやワークショップを企画したりするのはしばらく難しそうですので、note でつらつら書いていこうかと思い、今後書きたい・伝えたいと思っている内容を整理してみました。

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(デンマークデザインミュージアムで人形作りワークショップを楽しむ娘)

この内容は、いつか自費出版でもいいので書籍などでまとめたい!と朧げながら思っていたときに、#cakesコンテスト2020 を見つけ、その応募を兼ねて一気に書きました。(このコンテストの存在を知ったのが今日、および締め切りも今日と知って慌てて執筆中)

Twitter の DM や別の繋がりなどで、母子で子連れ留学を検討しているという方からコンタクトいただくこともあるので、もちろん応募がポシャっても、この経験を忘れないうちにマイペースに書いていこうと思っています。

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今後、書きたいと思っている内容見出し

* 内容は適宜追加・修正の可能性があります。
* 見出しだけだとつまらないかと思い、合間に滞在時の写真を色々挟んでみました。:-)

0. 序章:なぜ子連れで行くのか(本記事後半を参照)

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(デンマークで滞在中、私の大学オフィスで工作する娘)

1. 自分のこれからのキャリア・学び直しを考える
1-1. 学部生時代、情報デザインとの出会い
1-2. 大企業インハウスデザイン時代に感じたデザイン業務での葛藤
1-3. フルタイムワーキングマザーが大学院しかも博士後期課程に進んだ理由
2. TOEIC300台だったワーキングマザーの英語勉強方法(執筆中)
2-1. 育休中に親子で行ったフィリピン・ドゥマゲテでの語学短期留学
2-2. 治安を最重視して決めたフィリピンの学校で得たモチベーション
2-3. フルタイム仕事と育児家事の合間に行った英語勉強法・ツール紹介

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(育休中に親子で行ったフィリピン・ドゥマゲテでの一コマ)

3. デンマーク渡航前の準備あれこれ
3-1. 娘が小学校にあがる前に渡航したい!あれこれ悩んだ渡航スケジュール
3-2. 留学申請の真っ只中に闘病中の実母が亡くなる
3-3. ビザ申請は自分のより娘の方が必要書類・期間ともに大変
3-4. まさかの学生寮が使えないトラブル!日本から遠隔での家探し
3-5. 旧姓利用を貫こうと思ったら想像以上に難しかった話

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(コペンハーゲンに市民登録した際にもらった立派なパンフレット)

4. 渡航中の奮闘劇
4-1. コペンハーゲンに市民登録、全てがデジタル化されたデンマーク
4-2. 開設に2ヶ月かかった銀行口座と現地のキャッシュレス決済事情
4-3. ママチャリで何処にでも行けそう!自転車大国デンマークの快適さ
4-4. 難航した娘の幼稚園探し・北欧に待機児童がいない噂は間違い
4-5. 娘を預けられない時こそ平日を利用して本場レゴランド・レゴハウスへ
4-6. 幼稚園だけでは厳しい時にお世話になったシッターさん達との出会い
4-7. 日本とデンマーク両方で保活を経験して感じたこと
4-8. デンマークでびっくりした育児・教育環境について
4-9. 娘が胃腸炎になった!高福祉社会デンマークの医療事情
4-10. デンマーク生活で苦労した日常の買い物と家事炊事
4-11. 慣らし保育・シッターさんにお願い中に利用したカフェいろいろ
4-12. これがデンマーククオリティ!街中の公園や子どもの遊び場
4-13. 子連れだったからこそ満喫できた美術館・博物館いろいろ
4-14. 娘と楽しんだデンマーク流のクリスマス
4-15. 海外子連れ留学時に持参して助かったもの(執筆中)
4-16. 娘だけ先に帰国した後に堪能したコペンハーゲンのグルメいろいろ

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(娘と行った科学館 Experientarium で、牛の目を解剖するイベントに遭遇)

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(年末、コペンハーゲンが本拠地のデザインスクール CIID の卒制展にて)

