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【thymeleafについて】
Thymeleafは、Javaアプリケーションで使われるテンプレートエンジンで、HTML、XML、JavaScript、CSSなどのファイルのテンプレートを生成するためのツールです。特にSpring Frameworkと組み合わせて使われることが多いです。
Thymeleaf: Javaアプリケーションのテンプレートエンジン
1. Thymeleafとは?
Thymeleafは、Javaアプリケーションで使用されるテンプレートエンジンです。主にHTMLテンプレートを生成するために使われますが、XML、JavaScript、CSSなどのテンプレートもサポートしています。Thymeleafは、Webアプリケーションのビューを簡単に生成できるように設計されており、特にSpring Frameworkとの統合が得意です。
2. Thymeleafの主な特徴
自然なテンプレート
Thymeleafのテンプレートは、ブラウザでそのまま表示可能なHTMLファイルとして作成できます。これにより、デザインとテンプレートの作成がスムーズに行えます。
エクスプレッション言語
Thymeleafは、テンプレート内で変数の値を動的に埋め込むための強力なエクスプレッション言語(Thymeleaf Standard Expression)を提供します。
条件分岐と繰り返し
<th:if>や<th:each>などの構文を使って、条件分岐や繰り返し処理をテンプレート内で簡単に実現できます。
国際化サポート
Thymeleafは、国際化(i18n)をサポートしており、異なる言語や地域に対応するためのテキストの翻訳やフォーマットを簡単に管理できます。
3. 基本的な使い方
Thymeleafを使った基本的なHTMLテンプレートの例を見てみましょう。以下は、Thymeleafのシンタックスを使用して変数の値を埋め込む方法の例です。
<!DOCTYPE html>
<html xmlns:th="http://www.thymeleaf.org">
<head>
<title th:text="${title}">タイトル</title>
</head>
<body>
<h1 th:text="${header}">見出し</h1>
<p th:text="${message}">メッセージ</p>
</body>
</html>
このテンプレートでは、${title}、${header}、${message}というプレースホルダーがあり、実行時にそれぞれの値が埋め込まれます。
4. Springとの統合
ThymeleafはSpring Frameworkと非常に密接に統合されており、Spring Bootアプリケーションでの設定も簡単です。以下は、Spring BootアプリケーションでThymeleafを使用するための基本的な設定方法です。
@SpringBootApplication
public class ThymeleafExampleApplication {
public static void main(String[] args) {
SpringApplication.run(ThymeleafExampleApplication.class, args);
}
}
@Controller
public class HelloController {
@GetMapping("/hello")
public String hello(Model model) {
model.addAttribute("title", "こんにちは");
model.addAttribute("header", "Thymeleafのサンプル");
model.addAttribute("message", "これはThymeleafのデモです。");
return "hello";
}
}
5. まとめ
Thymeleafは、Javaアプリケーションでテンプレートを生成するための強力で使いやすいツールです。自然なHTMLテンプレートを作成し、動的なコンテンツを簡単に埋め込むことができます。特にSpring Frameworkと組み合わせることで、柔軟で強力なWebアプリケーションの開発が可能になります。