「コード教育プロジェクト」にシニア聴講生として参加して

▢はじめに

名古屋文理大学では、単位修得を必要としない一般の人向けに聴講生として、大学生向け授業科目を学生と一緒に受講するオープンカレッジがあります。
この制度を使い、情報メディア学部でソフトウェアを学ぶ中でScrachやViscuitを教わり、また2020年度から小学校でプログラミング教育が始まることも知りました。
そんな中、大学内で「コード教育プロジェクト」がスタートすることとなり、先生方のご理解も頂き、私たち聴講生も参加できることになりました。
このプロジェクトで一緒に活動するなかで、感じたことや今後への希望について述べます。

▢活動全般

多様な教材がある中で、Ozobotを採用したことは、良かったと思います。
こどもたちが取っつきやすく、最初のハードルが低くなったと思います。
更に教える側ではハードがあることでOzobotにペンを持たせ、紙に絵を描かせるアイデアが生まれ、Ozobotフェスで好評でした。
また実施する中で気づいたカラーコードについても、もっとこどもたちに分かり易くすることや、色覚多様性への対応を考え「ひらがな」「絵表示」化を進める成果も生まれました。

▢今後への希望

これから情報化社会をリードしてゆく学生さんたちへの期待
1.保護者への対応(保護者の不安軽減)
プログラミング教室の開始に当たっては、冒頭義務教育化について少し紹介がありましたが、教室が終わった後一部の保護者からは不安を伝える方も見えました。
また、ハードを含めたIoT化についても質問がありました。
保護者も、国が進めるプログラミング教育について知らないことが多いと思います。
説明会などで保護者に安心感を持ってもらうことも役割と思われます。
2.小学校への対応(教師への協力)
小学生を応募してプログラミング教室を開催してきました。現実を見ると、小学校の先生たちは今でも忙しいと思われます。この負担を減らすためにプログラミングの出張授業とかを提起したい。
例えば、稲沢市には小学校が23校あります。年に6回、学生達が手分けして訪問授業をすると、各学校には4年に1回まわれることになります。
定期的に開催するので自分たちのレベルアップが一層図れることもできます。
実現にはいろいろ制約もあると思われますが、可能ではないでしょうか?
(山本&清水 記)

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