3Dプリントのあんちょこ
数センチのものでも3Dプリントするのに30分程度の時間がかかる場合があ るので、作業に入る前に参加者にその旨をお伝えします。これにより、参加者は作業を始める前に3Dプリントに取り組むかどうかを判断し、取り組む場合は時間配分に考慮して作業をすすめることができます。
◾️Tinkercadで3Dデザインを作成する。
(概要)
TinkercadはTinkercad は、3D デザイン、電子工作、コーディングのための無償 Web アプリです。この製品は、デザインのグローバル リーダーであり、技術を創造するオートデスクが提供します。
(手順)
参加者は、Tinkercadのウェブサイトにアクセスして、「ログイン」をクリックし、「クラスコードを持つ学生」を選択します。次に、主催者から提供された「参加コード」を入力し、「ニックネームで参加」を選択し、ニックネームを入力します。ニックネームは通常、パソコンの番号(3桁)に設定されます。
次に、「作成」をクリックして、「3Dデザイン」を選択します。
基本シェイプからソリッドを選択し、作業平面にドラッグします。
ソリッドを選択して、拡大、縮小、移動、回転、または削除することができます。
視点を変更する方法も確認しましょう。
次に、基本シェイプから穴を選択し、作業平面に移動します。ソリッドと重ねてから「グループ化」ボタンをクリックすると、ソリッドに穴が開くことを確認できます。
必要に応じて、ソリッドを組み合わせて3Dデザインを作成します。
最後に、エクスポートをクリックして、3Dプリント用の「.stl」を選択し、ダウンロードします。
◾️FlashPrint5でスライスデータに変換する。
(概要)
FlashPrintはFFF(フィラメント溶解製法)方式3Dプリンター向けに開発されたスライサーソフトです。簡単な操作でスライスデータに変換できるため、初心者の方でも取り扱いやすいスライサーソフトです。
(手順)
ダウンロードした「.stl」ファイルを選択して開きます。
次に、「移動」と「回転」の機能を使用して、印刷しやすい位置にモデルを配置します。
その後、スライスを実行します。この際、「ラフト」の「ラフトの有効」は「いいえ」に設定し、スライスを選択します。
スライスのプレビューを表示し、推定プリント時間を確認します。また、レイヤーのバーを操作して、モデルが浮いていないかなどを確認します。
推定プリント時間が長すぎる場合は、「スケール」の機能を使用してモデルを縮小し、再度スライスを実行します。
適切な形状と推定プリント時間が得られたら、「ローカルに保存」を選択し、「.gx」ファイルを保存します。
◾️Adventurer3で3Dプリントする。
(概要)
Adventurer3は非常にコンパクトで場所を取らない、3Dプリンターのエントリータイプです。
(手順)
まず、フィラメントの残量を目視で確認します。
次に、タッチスクリーンから「樹脂交換」を選択し、フィラメントが繋がっている場合は「フィラメントの押し出し」を行います。フィラメントが折れている場合は、「フィラメントの樹脂交換」を行います。
ビルドプレートが正しく装着されているかを確認します。
その後、パソコンからUSBメモリで保存された「.gx」ファイルをコピーし、USBメモリーを3Dプリンターに差し込みます。プリントを選択し、USBメモリーからファイルを選択して印刷を開始します。
特に最初の数分は、ビルドプレートに正しくプリントされているかを確認し、問題がある場合は停止してやり直します。
プリントが終了したら、ビルドプレートをプラットフォームベースから取り外し、曲げてモデルを取り外します。
最後に、参加者にモデルを渡します。
完成したモデルの写真を撮影するのを忘れないでください。
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