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渡米前のお勉強

Michigan Rossには、Fast Track in Financeというプログラムがあります。

7月末までに、
・Accounting
・Finance
の2つのオンラインコースをCourseraというプラットフォームで受験し、一定以上の成績で終えることで参加できます。
このプログラムでは、必修の基礎科目であるAccountingとFinanceをすっとばして、ValuationやCorporate Financeの授業を受けることができます。

合格前からこのプログラムの存在は知っていましたが、ファイナンスバックグラウンドがある人のためのものだと思い、あまり気に留めていませんでした。
しかし、よく見ると、
・ファイナンスの実務経験がなくても大丈夫
・コンサルなどのAnalytical skillが必要な業界に行く人にもオススメ
と記載がありました。
6/2最終出社で、渡米の7/29まで暇だし、やってみるかということで申し込みました。

費用

AccountingとFinanceそれぞれのオンラインコースに、$475かかったので、合計$950でした。
なかなか高いですが、莫大なMBAへの投資額からより多くの学びを得るための追加投資と思えば、まあいいかなと思って払いました。

Accounting

所感

このオンラインコースは、割と簡単でした。
当方の会計知識としては、
・簿記三級
・商社時代に会計の研修を受けた
・商社時代に課の決算業務を1年ほどやっていた
くらいでしたが、その知識で十分いけました。
コース自体は、6/5から、毎日1-2時間ずつやって、6月中に終わりました。

内容

・B/S、P/L、C/Fの基礎知識
・損益認識
・減価償却、のれん
・前受収益、偶発債務
・自己株式
・○○比率
あたりがカバーされていました。はじめて見る内容もありましたが、オンラインコースで丁寧に説明されているので、理解できました。
コースは7つのモジュールに分かれていて、各1つテストと、最後に期末テストがあります。このテストは2回まで受けられ、全て80%以上を取ることが合格の条件とされていました。1回目で60%を取ってしまい、2回目に受けて80%を超えました箇所もありました。
会計は主観的なので、エラーやバイアスが入ってる(Accrual Accounting =Economic reality + Measurment error + Bias)というのが印象的でした。どのようなエラーやバイアスが入りがちか、理解をして会計情報を読むと、また違った視点で分析できそうだなと思いました。偶発債務をどこまで計上するか?とか、減価償却どれくらいするか?とか。

Finance

所感

こっちのオンラインコースは、けっこう難しかったです。Accountingの方は商社時代に触れていましたが、Financeは予備知識ゼロだったので、その影響もあったと思います。
恥ずかしながら、そもそもAccountingとFinanceがどう違うのかわかってませんでした笑
教授いわく、「Financeは未来を考え、Accountingは過去のことを整理する。だからFinanceの方が断然おもしろい。」と、Accountingをディスってました。
6月末からはじめて、毎日1-2時間かけてやってましたが、後半から間に合わなくなってきて、7月中旬〜末は1日かけて勉強する日も多かったです。

内容

・現在価値、将来価値
・NPVとIRR
・キャッシュフロー
・債券(国債、社債)
・株式
・リスクの考え方と統計学の基本
・Diversification、Beta、CAPM
・WACC
あたりがカバーされてました。
コースは9つのモジュールに分かれていて、各2つテスト(計18個のテスト)があります。Accountingと違って、テストは1回までしか受けられません。しかし、同じモジュールの2つのテストの内容はほぼ一緒なので、1つ目がダメでもしっかり復習して、2つ目でリベンジできます。
Accountingと違って、何%以上で合格かの目安は示されていませんでした。当方は1つの試験で40%を取ってしまいましたが、他は70%〜100%くらいでした。
特に印象に残ったことは、以下のポイントです。
・やっぱ複利ってすごい増える。
・ファイナンス関係のExcelの式がたくさんある。しかも、使うのは意外と簡単。
・ファイナンスの評価はすべて相対評価。投資対象がNext best alternativeに比べてどの程度のリターンを出すかが見られている。

結果

8/4に、無事Fast Track in Financeのプログラムに合格した旨のメールが来ました。そして、参加するかを8/6までに選択する必要がありました。
理解度に不安がある場合はプログラムに参加しないという選択肢もありましたが、やってみることにしました。
気合いで食らいついていこうと思います。

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