見出し画像

【Indeedトレース#2】バックエンドの基礎を知ろう!

1. イントロダクション

Bubble.ioは、プログラミング不要で高度なWebアプリケーションを構築できるノーコードプラットフォームです。その中でもバックエンドは、アプリのデータ処理や外部連携において重要な役割を果たします。本記事では、Bubbleのバックエンドにおける基本概念を学び、実際のトレースで作成したDBをもとに、プロジェクトで役立つ知識をご紹介致します!

こんな人におすすめ!

  • Bubbleを使い始めたばかりの初心者

    • データベースやワークフローの基礎を学びたい。

  • ノーコードで本格的なアプリを作りたい方

    • フロントエンドだけでなく、バックエンドの役割も知りたい。

  • APIや外部連携に興味がある方

    • 他のサービスとのデータ連携を学びたい。


2. バックエンドの基本概念

バックエンドとは何か?

バックエンドは、アプリケーションの「裏側」でデータの処理や外部連携を担当する部分です。ユーザーが入力した情報をデータベースの保存や、必要に応じた外部APIからのデータ取得を実行します。

Bubbleにおけるバックエンドの特徴

Bubbleでは、コーディングなしでバックエンド機能を構築可能です。以下が主な特徴です:

  • データベース操作: UIを通じて簡単にデータを作成・編集

  • サーバーワークフロー: 時間や条件に応じた自動処理

  • API連携: 外部サービスとデータをやり取り


3. Bubbleでのバックエンドの構成要素

データベース

データベースは、Bubbleのバックエンドの中心です。例えば、以下のように設定します:

  • データタイプ: 「ユーザー」「商品」など、情報の種類。

  • フィールド: データタイプごとの詳細項目(例:名前、価格)。

  • リレーション: データ間の関係性を設定して効率的に管理。


DBの設定画面

APIワークフロー

APIを利用することで、外部サービスと連携できます。たとえば、天気予報APIを用いてアプリ内に天候情報を表示することが可能です。Indeedをトレースするにあたり、実際に使用したAPIに基づいて、次回記事で深掘る予定です!

サーバーワークフロー

サーバーワークフローを利用すると、トリガーやスケジュールに基づいてバックエンドで処理を実行できます。例えば、毎日特定の時間に通知を送信するタスクを設定できます。


4. 実践:簡単なバックエンド構築

ケーススタディ 1: ユーザー登録データの保存

  1. フォーム作成: フォームに名前やメールアドレスを入力する欄を設置。

  2. ワークフロー設定: 「Submit」ボタンをクリックした際にデータベースに保存。

  3. デバッグ: 保存したデータが正しく表示されるか確認。

ケーススタディ 2: 自動メール送信

  1. データベースにメールアドレスを保存

  2. サーバーワークフローを作成: トリガーを設定し、登録時にメールを送信。

  3. メールテンプレート作成: Bubbleの「Send Email」アクションを利用。


5. バックエンドの活用アイデア

よく使われるユースケース

  • ECサイト: 商品の在庫管理や購入履歴の記録。

  • 会員制アプリ: ユーザーのポイント計算やランキング表示。

  • 通知機能: ユーザーのアクションに応じたプッシュ通知。

高度な機能

  • プラグイン活用: API接続を容易にするBubbleプラグインの利用。

  • ワークフローのネスト: 複雑な処理を分割して管理。


6.実践編

Indeedのトレースにあたり、実際に構築したDBをご覧頂きます。


Indeedトレースで実装した広告掲載企業の情報DB
Indeedトレースで実装した掲載広告のDB

ここで注目して頂きたいのは、掲載広告のDBに関して、data typeが記載されている欄にCompany Informationが記入されていることです。これがリレーショナルと言われる概念で、Job Listingを通じてCompany Informationの情報を引き出せるようになります。

これを、Repeating Groupに実装します。
まず、以下にRepeating Group内の構造を示します。

Repeating Group内の構造

Repeating Gruop内のDB指定については、それぞれのエレメントに対して、以下のような設定をすることが必要です。注目してほしいポイントは、各論的に以下に解説していきます!

Repeating GroupのAppearance設定

Type of contentについては指定したいType nameを選択します。
Data sourceについてはSearch for <指定したいType name>を入力します。

内部にTextを持つGroupのAppearance設定

内部にTextを持つGroupのAppearance設定については、
Type of contentについては指定したいType nameを選択します。
Data sourceについてはCurrent cell's <指定したいType name>を入力します。

情報を表示させたいTextのAppearance設定

Text内のInsert Dynamic Dataより、Parent Group's <指定したいType name>を入力します。

以上で、Repeating Group内に正常にDB内の個別情報が表示されました!

Repeating Group内に正常にDB内の個別情報が表示された実例

今回は、Bubble.ioのバックエンド基礎とそのRepeating Group内の応用について取り上げました!Bubbleのバックエンドを使えば、複雑な処理もシンプルなUIで実現可能です。まずは小さなプロジェクトから始め、徐々にスキルを高めましょう。是非、CODELESSの記事を活用しながら、次のアプリケーション開発に挑戦してください!

いいなと思ったら応援しよう!