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たばこの吸殻をレンガに

たばこは人体に百害あって一利なし、なんてよく言われますが

たばこの吸殻は有害な毒素を発生させ環境にも影響を与えています

「自分の体なんだから勝手だろう!」という言い分は通じなくなり通あります

そんな中、たばこの吸殻をレンガ造りに活かすことで、この環境問題に立ち向かおうとする技術が開発されました!

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オーストラリアのメルボルンにあるRMIT大学の開発した焼成土レンガは、たばこの吸殻を1%リサイクルし、通常のレンガと同等の強度を持ち、製造に必要なエネルギー消費量も少ない

吸殻を活用した方が製造エネルギーが少なく済むというのは驚きです。

分析によると、世界の年間レンガ生産量のわずか2.5%がこのレンガを取り入れた場合、毎年の総たばこ生産量を相殺することになります。

研究チームは現在、レンガ製造業界と廃棄物管理業界が一体となって、吸殻のリサイクルをレンガに大量に導入するための計画を策定しています。

タバコの吸殻で作ったレンガを持つアッバス・モハジェラーニ准教授。下記は彼の言葉です。

「レンガに吸殻を焼成することは、この恐ろしい環境問題に対処するための信頼性の高い実用的な方法であり、同時にレンガ製造の生産コストを削減することができます」

「吸い殻が私たちの通りや川、海を汚染するのを止め、有害な毒素が環境に流出するのを防ぐために、私たちはもっと多くのことをしなければなりません。私たちの究極の目標は、吸殻汚染のない世界を実現することです。」

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たばこの吸殻をレンガに使用するとは、驚きのアップサイクルですね!

ポイントは製造エネルギーが少なく済むということ。

これにより製造コストも下げられるので、レンガ製造業者としてもありがたいところ。

そして、コストが下げられるという明確なメリットがあるということは、吸殻を集めるためにコストをかけてもよいということ。

吸殻を指定の場所で回収することでデポジットのようなことができると、ポイ捨ても減らせることができるのではないでしょうか。

日本ではレンガはなかなか使われないものではありますが

この技術を、住宅の外壁に用いられるサイディングに応用できたらものすごく広まるかな、と思います。

また、日本でのレンガを使った建築を考えてみるのもよいかもしれませんね。

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