COEDAS Dayの裏側は「遠回り」だった
こんにちは。COEDASコーチのきぃです。
わたしが書いているということは、ちゃんとした記事ではないなと、過去のCOEDAS noteを読んだ方は予想がつくかもしれません。
そうです、これからご覧になるのはオッスンが爆速かつ高品質で書き上げてくれたCOEDAS Day開催報告の裏側ストーリーです。
表側はこちら↓
COEDAS Day 3ヶ月前
実は、ほぼほぼ話したことがない関係性も含んだ4人で企画会議がスタート。
ぎくしゃく。ぼそぼそ。
なんなんだ、この空気感は。
あさ8時だから仕方がないのか、それとも関係性がイマイチなのか。
それもそのはず、ビジネスメンバーでありCCOのオッスンの独断と偏見で選んだメンバー。オッスンはみんなと仲良しだったけど、それぞれは正直、まぁまぁな感じ。
そんな関係性もCOEDASにあるんだという事実をここで暴露しつつ、嘘が言えない性格がいい時もあるしそうでない時もあるな、と書きながら思っている。
「とりあえず飲みに行こう!」
と、オッスン。
「そ、そうだね!」
と、他3人。
なんとなく飲み会だけで押し切ろうとしかけたその時、
「実は私たち、まだ関係性がそこまで良くないかもしれないね」
と、誰かが言葉にする。
勇気のいる発言に聞こえるかもしれないが、2人以上の関係性を扱うシステムコーチングの学びをしている私たちは、目には見えない場の空気感を言葉にすることに違和感がなかった。
「そうだね、じゃぁDTAやろっか!」
何を隠そう、感情と関係性を扱い「最高のチーム」作りを支援するプロ集団である我々COEDASは、これは得意領域ど真ん中。
関係性から始める!
それが、この時から合言葉になっていった。
そして出来上がったDTAがこちら。
↑意味がわからない?
それでいいんです。
このメンバーにとって意味のあることが話されることが重要。そして、(すぐ忘れるから)いつでも思い出せるように書き出しておく。
その後の打ち合わせで、何度これを見返したことか。
きっと、さっさとタスクを進めたほうがよっぽど効率的かもしれないが、この「遠回り」が後になって効いてくる。
関係性を扱うプロでも、最初からいい関係性をつくることは難しいのは事実。だけど、立ち戻るべき場所を作り、関係性を明らかにし続けることの重要性を、全員が強く認識していたのも、また事実。
だからこそ、このあとの打ち合わせでもチェックインを大切にして、毎回、趣向を凝らした方法をとりいれたりもした。
そんなこんなで、気づけば怒涛のように日々が過ぎ、10月。オッスン謹製のガントチャートに「完了」の文字が並び始めた頃、
「うーーーん、オープニングムービーね。あったほうがいいよね。」
元ウェディングプランナーの血を騒がせつつ、進行表とにらめっこすればするほど、オープニングが気になる。
動画制作を外注する予算がないことを確認してから、ぼそっと「じゃぁ、私作るよ」と言ってしまった。
さぁ、どうする?
COEDAS Day 2週間前
うっかり「作るよ!」なんて声だしたけど、ノープランで路頭に迷っていた私に、代表のじゅんさんが一緒にやろうって言ってくれた。
ミーティングであれこれ妄想しながら、ふと、
「ねぇ、じゅんさんが超えだした瞬間っていつなの?」
これまたうっかり声にだしてしまった。
「あぁ、いい質問だね」
、、ん?遠くを見ているその視線。
なんか意図しないスイッチが押された感じがしたのは気のせいだろうか?
わたしは、創業してからのこの一年以内の話を聞こうと思ったけど、
どうも彼の目は、もっと前を見ているようだ。
「語り、入れたいなー」
あぁ、YouTubeで本番前に1人インタビュー受けてる映像あるよね、あれね、あれ。なんて1人妄想していたが、
どうも彼の頭は、もっとシンプルなことを考えているようだ。
話が煮詰まってきたので、お互いアイディアを出し合うことにして、待つこと2日。こんな書き込みが飛んできた。
「何度考えても語りたいことが長すぎる。でも伝えたい。」
長すぎる、とは?
