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ライブレポート|GMO SONIC 2025

邦ロックばかりの中に異色な感想記事をいれます。雑食ゆえの弊害。

2025年1月26日、さいたまスーパーアリーナにてGMO SONIC 2025。

HIPHOPやEDMのパイオニアが集まる祭典が、埼玉で開催されてはや3年。毎年唸るようなラインナップを見せてくれるのだが今年も例に違わず豪華なメンツが揃った。ご時世の円安社会でサマソニやフジロックが例年と比較して海外アーティストが少なかったり、誘致しやすい韓国アイドルが増えてその度にSNSで話題になったりしていたが、そんな世の中に一石を投じてくれるような顔ぶれになったと思う。やはり注目はヘッドライナーのMartin Garrixだが、R3HABやROSEなど1日に収めたら勿体無いくらいのメンツが揃っている。

普段なら開場直後に入場してフルで楽しむなどするが、体力的にも長丁場になるので余裕を持って入場。その時にはちょうどWILYWNKAのアクトが始まろうとしていたところだった。WILYWNKAのことは正直あまり存じ上げなかったのだが、途中『YOKAZE』のイントロが流れてきたところでようやく彼の正体を理解した。

次のアクト、元YG練習生で現在日本を中心に歌手活動を行っているNOA。彼のペンライトを振っているファンの姿がちらほらとみられた。今回撮影可能ということでペンライトを振るのと撮影するので手が足りておらず、慌てふためいているファンの姿が実に滑稽だった。

アイドル枠が続き、JO1から川西拓実、河野純喜、與那城奨が登場した。花道付近にはファンがびっしりくっついて一人残らずカメラを構えていた。11人の曲を3人でやるのは無理があると思いつつ、しっかりと観客を盛り上げて、最後には『WOW WAR TONIGHT』を披露し帰っていった。

JO1の3人ユニットのアクトが終わり、next coming perfomer is…R3HABの名前が表示されると今日1番の大歓声が上がる。徐々にスタンディングエリアがいっぱいになるのをみて人並みだが恐ろしいと思った。今回ソールドアウト公演ではないらしいのだが、これでソールドじゃないなら何を想定していた?と思うくらいには人が溢れかえっていた。
R3HABのアクトではいい意味でクレイジーなアクトとなった。途中、日本といえばの連想なのかマリオのリミックスが入ったり、『Sakura』をやってくれたり、日本で特別なアクトをしてくれる有り難みを感じた。

次は驚きのアクト、Metro Boomin登場した。かなり挑戦的な誘致だなと思った。「世界で最も需要のあるヒットメーカー」の如く、エレクトロニックというよりもHIPHOP要素が色濃く出ていて、アメリカの西海岸っぽいチルい音楽が印象的であった。

次に登場したのはBLACKPINKからROSE。直前まで本当に来るのかわからなかったが、結果的にそこにいた。Aussie感の溢れるヘルシーで元気な女の子って感じでとても可愛かった。ラストは超有名な『APT.』でステージから降りて観客の前まで駆け寄り、花道から帰るという素敵なパフォーマンスを見せる。

ラスト、ヘッドライナーのMartin Garrix。画面から突き出た「+」のモニターが設置されただけで気持ち盛り上がっている気がする。イントロで幼少期からの映像が流れてご本人が登場する。とにかくレーザーレーザーレーザー!かなり序盤から運営本気のレーザーが炸裂していた。

以前はEDMなどのライブにまあまあ行っていたが久々に今回行ってみてやはりこういうエレクトロニックでしか得られない栄養があると思う。邦楽で得られるものと洋楽から得られるもの、EDMから得られるものはそれぞれ違っていて、それぞれ補い合えないものだと思った。EDMへの炎が再燃しかけて、イベント中CMでZedd公演を売り出していたのでちょっといきたくなったりした。


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