グローブジャングルの思い出
幼い頃、両親が共働きだったので、保育園に預けられました。
園庭で、地球儀を大きくしたような、回転するジャングルジム(グローブジャングルと呼ぶらしい)で遊んでいた時のこと。
友だちの回すスピードが早くて怖くなり、両手を離してしまいました。
次の瞬間、地面にうつ伏せの状態で着地するようなポーズで飛ばされました。
顎を強打し、先生に抱き抱えられて、病院に連れて行かれました。
出血もしていたと思います。
手術台に寝かされた時の、丸いライトの白さを鮮明に覚えています。
結果、顎を数針縫う大ケガになってしまいました。
正面から見ただけではわかりませんが、今もその傷痕が微かに残っています。
結局、保育園も辞めてしまい、両親のいない日中は、親戚のおばさんが面倒を見てくれました。
父も母も心配したことと思います。
今、各地の公園から、グローブジャングルのような回転する遊具や、動く遊具がどんどん撤去されている、と聞きます。
子どもが指を切断する事故が起きたり、老朽化したせいで。
自分の周りでも、ほとんど見かけなくなりました。
怪我をした身で言えた義理ではありませんが、ちょっと寂しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?