まだ観てないけど映画「パラサイト」をオススメ
こんにちは。お久しぶりの青木です。今回は映画「パラサイト」を絶対に観に行った方がいいというお知らせです。僕はまだ観てないんですけど。
この映画は2019年公開(日本では2020年1月10日公開)の韓国映画で、第72回カンヌ国際映画祭ではパルムドール受賞をしました。その他にもゴールデングローブ賞をはじめ様々賞を総ナメしており、アカデミー賞にもノミネートされました。
僕は好きな映画監督が2人います。「インターステラー」「インセプション」のクリストファーノーラン監督、そしてこの「パラサイト」の監督、ポンジュノ監督です。ポンジュノ監督は代表作に「グエムル-漢江の怪物」「殺人の追憶」「母なる証明」「スノーピアサー」などがあります。アジアの監督の中では間違いなく1番売れています。
ポンジュノ監督はもう本当に凄いです。何が凄いって色々凄いんですけど、僕が特に凄いと思うのは、とてつもなく独特で濃厚な魚介スープのラーメンみたいな空気感、ストーリーです。そしてコアな世界観、空気感でありながらもそれをエンターテイメントとして成立させる力が凄まじい。やりたいことをやっている!という感じが凄いするのにすぐに万人を世界に引きずり込む力強さ、包括力があり、成立させる、という点においてとんでもなく細い線のうえの綱渡りをしています。「スノーピアサー」ではストーリーに一貫性が無いように見えますがそれを綿密な計算によってエンターテイメントに昇華させています。
また、普段韓国ドラマやアイドルからは触れられないような韓国社会、人間のえぐみが表現されています。結構汚らしい部分もあり、そうゆうのが嫌いな人にはオススメ出来ないかもしれません。しかし僕は漫画「あずみ」が好きなような人間なのでかなり大好物です。汚らしさはあくまでも手段であり、たまにある「汚らしさがええんじゃ!」という押し付けるような嫌らしさのある作品とは一線を画しています。そこもめちゃくちゃいいです。
とにかく、ポンジュノ監督は凄いんです。ポンジュノ監督の作品は唯一無二です。これからもポンジュノ監督以外にこの感性で作品を作れる人はいないでしょう。その強烈な個性に僕は憧れを抱いています。
今回の「パラサイト」は、僕は出来るだけ前情報を入れないようにしているのであまり内容についてよくわかりませんが、貧富の格差について表現しているということは知っています。アメリカはドナルドトランプが大統領になってから貧富の格差が拡大しているとの調査結果が出ています。今やアメリカの求心力は失われつつありますがまだ影響力はあり、傘下である日本にも影響はあります。アメリカのお尻を追っている安倍政権下の日本も近年、貧富の差が拡大していると言われています。そういったことを知らない人でも無意識に鬱屈とした雰囲気を感じとっていることでしょう。そういった意味でも「パラサイト」は今見るべき映画ではないでしょうか。僕は絶対みます。
あとはなさじ企画で3月26日〜3月29日に公演をやります!是非観に来て下さい。シラカンの公演と共によろしくお願いします。