はっきり言って何が起きているのか全くわからない。
「オープニングって、短くていいよね。ほら、10秒とか長くても30秒くらいでもいいくらい」と言っていたご本人が、長すぎる、と言っている。
ここで大事なことは、毎秒毎秒、人は変わるのだということ。
こないだ△△って言ったよね
だって⚪︎⚪︎ってメールくれたじゃん
は、過去の話であって、今この瞬間に何が起きているのかに焦点を当て続けることが、きっと意味あるものに辿り着くヒントになる。
とはいえたくさんの葛藤があるわけで、人間だものしかたない。
例えばそれは、「オープニングムービー作ったことないからとりあえずお手本みたいな動画を探して真似て作るのが一番楽だから、無理して語り入れなくてもいいかもね〜、ってそろそろ2週間前切ってるからこのタイミングで方向性変わるのって、え、間に合う?」みたいなゴチャゴチャしたやつ。
それらをドサッっと横に置いて基本に立ち戻る。
「語ったらええやん」
と言い放った私は新潟出身で、この大阪弁もどきは最近一緒に居がちなゆーたに影響をうけているが、そんなことはこの際どうでもいい。
とにかくここは、じゅんさんが語りたいことを全力で出し切ってもらうこと。そう思って次のボールも投げた。
実際のやりとりはこちら↓
そうして出来上がったのがこちら↓
じゅんさんの語りをベースにして「超えだす、声だす、個(を)得だす瞬間」を伝える内容にしたら、4分23秒の長さに。
いやいや、この長さを観てもらえるのか?!と不安を抱えつつ迎えた
COEDAS Day 当日
そんな心配はどこへやら。
70名の参加者をお迎えして始まったイベントの冒頭。
みなさんがじっくりムービーを観てくれたことに、密かに感動していた。
それはもちろん、
じゅんさんの語りが、魅力的だったから。
でも一番感じたのは、
これを作り出す関係性があったから。
きっとこれがなかったら、
怖くてやったことないタスクは請け負えないし
怖くて代表に偉そうな質問なんてできなかった。
私がぼそっと「じゃぁわたし、作るよ」と言えたのも
「じゅんさんが超えだした瞬間っていつなの?」と聞けたのも
それを言える関係性があったから。
これがベースにあるチームが、きっとBestTeamなんだと思う。
COEDASのベースにある関係性は、そこココにはびこり、他にも超えだす人たちを作り続けている。
例えば、
COEDAS Dayのプチギフトとして皆様にお配りしたこちらの珈琲☕️
今回の企画チームの1人でもあるろぺすが用意してくれたもの。コーヒー熱が高じて、焙煎所(ろぺす珈琲)をオープンしてしまうほどの超えだしぶりで、前日に、100袋分を1人で詰め詰めしてくれるほど珈琲愛にあふれている。
他には、
デザイン担当のサッキーは、本番1時間前まで自作のメッセージカードを切っていたり(本業ではきっとやらない仕事だろうな)
8月から3ヶ月にわたり企画チームをリードしてくれたオッスンと、オペレーション周りを一手に引き受けてくれた仕切り担当エリがしゃきしゃき動いたり
当日のスライドショーをその場で作る、というヒヤヒヤする役割を担ってくれたゆうたの姿が胸熱だったり
仙台から駆けつけてくれるほどフットワーク軽やかなやんさんと
やさしさが滲み出る写真家のしばちゃんが愛溢れる写真を合計1240枚撮ってくれたり
もう、noteに書くことを諦めるくらいナイスコエダスな人たちが溢れている。
それはすべて、関係性から始めたからに他ならない。
参加者の何人かに「みんな楽しそうにやってるよね」と言われたのも、きっとここがあるからなんだと思う。
「とにかくヤレ」で、企画を進めることはできたけど、あえて遠回りして関係性をつくることを意識したからこそ、COEDASにとって意味のある1周年記念になったのだと思う。
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