5. 帰国してからの振り返り
5-1. 私の変化、娘の変化
5-2. 物価は日本の1.5-2倍、実際にかかった費用について
5-3. あっという間に溶けて消えた前職の退職金と滞在中のお金のやりくり

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(ルームメイトが娘のために実家からおもちゃを持ってきてくれた)

6. 今後やりたいと思っていること
6-1. この奮闘記を書きあげる・まとめる
6-2. デンマーク滞在中のリサーチ内容をまとめる
6-3. デンマークで知り合った企業・人と仕事をつくる
6-4. 娘と訪れたデンマークでの記録写真を何かしらまとめる or 展示する

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(娘の人生初スキーは廃棄物処理発電施設 CopenHill の屋上でした)

余談:ちなみに、CopenHill は屋上がスキー場になっているという、ちょっと日本では考えられないような規模とコンセプトの廃棄物処理発電施設で、2019年10月にオープンしたばかりの建物です。

トヨタがラスベガスで行われた CES 2020 で発表し話題になった富士山麓に建築予定のスマートシティを担当するデンマーク人建築家のビャルケ・インゲルスのデザインです。

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0. 序章:なぜ子連れで行くのか

すでに家庭を持っている方が留学したい場合、選択肢は以下になるかと思います。

1. 家族を置いて単身留学
2. 家族みんなで留学
3. 配偶者のみ残して子連れ留学

その中でも、あえて難易度が高い「3. 配偶者のみ残して子連れ留学」を選んだのは、子どもに色んな経験をさせてあげたいから!それに尽きます。

1. 家族を置いて単身留学」だと、旦那さんにワンオペ育児を課してしまうことになりますし、「2. 家族みんなで留学」では、配偶者の仕事の調整が難しいです。

悩んだ末、我が家では半年の留学期間のうち最初の四ヶ月を「3. 配偶者のみ残して子連れ留学」として、私がデンマークでワンオペを頑張り、後半残り二ヶ月は旦那さんに娘を連れて帰ってもらって日本でワンオペを頑張ってもらう「1. 家族を置いて単身留学」というバランスにすることで、この半年の留学期間を乗り越えました。どの選択肢にしても家族の理解と多大な協力なくしては本当に難しかったです。改めて家族に旦那さんに感謝です!

どの選択肢でもメリット・デメリットがあり、その人・家族にあった形があると思いますが、親が頑張っている姿を子どもに見せることが、一番子どもにとって人生を考える勉強になるかなと感じ、私の好奇心と行動にかなり振り回されてもらいました。喧嘩することもたくさんありましたし、幼稚園が見つからなかった時は研究が全然進められず泣きそうになること多々でしたが、本当にたくさんの方に助けて頂いた半年でした。

実際に娘がこのデンマーク滞在をどう感じたかについては、もう少し成長してから、またきちんとヒアリングしてみたいなと思いますが、絶対に記憶に残るであろう年長という時期に、娘を連れて渡航できたのは本当にタイミング的にもチャンス的にも恵まれました。

この経験を、私たちだけのものにするよりも、広く社会にシェアした方が色んな方のモチベーションを刺激することになるのではと思い、奮闘記をしたためたいと思います。

せっかく note で書いているので、気が向いた記事から書いていって、上記の見出しにリンクを貼っていく形にしようと思っています。いいねやシェア、サポートで応援してもらえると、続きを書く励みになるのでよろしくお願いします!

コエリ こと 岡田恵利子

デンマーク子連れ留学奮闘記:序章 終わり

#親子留学 #子連れ留学 #デンマーク #子連れ留学奮闘記 #選択的夫婦別姓 #cakesコンテスト2020




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Eriko Okada / KOERI
よろしければサポートして頂けると嬉しいです! いただいたサポート費は ・デンマーク滞在中は主に娘のシッター代・お菓子代 ・帰国後は研究調査費・報告イベント開催などの足し にさせて頂ければ幸いです!よろしくお願いします :-)