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メンバーが2名卒業しました。/ForGood経営日記

メンバーが2名、For Goodから卒業しました。
デザイナーとマーケターの2名です。まだ実感が湧かないので、noteを書いてみようと思います。

最後の日の、あるチームmtgの様子

【ゲンゲン】入社して1ヶ月後、福岡の展示会に出展するときに家に泊めてあげたのに「Codyさんの家、汚いですね」とズバズバ言ってくるような素直で憎めないヤツ
【ちゅん】毎日の日報で、気まぐれ日記欄を作って「今日はミスドの新作を食べて美味しかったです」などを呟く、日報をツイートがわりに使ってたヤツ

2人はなにをしていたのか

2人は、外部の会社から「ベンチャー企業留学(修行みたいなもの)」という形で、昨年7月末にFor Goodにジョインしました。
創業期は少数精鋭で事業推進をしているため、1人が入ることの組織や事業に及ぼす影響は、正負を問わずとても大きく、
For Goodとしても、このような形でメンバーを受け入れる試みは初めてで、どうなるかは分からない中での挑戦でした。

しかも2人は「デザイナー」「マーケター」という肩書きは持ちつつも、23卒の社会人経験0の新人。「受け入れるかどうか」半々の気持ちで、2人を受け入れるかどうかのプレゼンの場に臨みました。

ただ、数ある選択肢の中からFor Goodを選んでくれた2人の自己紹介プレゼンを聴き、すぐに熱意と素直な人柄に惹かれて受け入れを決めました。

ジョインした後は、それぞれデザイン領域、マーケティング領域の仕事を徐々に依頼しつつ、ユーザーの声やサービスを理解した上でのクリエイティブを作ってもらうために、積極的にユーザーと接する仕事も依頼しました。

その後、2人のスキルを見つつ、2ヶ月面談(2ヶ月ごとに各メンバーと行っている中長期を見据えた1on1)の中で、定期的に担当する仕事の内容を変えていきました。

卒業する時に伝えてくれたメッセージ

2人がFor Goodを卒業するときに、将来ジョインするメンバーのためにチームの在り方を改善すべく、「6ヶ月働いてみて率直に感じた①For Goodの組織としてのよかった点②改善できる点」を伝えてもらいました。

ここでは、せっかくなのでその一部を、そのまま公開します。(もちろん秘密保持義務の範囲内で)
「For Goodで働くとはどういうことか」が、手触りのある形で感じられるのではないかと思います。

マーケターの卒業生から

①FGで働いてみて良かった点・組織の仕組み
いつでも質問・疑問を聞ける雰囲気
ーフルリモートではどうしても質問しにくい雰囲気があるがFor Goodはそれがまったくない
色々な業務に触れられるマーケティングからエンジニア、デザインまで幅広い分野に触れられた。
ーここまで経験を増やせる留学先はあまりないのでは?と他の人のスキルシート(経験をまとめたシート)を見て感じた。具体的に目指す数値やスケジュールを細かく(日・月単位で)管理している
ー自分はどこを何日までにやらなければならないのかが明確。皆さんから積極的に意見をいただける環境
ー自分の作品や考えに対してどうしても立ち止まってしまうことが多かったですが、チームで改善点をいただける機会が多い。業務の種類と量の調整
ー自分がパンクしそうなときには他のメンバーがメルマガ担当してくれたり、自分が苦手でもあるお問い合わせなどを他のメンバーが担当してくれたりと業務がどんどん自分のやりやすい方向に改善してくれたこと。

>>>彼はマーケターとして入ってきたものの、マーケターかエンジニアかwebデザイナーか、と、今後のキャリアについて悩んでいたので、とりあえず色んな仕事を任せる中で、「自分自身のことをよく知る」ということを目標の一つに走り切った6ヶ月でした。

②FGで働いてみて改善できる点・組織の仕組み
サイトの裏側の仕組みを理解している人が対応すべき仕事は、その人がやった方が良い。
For Goodは話しやすい雰囲気がめちゃくちゃあるが、やっぱり対面の方がコミュニケーションが取りやすいと感じた。

>>>現在、For Goodのメンバーは、東京・福岡・香川・熊本・沖縄など、全国各地でリモート勤務とオフライン勤務のミックスをしています。組織の一体感を出すにはやはりオフラインがいい一方で、パソコン一つで出来る仕事の業態ならではの、リモート勤務の良さも、取り入れられるところは取り入れていきたい。都度都度、忖度なく率直に意見をくれて、とても助かりましたありがとう!

デザイナーの卒業生から

①FGで働いてみて良かった点・組織の仕組み
【デザイナーとして】
・多岐にわたる分野(web領域やグラフィック領域、UI/UXなど)のデザインに取り組めて、スキルアップとしていい経験となった。
→留学という制度でしかこういった。幅広い業務の経験はできないので一度でも経験することができたのがよかった
・ユーザーとの距離が近く、実際の声を見たり聞いたりすることができたのがよかった
・長期的な制作ではなくスピード重視の制作が主だったため、結果的に自分の制作スピードが早まった。
・アナリティクスを確認したいというマインドを身につけられた。デザイナーでも確認するべきだと思えるようになった
【メンバーとして】
・職種を超えてみんなとの繋がりが持てる。
Slackのやりとりが盛んで、返信が何日もないという事象が全くなくオンラインでも明るい雰囲気を感じていた。
⇨学生時代、インターンで他のベンチャー会社にいたとき、デザイナー以外の社員との交流がほぼなかった。そこもSlackは盛んだったけど身内ノリが多く入り込めなかった。オフラインだったけど、インターン生としては孤独感を感じていたし自分がそこの会社のメンバーだと思えなかった(ただインターンとして働いているだけ)ので、オンラインでも自分はFGのメンバーだと感じることができるのはすごくいい雰囲気をつくり出していると思った。

>>>彼女は、実践的な経験こそないものの、デザイナーとしての基礎力はある程度ある状態で入ってきてくれたので、自分の殻を破って経験からの実践的な学びを得てもらうために、どんどん現場に入って制作してもらいました。
スタートアップのスピード感や、社会人としての基礎、チームでの働き方など、多くのことを吸収した6ヶ月だったと思います。

②FGで働いてみて改善できる点・組織の仕組み
・ある程度デザインスキルがあり独立して行える人じゃないとFGのデザイナーとして働くのは少しきついのかなと思う(領域の広さやスピード感に対して)
⇨人によって得意な領域や制作のスピード感が全く違うため、「どの領域を得意としているか」「どのくらいの工数で完成できるか」をとにかく確認するのが今後大事な気がする。
・デザイナーが必要とするツールは与える
⇨必要性を熱弁しないといけなかった思い出がある
Illustratorはデザイナーが入ってきた段階で契約していただくのが良い
・figma(サイトデザインなど)
・XD(サイトデザイン)
・Illustrator(グラフィック)
・Photoshop(写真加工)
・依頼するときは要件定義が一番大事
⇨作った後に一から作り直しは無駄な工数になる&気持ちも悲しい
依頼する前にまとめ切る・依頼内容の修正はない状態で依頼

>>>事業を成長させつつ、ユーザーの方にとって少しでも安く質の高いサービスを提供するため、常に経費削減を徹底的に行っているので、何かツールを導入するときや施策を打つ時は絶対に必要性を明確にするようにしているのですが、さすがに厳しすぎたところがあったな、と思います。改善します!
あと、クオリティに関しても、納得できないものを出すのがめちゃくちゃ嫌なので、最初の方は何回も差し戻しをかけてしまいました、、
サービスのクオリティを保つのはとても大事なのでそこは譲らない、という部分はありつつ、俺も案件定義の仕方が雑な部分もあったな、と反省することも多く、この機会に自分も成長させてもらいました。ありがとう!

2人が残してくれたもの

そんな2人がFor Goodに残してくれたものは、数多くあります。
本当にこの6ヶ月で、驚くほど成長したと思います。

その中でも、代表的なものをいくつか紹介したいと思います。

▼FOOD EXPO KYUSYU出展時の諸々(ポスター制作・チラシ制作など)

2人にも実際にブースに立って接客をしてもらいました。少し辿々しい対応だったけど、周りのブースの出店者の方々や、九州の優しい来場者の方々が支えてくれました。あと、チラシ配りをお願いすると、他のブースの方々に可愛がってもらって、配ったチラシの数より多くの美味しい試食を食べさせてもらって喜んで帰ってきてました。(笑)

▼名刺制作

シンプルかつ愛着のあるデザインでお気に入り

▼For Goodアカデミーの記事執筆(新記事を何本か/リライト)

▼STAND FOR GOOD企画(サイト設計と、各動画/記事作成)

クラファン挑戦者の「その後」や「今後の志」に迫った1分インタビューを集めた企画。とてもいい動画が揃っているので、ぜひご覧ください!

▼FOR GOODアワード2023企画(サイト設計と、各記事執筆)

▼FOR GOOD統計データ(データ分析/サイト設計)

こうしてみると、改めて、色々あって一瞬で過ぎ去った6ヶ月でした、、!

最後に

この2年弱で、何名かのメンバーがFor Goodを卒業してそれぞれの道へ羽ばたいていき、それより多くの新しいメンバーがFor Goodに入ってくれました。

事業は、ひとりの力では成り立たないと、常々感じます。

まずは、今まで様々な形でFor Goodの歴史を作ってくれたメンバーに改めて感謝したいです。いつも支えてくださるユーザーの方々並びに関係者の方々も、ありがとうございます。

また、今のところまだ、これまでネガティブな理由での離職者や休職者を出していないことがチームとしての誇りの一つです。(もちろん、離職や転職、休職が必要なケースもあると思っているので否定しているわけではありません)
今後も、より飛躍するために挑戦を続けようと思っているので、その反動で組織としても大きな困難が何度も何度も立ち塞がると思いますが、For Goodのバリューの一つ「あかるく」を忘れず、まずは自分達が全力で楽しみながら働ける組織を作っていきたいと思います。

2人とも、改めて、6ヶ月間ありがとう!お疲れさまでした!
またいつか一緒に仕事しよう!

作ったポスターが届いてオフィスで喜ぶ2人

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